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公開前の映画情報コミュのヘアスプレー

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「ヘアスプレー」  Hairspray
  07年10月20日公開
  07年アメリカ  ギャガ・コミュニケーションズ配給
  上映時間:117分  日本語字幕:戸田奈津子
  監督:アダム・シャンクマン
  出演:ジョン・トラヴォルタ、ミシェル・ファイファー、クリストファー・ウォーケン
     ニッキー・ブロンスキー、クイーン・ラティファ、アマンダ・バインズ、ザック・エフロン
  http://hairspray.gyao.jp/


オリジナルは「ピンク・フラミンゴ」などで知られるカルト映画の鬼才ジョン・ウォーターズのコメディ映画。それを原作にブロードウェイでミュージカルになり、さらに「キャプテン・ウルフ」などのアダム・シャンクマンの手によってミュージカル映画になりました。

主人公の女性の母親は、ウォーターズの作品であの怪女(!?)ディヴァインが演じて以来、歴代男性が演じておりますが、今作では何と、ジョン・トラヴォルタがノリノリで着ぐるみの巨体を揺らしています。

60年代のボルチモア。ちょっと太目で明るい高校生トレイシーは、歌とダンスが大好き。その実力にも自信があり、TVの音楽&ダンスショー「コーニー・コリンズ・ショー」を見ながら、いつか自分もそのスタジオに立つことを夢見ている。そんなある日、「コーニー・コリンズ・ショー」が出演者のオーディションを開催、トレイシーももちろん参加する。太目のルックスで審査員からダメ出しを食らうが、彼女の実力に目をつけた番組のホスト役のコリンズの推薦で、ついに番組レギュラー出演をもぎ取り、番組の人気者になる。彼女に主役の座を奪われることを心配した、メンバーの中心的存在アンバーのステージママから様々な嫌がらせを受けるが、トレイシーは持ち前の明るさで乗り切ろうとする−−。

粗筋には書きませんでしたが、物語の柱は人種差別問題です。「コーニー・コリンズ・ショー」では、通常の日と別に「ブラック・デイ」と称して黒人だけが出演する日を設けています。つまり、白人と黒人を一緒に画面に登場させない、という措置です(当時としては当たり前だった)。後半、トレイシーはこの垣根をなくすために走り回ります。

とはいえ、社会問題の湿っぽさとは全くの無縁。ご機嫌で明るい60年代のナンバーとダンスが全編で繰り広げられ、見ていて「いつも明るい気分でいれば社会問題もなくなるんだ」という気分にすらさせられます。小難しい社会問題を扱った映画が多い中、こういうノー天気な映画は貴重かも。

キャラクターも立っています。マンガから飛び出してきたような陽気なトレイシーを演じるニッキー・ブロンスキー(写真中・右)は、歌いながらアイスクリームを作る「コールド・ストーン・クリマリー」でアルバイトしているところをスカウトされたとか。黒人たちのリーダー役のクイーン・ラティファや、ステージママ役で、49歳とは思えない若さと色っぽさを振りまくミシェル・ファイファーも魅力的。

そして、話題の、6時間かけて太った女性の特殊メイクを施した姿で歌い踊る、母親役のジョン・トラヴォルタ(中・左)は、出てくるたびについ微笑んで(苦笑!?)しまいます。彼は「サタデー・ナイト・フィーバー」「グリース」以来、"色がついてしまう"とミュージカル出演を断り続けたそうですが、この役にはOKを出したとか。確かにコレなら過去のイメージとは無縁ですね。

しかし、私が一番愛すべきキャラだと思ったのは、父親役のクリストファー・ウォーケン(右)。もともとミュージカル俳優とはいえ、マフィアのボスや精神異常者など、コワもて&おかしな役での映画出演が多かった彼が、こんなにキュートな父親を演じるとは! 特に、ラストに近いシーンでは、思わず「キャー!」と声を挙げてしまいそうなほど可愛かった(笑)。

とにかく楽しくハッピーな気分になれる2時間を保証します。


私的採点:3.5点(5点満点)


                        8月14日 ギャガ試写室スカイシアター

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