RED HOT ROCKIN' CARPコミュの656

文句ありません。
おかえりなさい。

以下完全抜粋。
http://www.sponichi.co.jp/osaka/ser2/201003/13/ser2217952.html

天才打者が復活を遂げた。広島・前田智徳外野手（３８）が阪神戦の６回１死一、三塁という場面に代打で登場。二神の初球、内角高め１３５キロを右翼席へ運んだ。２００８年５月２５日ロッテ戦（広島市民）以来、６５６日ぶりとなる本塁打だ。

　「僕がコメントできる立場じゃない。余裕がないです」。試合後は厳しい表情で語っていたが、試合中には球団広報を通じ「最悪、外野フライで最低限の仕事をしようと思っていた。初球からいくつもりだった」とコメントしていた。オープン戦とはいえ、勝利に貢献する打撃を最優先した本番モード。結果は最高の形となって表れた。

　腰痛、両アキレス腱痛も抱えるなど満身創痍（そうい）だった昨季は、プロ２０年目にして初めて１軍だけでなく、２軍戦にも出場できないままシーズンを終えた。折れそうな心。そんな中で、迎えた昨年１０月１０日の巨人戦（マツダ）。ともに黄金期を支えた緒方現野手総合コーチの引退試合で、天才は花束贈呈役を務めた。

　「試合にも出ていないし、弁当でも投げられるかと思った。だけど、そんなこともなく、皆さんは温かかった」

　自分への、さらにそれを上回る緒方への大歓声に前田智は涙した。「何とか役に立ちたい。こういう形では終われない」。使命感に燃えるベテランには、野村監督も「初球から一発で仕留められる技術の高さ。あそこで打ってくれるとチームは盛り上がる」と頼もしさを口にしていた。