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公開前の映画情報コミュのインクレディブル・ハルク

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「インクレディブル・ハルク」 The Incredible Hulk
  08年8月1日、スバル座ほか公開
  08年アメリカ、ソニー・ピクチャーズ配給
  上映時間:112分  日本語字幕:松浦美奈
  監督:ルイ・レテリエ
  出演:エドワード・ノートン、リヴ・タイラー、ティム・ロス、ウィリアム・ハート
     ティム・ブレイク・ネルソン、タイ・バーレル
  http://www.sonypictures.jp/movies/theincrediblehulk/


マーベルのアメコミが原作で、03年に製作された「ハルク」は、監督のアン・リーがその後「ブロークバック・マウンテン」でアカデミー監督賞に輝くなど羽ばたいたのと裏腹に評判が芳しくなく、続編が作られることはありませんでした。そこで、お話をすべてリセットして、最初から撮り直したのが今作。監督は「トランスポーター」のルイ・レテリエになり、主演はエリック・バナからエドワート・ノートンにスイッチです。

米軍の"人間兵器"開発に協力していた科学者ブルースは、その試験中に大量の放射能を浴びて、感情が高まると肌が緑色で驚異的な力を持つ超人に変身する特異体質になってしまった。その力を利用しようと企む米軍の追跡から身を隠し、ブラジルで感情をコントロールする訓練をしながら治療の道を探していたが、そこにも軍の手が……。何とか逃れて帰国し、かつての恋人と再会するが、今度は人間兵器実験で特殊部隊員が怪人アボミネーションに変身、2人に襲い掛かる。

実はこの粗筋の最初のハルクになるまでの経緯は、モンタージュで駆け足ですべて見せる演出にしています。時間にしてわずか1、2分。

私自身はハルクにはあまり詳しくありませんが、数あるアメコミ物の中でも、「ハルク」は主人公が超人に変身してしまうのを望まず、自分の"もう1つの姿"に苦悩する特異なキャラクターとして描かれていると聞きます。ファンにしてみれば、この流れはおなじみの展開なのかもしれないけど、ハルクに詳しくない人が観たら、主人公がハルクに変身してしまった苦悩、恋人と離れ離れになってしまった悲しみを共有できないんじゃないかなぁ。

編集もどこかヘン。ブツ切り感が強いというか。ストーリーはかろうじてつながるけど、一瞬前後がつながらず「へっ!?」と思った場面もありました。

劇中に登場する変身したハルクはすべてCGで描かれています。ヒューマンなクリーチャーの造形をフルCGで見せるには、やはり生々しさに限界がある。この作品より前に、9月下旬公開の「アイアンマン」を観賞したのですが、鉄製の被り物をして演じた「アイアンマン」の方が、よほど生々しく感じられました。確かに言葉をしゃべらず、表情で悲しみなどを表現するアンチヒーローを描くのは難しいかもしれないけど、いまひとつ努力がほしかった。

思うに、日本人ってハルクのキャラが好きじゃないんじゃないかな? 苦悩を抱えたヒーロー像は日本人の好みかもしれないけど、人間的なリアルな造形のヒーローって日本人は苦手だし(どちらかというと2頭身だったりアニマルチックな方のウケがいいように思う)、どう描いても日本ではウケないような気がする。

これはすでにあちこちで書かれているからOKだと思いますが、ラストで今後「アイアンマン」とコラボすることを予想させるシーンが出てきます。ほかのマーベルコミックのヒーローと共演させ、スーパーマンやバットマンが共演したDコミックの「ジャスティス・リーグ」のようなものを作ろうとしているんだろうけど(マーベルでは「アベンジャーズ」と言うそうですね)、こういうのは周囲の期待が高まって実現するからファンは喜ぶのであって、最初からそういうのを匂わせるのはつい鼻白んでしまうなぁ。

主演のエドワード・ノートン、個人的にはなんか優男、貧弱キャラのイメージがあって、どうもイマイチ。

あと、ウィリアム・ハートが軍の司令官を演じてるんだけど、老けたなぁ。今後、こういうキャラになっていくのかな……。


私的採点:2.0点(5点満点)


                   7月2日 スペースFS汐留

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