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公開前の映画情報コミュの監督・ばんざい!

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「監督・ばんざい!」
  07年6月2日公開
  東京テアトル/オフィス北野配給 上映時間:104分
  監督:北野武
  出演:ビートたけし、江守徹、岸本加世子、鈴木杏、吉行和子
     宝田明、藤田弓子、内田有紀、木村佳乃、松坂慶子
  http://www.office-kitano.co.jp/banzai/

北野武、13作目(ビートたけし名義含む)の監督作品です。前作「TAKESHI'S」は観客を混乱の極みに叩き込みましたが、今作は果たして、それに輪をかけたような印象でした。

映画監督のキタノは、得意のバイオレンス作品を撮らないと宣言してしまった。小津安二郎風、昭和30年代もの、恋愛モノ、ホラー、忍者ものなどなど、さまざまなジャンルに挑戦するが、思わぬアクシデントが起きたり、思い通りに行かず、次々挫折する。

……非常に中途半端な粗筋ですが、だいたいここまでで映画の半ば。後半からそのストーリーから完全に脱線して、ナンセンスギャグの世界に邁進していきます。

前半のさまざまな映画を再現していく部分は、過去の監督へのオマージュなどが込められていることは何となく(あくまで何となく)わかるのですが、後半はほとんどTV番組のショートコントの寄せ集めのような感じ。私が持った印象は『「ドリフの大爆笑」をスクリーンで見せ続けられた』です。

好意的に見れば「カオス」を作り出しているとも言えますし、これが北野武監督の"映画というもの"に対するひとつの回答だとしたら、それに文句を言うつもりはありません。けど、私はそういうのを見るならTVで十分だな。むしろ「映画作りに迷ってるんじゃないかな」という印象の方が強い。

「TAKESHI'S」の方が、分からないなりに「答えのないクイズを解いてやれ」というような意欲を掻き立てるような面がありました(TAKESHI'Sの映画感想はココ→http://mixi.jp/view_diary.pl?id=46908019&owner_id=1335869)。けど、今作にはそれも見つけられませんでした。

あまり北野作品を見てるわけじゃないのでアレコレいえませんが、「北野武」という監督は、海外の評価の高さが支えていた面があると思います。賛否両論だった「TAKESHI'S」に続いて、この作品。今後、評価がどのようになるのか気になります。

ギャグそのものは、まぁ……(笑)、笑えないわけではなかったんだけど……。苦笑というか、たけしのギャグを微笑ましく見守る、というか……。

あ、関係ない話ですが、同日に公開が決まり、「たけしvs松っちゃん」で注目されている松本人志第1回監督作品「大日本人」は、マスコミ&一般試写を一切やらないようです(カンヌでは回すそうですが)。見たかったのですが、仕方ない。


私的採点:1.5点(5点満点)


                 4月24日 映画美学校第1試写室

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