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公開前の映画情報コミュの「ミュンヘン」

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「ミュンヘン」06年2月4日公開
  アスミック・エース配給
  監督:スティーヴン・スピルバーグ
  出演:エリック・バナ、ダニエル・クレイグ
  http://munich.jp/

1972年、ミュンヘン五輪の選手村にパレスチナゲリラが乱入、イスラエル選手団11人を殺害した事件。その報復のためにゲリラ暗殺に動いたイスラエル情報機関モサドのメンバーの姿を描いた、実話の映画化です。スピルバーグはこの作品でアカデミー賞3度目の監督賞を狙っているとか。

話題作だけあって、よく試写会で姿を見かける「王様のブランチ」映画コーナーのLilicoさん、フジTVの佐々木恭子アナに加えて、NHKの石澤典夫アナ(多分)も来場していました。

選手の姿を装って選手村に侵入するゲリラたち。イスラエル選手の部屋を襲い、銃を突きつけ、抵抗する選手の頬を打ち抜き、人質に取る。それを我先にと伝える世界中のメディアたち……。緊迫のオープニングは見応え満点です。

その後、報復を決めたイスラエル政府は、1人のモサドの地味な職員が「報復部隊」のボスに選ばれる(名が知られていない方が動きやすい、との理由で)。まだ人を撃ったことがない男(エリック・バナ)が、「人を殺す」行為に悩み、試行錯誤しながら、徐々に暗殺のリーダーシップを取って行く姿が緻密に描かれます。暗殺前の手に汗握る緊張感、挟み込まれるちょっとしたウィット、疑心暗鬼にかられながら行われる情報源とのやり取り……。2時間44分の長丁場があっという間です。

エリック・バナ以外はあまり有名でない役者さんばかりを使っていて、それがまたリアリティーを増幅させます。アテネ、ロンドン、パリ、マルタなどヨーロッパ中の都市でロケが行われ、ちょっとした観光気分にも。

……こう書くと、非の打ち所のない作品のように思われそうですが、最後の40分でスピルバーグお約束の「家族との愛・絆」が前面に押し出されます。まあ、"外れのない"流れなのですが、どうもそれまでの雰囲気と若干ズレた感じがしてしまいます。緊迫感でずっと押し通した方がいいような気がするのですが……。これぞスピルバーグ流ということでしょうか。

いい映画ではあると思うのですが、オスカー監督賞まではどうかなぁ。今から7時間後に発表されるゴールデン・グローブ賞でも、監督・脚本賞にはノミネートされたものの、作品賞で"予選落ち"しちゃったからなぁ。


私的採点:3.5点(5点満点)


                   1月16日 スペースFS汐留

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