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公開前の映画情報コミュのザ・マジックアワー

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「ザ・マジックアワー」
 08年6月7日、日劇PLEXほか公開
 東宝配給  上映時間:136分
 監督:三谷幸喜
 出演:佐藤浩市、妻夫木聡、深津絵里、綾瀬はるか、西田敏行、小日向文世、寺島進、戸田恵子
     伊吹吾郎、寺脇康文、谷原章介、中井貴一、鈴木京香、香川照之、天海祐希、唐沢寿明
  http://www.magic-hour.jp/


映画が2、3本撮れそうな豪華キャストを揃え、監督・キャスト総出でフジテレビ出演のプロモーションに忙しい、三谷幸喜監督作品5作目です。タイトルの「マジックアワー」は、太陽が地平線に落ちてから暗くなるまでの、空が一番美しく見える時間帯のことを指す映画用語だそうです。解説とか読んでいると、どうやらこのタイトル先にありきで物語が作られた様子。

小さな港町・守加護(すかご)。そこを牛耳るギャングのボス・手塩(西田敏行)の手下である備後(びんご=妻夫木聡)は、ボスの女であるマリ(深津絵里)に手を出した。ボスから、命と引き換えに「デラ冨樫をここに連れて来い」と命じられた備後は、彼の素性も知らずに「知り合いなんです。すぐ探してきます」と安請け合いする。ところが、デラ冨樫は敵対する組織が雇った伝説の殺し屋だった! いくら探してもデラ冨樫を見つけられない備後は、売れない三流役者・村田(佐藤浩市)を「映画の撮影をするから」と芝居を打って、守加護に連れてくる。すっかり信じ込んだ村田は、ゴム製のピストル片手に手塩の元に向かったのだった−−。

予め申し上げておきますが、私、三谷幸喜作品はあまり観ておりません。TVドラマはほとんどゼロだし、映画はコレと「ザ・有頂天ホテル」、それに脚本の「12人の優しい日本人」くらいでしょうか。そういう「三谷幸喜フリーク」じゃない人間から観た感想とお考えください。

いい意味で漫画チック、現実感の薄いコメディとして楽しめました。コメディの常道を行くお約束の展開、予想通りのクライマックスだったけど、その後に来るラストのカタルシスが思ったよりあった(この時点で三谷監督の狙いにハマっている!?)、スッキリした気分でスクリーンを後にできました。そういうドタバタコメディの雰囲気を楽しめる人なら、満足ゆく1本になると思います。

ぽっかり空いた時間を潰すには最適の1本かもしれません。けど、2時間16分は暇潰しにしては長いよなぁ。

それに、「有頂天ホテル」の中に登場するキャラクターを1シーンだけカメオ出演させていました。ファンの人は喜ぶんだろうけど、私は監督の狙いすぎのいやらしさというか、そっちの方を強く感じてしまった。

この作品に関して、三谷作品を数多く観ている知り合いに感想を聞いたところ、「作品を取るたびにクオリティーが落ちているような気がする。有頂天ホテルの時も思ったけど、他の映画を元ネタとしている部分が多く、それがリスペクトではなくパクリのレベルでしかない。この作品も、プロットが過去の洋画(題名聞いたけど忘れちゃった)とソックリ」とのたまってました。とある映画評論家の方も「私は全然ノレませんでした」というお話でした。そのあたり、他のファンに人はどう見ているのか気になります。まぁ、多分、あのノリが好きなファンなら、圧倒的に賛成派なんでしょうけど。

本格コメディは初めて、という話の佐藤浩市は、やっぱり他の作品と同じ佐藤浩市でした。オチャラけた役を演じる妻夫木聡は、やっぱりどう観ても演技がヘタ。その他のキャストは曲者揃いだけど、群を抜いて存在感を見せ付けたのは、やっぱり戸田恵子でした。ホテルのマダム役で、初め「これ、誰なんだろ」と思って後でパンフを見てビックリ。この化け方に「この女優さん、やっぱりスゴイ」と率直な感想。他では伊吹吾郎もなかなかよかった。


私的採点:3.0点(5点満点)


                    4月28日 東宝試写室

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