≪骨髄異形成症候群（MDS）≫
●概念
造血幹細胞の異常増殖のため、血球形態の異形成と汎血球減少を呈する疾患群
染色体異常をしばしば伴う
経過中に急性骨髄性白血病に移行することがある
●疫学
高齢者に多い、男性＞女性
●症状
貧血（RBC↓）、易感染性（WBC↓）、出血傾向（Plt↓）
←異形成による骨髄での無効造血で汎血球減少するため
●検査
末梢血：汎血球↓、2相性赤血球（大球性＋低色素性小球性）
血球形態の異常（環状鉄芽球、分葉核好中球の過分葉、巨大血小板など）【上写真】
鉄動態：骨髄で無効造血⇒血漿鉄消失時間（PIDT）↓、赤血球鉄利用率（％RCU）↓
骨髄 ：正〜過形成 ←再生不良性貧血との鑑別
×髄外造血
●治療
?低リスク群で病状が安定 ⇒経過観察
?高リスク群 （染色体異常あり）
50歳未満：骨髄移植
60〜64歳：急性白血病に準じた化学療法
65歳以上：少量化学療法
●概念
造血幹細胞の異常増殖のため、血球形態の異形成と汎血球減少を呈する疾患群
染色体異常をしばしば伴う
経過中に急性骨髄性白血病に移行することがある
●疫学
高齢者に多い、男性＞女性
●症状
貧血（RBC↓）、易感染性（WBC↓）、出血傾向（Plt↓）
←異形成による骨髄での無効造血で汎血球減少するため
●検査
末梢血：汎血球↓、2相性赤血球（大球性＋低色素性小球性）
血球形態の異常（環状鉄芽球、分葉核好中球の過分葉、巨大血小板など）【上写真】
鉄動態：骨髄で無効造血⇒血漿鉄消失時間（PIDT）↓、赤血球鉄利用率（％RCU）↓
骨髄 ：正〜過形成 ←再生不良性貧血との鑑別
×髄外造血
●治療
?低リスク群で病状が安定 ⇒経過観察
?高リスク群 （染色体異常あり）
50歳未満：骨髄移植
60〜64歳：急性白血病に準じた化学療法
65歳以上：少量化学療法
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