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公開前の映画情報コミュのスター・トレック

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「スター・トレック」 Star Trek
 09年5月29日、丸の内ルーブルほか公開
 09年アメリカ  パラマウント配給
 上映時間:126分  日本語字幕:未確認
 監督:J.J.エイブラムス
 出演:クリス・パイン、ザッカリー・クイント、レナード・ニモイ、エリック・バナ
    ブルース・グリーンウッド、カール・アーバン、ゾーイ・サルダナ、サイモン・ペッグ
    ジョン・チョウ、アントン・イェルチン、ベン・クロス、ウィノナ・ライダー
    クリス・ヘンズワース、ジェニファー・モリソン
 http://www.startrekmovie.com/intl/jp/


「スター・トレック」です。1966年に米国でTV放送が始まり、全部でTVシリーズ5本、映画化10本が製作され、「トレッキー」と呼ばれる熱狂的ファンを持つ作品です。けど、私にとってみれば、「スタートレック」は、「深夜にふとTVをつけると何かやってて、異星人と出会って交流したり戦ったりしているうちに、静かに1時間終わってしまう。未だに彼らが何者で、何の目的で、どこに向かってるのかすらよくわかってない」というレベルのものでしかありません。その新作が、「LOST」「クローバーフィールド」のJ.J.エイブラムスによって"re-imagenation"(再構想)されたと聞き、「その程度のレベルの私でも楽しめるのか!?」という視点で鑑賞してまいりました。

<あらすじ>
幼い頃、惑星連邦軍艦隊の優秀なキャプテンであった父親を亡くしたジェームズ・T・カーク(クリス・パイン)は、自暴自棄になりケンカに明け暮れる日々を送っていた。そんなある日、カークは父を知る人物と偶然出会い、数百名の命を守るために自らの命を落とした英雄としての父親の存在を初めて知る。そして、そのことをきっかけに父親を超える存在になるため、惑星連邦艦隊への入隊を志願する。だが、入隊から3年の月日が流れてもカークはトラブルメーカーとなるばかり…。そんなある日、緊急事態が発生! カークは士官候補生に紛れて惑星連邦軍戦艦・USSエンタープライズに乗り込む。しかし、そこでは予想も出来ない事件が、カークとUSSエンタープライズを待ち受けていた――。
(「cinema cafe.net」より引用)


今作は、66年放送の初代オリジナルTVシリーズの、さらに前の話。カーク船長の出自からスポックとの出会い、さらに2人の友情が育まれるまでの、いわば「ビギンズ」ですな。

結論から言えば、面白かった! ビギナーレベルの私ですら、えらく楽しめました。それだけでなく、これは想像にすぎませんが、トレッキーの方々も十分楽しめるデキではないか、と。J.J.は、オリジナルを自分の中で消化して、それをうまく再構成していると感じました。

冒頭のギャグのような出産シーン(笑)には不安をかき立てられましたが、その後のカークとスポックの少年時代で彼らがどんな子供だったか、どんな環境で育ったかが描かれていきます。ここでの静と動、静と騒、冷静と無鉄砲の対比の表現がうまい。

正反対の2人がどう出会い、どのような出来事を経て、オリジナルシリーズの設定に繋がっていくか。それが物語の軸になっています。SFモノに見えて、主軸は主人公2人の成長・友情物語です。個性的なキャストも、USSエンタープライズの船内で上手にまとめられています。

それと、スペースオデッセイらしからぬ、地上でのシーンがかなりあります。酒場での殴り合いやナンパ、カースタント、異種格闘技のようなベッドシーン(笑)まで、かなり人間臭い。宇宙SFモノって、結局宇宙船の中の出来事がほとんどなので、広いようで世界が狭くなりがちですが、この作品は地上でのシーンをうまく入れて人間ドラマに仕立てることで、世界観を広げることに成功しています。

実は、かなり笑える映画でもあります。合間合間にコミカルなシーン、会話が挟まり、結構ドタバタもあり、試写会場では笑いが常に起こっていました。

J.J.がインタビューで「私はスタートレックよりスター・ウォーズの方が好きだった」と語っているように、場面場面でSWを想像させるシーンが出てきます。トレッキーじゃない監督がメガホンを取ったことで、バランス感覚のいい作品に仕上がったのかな? けど、エンドロールではちゃんと従来のファンの心をくすぐる粋な演出まで用意。

これまでのクールなイメージのスタトレとは違う、若くてアツいスタトレが楽しめると思います。

キャストでは、道化的な役割でしゃべくりまくるサイモン・ペッグが異彩を放っていました。敵役のエリック・バナはかなり異色のメイクで登場。実は私、最後まで彼だとは思いませんでした。

なお、J.J.及びスタッフは、すでに続編のシナリオに取り掛かっているそうです。ここでは触れませんでしたが、本作の物語の重要なプロットである"あること"のおかげで、全くオリジナルな話になるそうです。


私的採点:4.5点寄りの4.0点(5点満点)


               09年5月1日 ヤクルトホール

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