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赤っ恥光画倶楽部コミュのフィルターの話でもしてみようか

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 デジタルカメラが蔓延し、撮影する画像に対しさまざまな電子的なエフェクトをかけることが可能となってきましたが、あたしゃどちらかというとレンズに装着するフィルターが好みです。

 中でも、電子的なエフェクトでカバーが出来ない場面は多々あり、これを使えるタイプのカメラでは是非とも積極的に利用して欲しいものです。

 そんなフィルター類ですが、特にこれは使うだろうと思うものを何点かご紹介。

 ポケットに入るタイプのコンパクトデジカメではなかなかこれらを使う事が困難なのですが、アダプターを購入するとかの工夫で使用可能になる場合もあるようです。
 詳しくはカメラの説明書やメーカーのホームページ、問い合わせ窓口にてお願いします。


 では、偏見に満ち溢れたおいら好みのフィルターのご紹介です。


{PLフィルター}

 偏光フィルターとも呼ばれます。
 このフィルターは、光の進入角度の制限を行うフィルター。
 その特性から、全体的な光量が落ちるのですが、光の進入角の制限、調整を行うことにより水面やガラスに写る光の乱反射や映り込みを抑えることが出来ます。
 たとえば池の鯉を撮影しようと思っても、水面の反射のせいで鯉が撮れない、ショーウィンドウの中のものを撮影したいけどガラスに反射する景色が写って邪魔・・・などの局面に威力を発揮します。

 また、空気中の水蒸気の乱反射も抑制できるため、景色、特に青空などをくっきり青く表現するなどのコントラストを高めた撮影が出来ます。

 カメラ以外で使われている偏光ガラスとして、サングラスやめがね、スキーのゴーグルなどがあります。
 スキー用のゴーグル、サングラスなら快晴時の雪面の眩しさを抑えるため、下から入ってくる光を抑制していたりといった具合です。


{NDフィルター}

 減光フィルターと呼ばれ、カメラレンズに入る光の量を抑制するフィルターです。
 なんでわざわざ光の量を減らすの?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、カメラの絞りを精一杯閉じてもまだ明るすぎるっていうシーンがたまに存在するのです。

 例えば快晴時の環境光が豊富な場面において、絞りを開けて被写界深度を狭めたくても露出オーバーになってしまい絞りが開けない。
 川の流れをシャッター速度を遅くして糸の束のように撮影したいけど明るくてシャッター速度が遅く出来ない。

 こんな局面で使用します。

 濃さの度合いによりND2、ND4、ND8、ND400などの種類があって、ND2なら光量1/2、ND400なら1/400となります。
 ND2なら1絞り、4なら2絞り、8なら3絞り分暗くなると考えることが出来、その分絞りを開放できる、もしくはシャッター速度を遅く出来るという事になります。
 2枚重ねで使用する事も出来ましょうが、試したことはないです(笑)

 当方所有はND4とND8。
 ND400なんざ何処で使うんだ?重ねて日食撮影くらいしか思いつかない(笑)
 (9絞り閉じた効果があるとの事。)
 日中にも分単位でのシャッター開放、バルブ撮影などの長時間露光撮影が出来そうです。

 ハーフNDという四角い板のフィルターもあり、これは撮影面の部分的な光量を落とすのに使用されます。
 例えば、山や海に沈む夕日や昇る朝日。
 太陽、地平線から上の部分のみ暗くして下の部分は光量を落としたくないという場面に使います。
 測光をスポットに変更して使用するなどの工夫が必要で、用途は限られますが朝日、夕日の撮影を好む人には必要かもしれませんね。



 以上、この二つのフィルターについては、デジタルカメラの電子的なエフェクト、画像補正でも再現は理論的に不可能で、使える環境にある人は是非とも常備しておいて欲しいフィルターだと思うのです。
 NDについてはちょっと特殊な撮影手法にての使用となりますが、PLフィルターはわりと多くのシーンで役に立ちます。

 また、デジタルカメラでは、ホワイトバランス補正やカラー補正機能が装備されているので必要無いのですが、フィルムカメラでの撮影において適切なホワイトバランスの設定を行う色温度変換フィルター(LBフィルター)、色補正フィルター(CCフィルター)などもあります。

 特にLBフィルターは室内光源の色温度が極端に自然光とは異なる場合(例えば裸電球のシャンデリア、工業用の水銀灯や蛍光灯)での適切な色合いを表現するために必要とされる局面で用いられますが、どのシーンでどれだけ補正をかけるかという点においてこれは難しいです。


 また、モノクロフィルムや赤外線撮影なんぞに使うものもあるのですがここでは割愛します。
 一般的でないしねえ。


 

 さて、フィルターといえば光量抑制だけでなく、さまざまな効果を演出できるものも多数あります。
 使ってみるとこれちょいと面白いんでねえの?っていうフィルターのご紹介。



{ソフトフィルター類}

 会社によってはさまざまな呼び方があるのでしょうが、一般的にはソフトフィルターと大きくまとめられます。
 強さは種類により様々ですが、画像に霧のかかったような効果を演出することが出来ます。
 画面全体が白っぽく明るい感じが出て、また花や人肌などの質感を柔らかく表現したり出来る効果が期待できます。
 このフィルターの特徴として、望遠にするほど効果が強くなるという事があり、望遠で効果が出すぎる事もあるので、強弱2種類をそろえておくと便利でしょう。
 
 手間のかかる化粧をせずに済むので、女の人には喜ばれるかもし・・・もう色々とスマンカッタ。
(フォーカスを完璧にあわせて女の人を撮影したら後で殴られたとかいう笑い話はカメラ屋の常。)

 人物ポートレート、花などの写真によく用いられます。

 この後書くクロスフィルターとの併用での効果がちと楽しみ。
 どのような場面で使うかという問題もありますが(笑)



{クロスフィルター類}

 このフィルターは、画像の明るいポイント(ハイライト)に十文字、6方向、8方向などの光条を演出するフィルターです。
 イルミネーションやろうそくの光などの暗い所で光るものに対して主に使われる事が多いですが、日中でも車やバイクのボディの反射光を十文字などに演出することも可能です。

 使ってみるとなかなか面白いフィルター。
 種類により4方向、6方向、8方向に光条を演出できるものがあり、また4方向のものではその十文字の角度が可変となるバリアブルクロスフィルター(バリクロス)などもあります。
(これは動画演出のほうに威力を発揮することが多いです。)

 ソフトフィルターとは対照的に、光の鋭さを演出するフィルターと俺は解釈しています。



 他にも中央だけはっきり写り、周りがぼやけるというような周辺効果フィルターや、像が2〜6面に写るミラージュフィルター、探せば色々あると思われます。


 こういったエフェクトの類のフィルターの多用については、賛否両論あることだと思います。
 正確に像を写してこそ写真だ!と主張する人には受け入れがたい存在かもしれませんが、使ってみるとこれはこれでなかなか楽しいものです。
 場面に応じてドキュメンタリーのようなガチガチの写真、ちょっと遊び心を加えてフィルターで演出する写真、どちらもアリだと思います。




 フィルター類が使える環境にある方々は、是非ともこれらレンズフィルターを使う機会に遭遇して欲しいものです。
 PL、NDフィルターに関しては撮影の常套手段だと俺は思いますし、エフェクト類のフィルターも遊び心で使ってみるとなかなか楽しいもの。

 イルミネーションのLED照明をクロスフィルターで撮影すると面白いですよ。
 電球とは違う、温度を感じない光が演出できます。
 また電球に用いても、普通に撮影するよりよりあざやか(にぎやか)な一枚が撮影できる事でしょう。


 カメラ撮影の一つの楽しみとして、こんな事ができるんだっていうくらいは覚えておいていただいてもいいと思います。
 1回パチンコを我慢すれば3枚くらいのフィルター買えるかな?www

 機会あらば是非ともお使いください。

コメント(2)

やっぱりNDフィルターは欲しいなあせあせはよヘソクリ貯めんと(笑)
PL、NDはちょっと凝った撮影を行うなら常備しておくべき・・・とまで言いきれるほどよく使うと思います。
長時間露光にはNDは必須ですし、PLもいざというときにとっても役に立ちます。

げ〜し〜はPLは持っていたから、次はNDだよねえ。
ND8をゲットして、必要に応じてND4を何とか購入っていうのが良いかと思います。
ND2は薄すぎて本当に微調整になろうかと。


中古とかがあれば狙い目。
また心当たりを探っておきます。
(誰も案外手放さないんだけどね。)

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