ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

赤っ恥光画倶楽部コミュのホワイトバランス調整の活用

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ホワイトバランス、これについて説明するにあたり避けて通れないのが「色温度」という概念です。

私自身もさほど詳しくはなく、矛盾点や勘違いもあるかもですがその点は平にご容赦を。

引用も多いです。

長いです。


まずはとっかかりとして、

「光には色がある。」

こう言ってしまえば当たり前なのですが、それが顕著に表れるのはどんな時?っていうのを考えてみる所から始めましょう。

例えば、同じ太陽光でも正午と落日時の光の色は明らかに違います。

正午の光がニュートラルだとするならば、落日時の光の色はかなり「赤」に偏っています。

(夕焼けの色がなんで赤いのか、そのあたりは中学校での理科の時間を思い出してください。)

また、蛍光灯と裸電球の光の色の違い。

太陽が沈み切った後の薄暗い光は、何故か青みが強い。


と、自然光ではその時刻、人工光ではその機器の種類や特性によりその光の赤みが強かったり、青みが強かったりという場合が多々あります。



ここで登場する概念が「色温度」

光の3原色はレッド、グリーン、ブルーの3つなのですが、色温度の概念はグリーンを外してレッド、ブルーの二つで考えます。


写真の話から離れた例えで申し訳ないのですが、鉄を加熱する、刀鍛冶の風景を想像下さい。

鉄は熱を帯びると自ら発光します。

温度の低い赤い光から始まって、ふいごを使ってどんどん加熱してやると鉄の発する光は赤から限りなく白に近づきます。

それ以上加熱したら溶けちゃうのかもなのですが、ここでは溶けない事にしてさらに加熱。

白を超えると青白く光る。


…大ざっぱな説明ですが、これが色温度の概念です。

小難しいウィキペディアさんの文章を引用すれば、

「色温度は、表現しようとする光の色をある温度(高熱)の黒体から放射される光の色と対応させ、その時の黒体の温度をもって色温度とするものである。」

…らしいです。


温度というからにはその数値単位も存在するわけで、K(ケルビン)という単位を用います。

ケルビンというのは熱力学温度(絶対温度)の単位として用いられ、日本で主に用いられているセルシウス温度(摂氏)との差分についての説明はここでは割愛します。


概略としてですが、

「正午の太陽光などの白色光は概ね5000〜6000K、それより低くなると黄色→赤(真っ赤で1800K)、それより高くなると青みがかってくる…」

とだけ頭に入ればいいです。
(私の頭にもそれだけしか入ってません)




では写真の話に戻りましょう。


今のデジタルカメラにおいては、環境光の色温度を測定して自動的に補正してくれる機能がついております。

フィルムカメラの時代には、カラーメーターで光の色温度を測定してそれを補正するための赤もしくは青のレンズフィルターを用意、選択して…などという非常に面倒な作業をしていました。

今のデジカメは、コンパクトデジカメにもオートホワイトバランスなる機能がついており、カメラが勝手に補正してくれる、と〜っても楽ちんになった訳です。


ただ、機械側のそれと撮影者の意図が必ずしも常時一致するわけではありません。


裸電球ばっかりのBARとかの人物の肌の色を白色光のように補正したい。

夕暮れ前、光線がわずかに赤みがかってきた中で白い花を撮りたいが、赤みを帯びた白を補正したい。

日が沈んだ直後の、まだあたりは見えるがなんか青っぽく写ってしまう。

逆に、夕焼けの赤をもっと強く表現したい。


こんな場合に、ホワイトバランスの調整を思い出してください。

各社、各カメラによってその操作方法は様々ですが、ホワイトバランスという名は多分各社共通だと思います。

視覚、感覚頼りでいいので、ちょいとお手持ちのカメラのホワイトバランスをオートからマニュアルに切り替えて試してみましょう。

蛍光灯モードとか、裸電球モード、色温度を数値で直接変えていくモード、場合に応じて使い分けてみると面白いと思います。



プロ、ハイアマチュアの人は様々な光線環境下で色温度をニュートラルに設定する為の道具として「18%グレー標準反射板」なるものを持っています。

写したい被写体のなるべく近くでその反射板をかざしデジカメでそれを狙い、その反射板の色が標準の白色としてホワイトバランスのプリセットを行います。

これは白色のコピー用紙などでも代用できますが、コピー用紙も質によりいくらか白色具合に差異がありますので、贅沢を言えば18%グレー標準反射板が欲しい所です。
(私は、持っていない。)


また、夕焼けの表現としてわざと色温度を赤めに設定する(夕焼けモードとかは自動的にこれを行ってくれるモード)

白色の被写体を写すための、より白に近づける手段としてのホワイトバランス調整。


普段の写真に加えるひと工夫として、ホワイトバランスの調整を加えてみるのはいかがでしょうか。

撮影の表現が、なお一層広がる…と思うのです。



余談

ソニーのCMOSセンサーのデジカメ、光量が少ない環境では青っぽくなりやすいです。

なんでかわかんないけど、それがソニーのデジカメで一番嫌いな所。

オリンパスブルーのように綺麗な青ではなく、くすんだような青。

もちろんホワイトバランスを操作して補正するのですが、これなんでだろうなあ。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

赤っ恥光画倶楽部 更新情報

赤っ恥光画倶楽部のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。