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脱原発vs原発利権コミュのスマートグリッドの基本と仕組み

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中国政府は2011年からの10年間で風力発電や太陽光発電、バイオマス発電、電気自動車、スマートグリッドの5つの新エネルギー産業分野に5兆元(約65兆円)を投じる「新エネルギー産業振興計画案」をまとめました。

 そんな折、あるベンチャー企業は、昨年末、中国の火力発電や製鉄所向けの省エネコンサルタント事業をおこなう企業を子会社化しました。そして早速、中国政府が北京市内で進めているスマートグリッド関連設備の大型案件2件(総額約10億円)を受注しています。

 中国政府のスマートグリッド(略して“スマグリ”)関連投資はハンパじゃない額だし、すでに国策として新エネルギーの効率的利用を推進しようと、具体的な計画に着手しているところに底知れぬ魅力を感じます。さすが独裁政権、対応がスピーディーですよね。

 こうなってくると話題のスマグリについて、ひと通りのことを知っておきたくなりました。実利にかかわるとあってはページをめくる手にも力が入るってもの。文字を追う目も真剣そのものです。(笑)

 この本、『よくわかる最新スマートグリッドの基本と仕組み』(amazon.co.jp)を読み進んでいるうちに、中国のスマグリ関連の産業はかなりのインパクトを秘めている事業だということもわかってきました。このビジネスに食い込めたら、少なくとも向こう10年間は相当な収益を上げられそうです。今の時点で大型案件を2件も受注できたのは、先行き大いに期待してもよさそうだということでしょう。

 中国にとってスマートグリッドの整備は新産業として経済成長のけん引役であり、エネルギー安全保障でもあり、さらに温暖化防止対策事業でもあるのです。まさに一石三鳥とはこのこと。

 「次世代送電網」などと簡略して説明されることの多いスマートグリッドが目指すところは、電力系統を流れる電気エネルギー全体の利用効率を引き上げ、一方で発電所等で使用される化石燃料の消費を減らすことです。(以下引用)

 そのためにまず、個々の住宅やビルに電気の使用をできるだけ効率化するシステムを導入します。双方向通信機能をもったスマートメーターを設置し、電気の消費をリアルタイムで計測したデータを電力供給事業者に通信で送るのです。データを受けた電力供給事業者は信号を送り返し、個々の電力消費を抑制するなどの制御を行います。

送配電系統の側では、地球温暖化防止の切り札である風力発電や太陽光発電をできるだけ多く接続して受け入れます。自然エネルギーを使った発電は出力が不安定なので、新しい系統制御方式の導入が必須です。

そして、需要の制御や系統の制御を情報通信技術により相互に連係し、発電から消費までの全体システムが最大効率になるように運用するのです。

もちろんこの本はスマートグリッドに関して包括的にまとめてくれていますし、さらに世界各地の動向や10年後のイメージまでもわかりやすく解説しています。

今から10年後、中国の人々の暮らしぶりは大きく様変わりしていることでしょう。もちろん日本でも中国とは違った形でスマートグリッドの整備が進められるでしょうから、近未来のボクらの暮らしはますます便利になりそうですし、地球にかかる負荷も低減できそうです。

そんなわけで、しばらくスマグリの行方から目が離せそうにありません。

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