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セット・アタマ・メンツルコミュの?

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彼は驚いた。

アキラの隣で笑いながら手を振っている千鶴を見て暫くフリーズしてしまった。

『南の島の女』     その感じはまさに今表現しようと
イメージしていたそのものだった。

彼の目が少し変わった。

アキラと千鶴にこう告げる。『Ok,一時間きっかりにあげるからここで待ってなよ』

彼はカメラマンに何かを話し、広告屋を持ち上げる。

モデルに何かの呪文を掛けたのか突然表情が良くなった。


天気も功を奏し今日の撮影は1時間待たずにアップした。


彼は千鶴にこう告げる。

『Hi !, 目に毛が入りそうだね、良かったらいじってあげようか?』

『無料でぇ?ならいいよ』

『アハハ!もちろん!』

とてもケチるような事を言う子には見えなかったのでつい笑ってしまう。

『ついでに眉もさわっていい?』
『もちろん!』
千鶴のパーツの構成に思わず手がどんどん動く。
ベースの肌もサーフィンをしている割にはキメが細かい。

カメラマンにスチールを何枚か撮ってもらう。

千鶴の左肩にケロイド状のキズを見つけた。

『あらら、これやっちゃったねぇ』

『猫避けてバイクでね』ペロっと舌を出す。

パールの強いファンデーションを手のひらでその場で作りキズの上になじませる。

『すごーい!キズがないみたい』

ニコっと彼は笑い

『でしょ?おもしろいよね』

お互いに心が開いている。

残ったスタッフまでが千鶴をモデルにセッションをしている。

場の雰囲気は撮影以上に盛り上がっていた。

若ゾーの広告屋とモデルがいなくて良かった。

カメラマンは『今回、これドコかに売りつけちゃいましょうよ』

『あ!イイ!それ!』

ハワイでの撮影が毎回こうなれば良いのにとみんなが思っていた。



盛り上がった後、

『アキラ、ごめんごめん!お待たせ!!さあ、サーフしようぜぃ!』


『・・・・・』


すっかり忘れられていたアキラは
何故か砂にビキニのハダカを作っていた。

目が寂しそうだ



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