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公開前の映画情報コミュのナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記

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「ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記」
                National Treasure/Book of Secrets
  07年12月21日公開
  07年アメリカ  ウォルト・ディズニー配給
  上映時間:124分  日本語字幕:戸田奈津子
  監督:ジョン・タートルトーブ
  出演:ニコラス・ケイジ、ダイアン・クルーガー、ジョン・ボイト
     ハーヴェイ・カルテル、エド・ハリス、ジャスティン・バーサ
     ブルース・グリーンウッド、ヘレン・ミレン
  http://www.disney.co.jp/movies/nt2/


ジェリー・ブラッカイマー製作の歴史の謎解きアクション第2弾。監督は前作と同じ、キャストも主要メンバーに加え、エド・ハリスやアカデミー賞女優ヘレン・ミレン(「クイーン」)らを加え、さらにスケールアップしています。

歴史学者であり、トレジャー・ハンターでもあるベン・ゲイツ(ニコラス・ケイジ)の祖先に、リンカーン大統領の暗殺犯の一味であるという嫌疑がかけられた。犯人が残したといわれる日記の一部が発見され、そこに彼の祖先の名が記されていたというのだ。伝え聞いていた話と違う説を聞かされ、ゲイツは祖先の疑惑を晴らすために、今はケンカしている恋人のアビゲイル博士(ダイアン・クルーガー)らとともに謎解きに乗り出す−−。

1ドル紙幣に隠された謎、表に出てこない米国裏面史、フリーメイソン、NYの地下に隠された財宝などなど、1作目はある種"トンデモもの"といえるテーマでしたが、この手の話、私大好きです。そしてこの2作目も、そのトーンを貫き通してくれました。

自由の女神の松明に刻まれた謎の文字、バッキンガム宮殿とホワイトハウスの執務室に設えられた机に隠された秘密、謎の古代木簡、大統領4人の顔が彫られたラシュモア山の地下にある秘密宮殿−−といった、トンデモもの好きの心をくすぐるアイテムが続々と登場し、その濃密さは1作目を凌駕するほど。

ジョン・ボイトとヘレン・ミレンという2人の芸達者が別れた夫婦(ゲイツの両親)役で登場し、反目して丁々発止するシーンもなかなか楽しい。

ただ、前作で私が少々不満に思った、「観る側に考える時間を与えるいとまもなく、次々と謎を解いて話が進んでいってしまうこと」まで、前作を踏襲していました。「おいおい、そんなに簡単にわかっちゃうなよ!」と突っ込みを入れたくなるほど、謎を切っては捨て、切っては捨てで一直線にエンディングに向かってしまいます。前半で謎を謎のまま残しておいて、後半の伏線にするとかしておけば、その謎をあれこれ考えて楽しむことができるというのに……。

テンポよく話を進めるために、困った時に必ず天から降ってきたように助っ人が現れたり、「そんなうまいこと行くかいな……」と思うような都合のいい展開になったり、という面が少なからず見られたのも残念。知的好奇心をくすぐる作りより、ジェットコースター的展開を重視したのでしょうが、若干どっちつかずの面がありました。トンデモものの謎解きに徹底した方が、好ましいものになったような気がします(「ダ・ヴィンチ・コード」のようになっても困るのですが……)

ただ、今年の正月映画大作の中では、エンタテインメント性では一番楽しめる作品になっているのは確か。年末理屈抜きで楽しみたい、という選択肢ならオススメできる1本です。


私的採点:3.5点(5点満点)


                      12月7日 TOHOシネマズ六本木ヒルズ

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