自作ゲームブック紹介コミュの「go to 14」 by オセロ

プロローグ
悪夢かもしれない。
上官からの「14へ行け」というだけの指令を受け取り、何もヒントもないまま佇んでいる。
初めて見た場所だ。
ここは円形のラウンジのような空間であるが、自分の他に人はいない。
ラウンジ（と呼ぶことにする）の丸いカベの天井近い高さの所に「１」という数字が大きく書かれている。
そして丸いカベには、等間隔に6つの扉があり、扉にはそれぞれ、時計回りに「→２３」「→８」「→１５」「→１８」「→６」「→５」と書かれている。
扉の先には同じようなラウンジがあり、そのラウンジの丸いカベの天井近い高さの所には、通ってきた扉に書かれた番号がまた書かれていると直観した。
上官の指令は、「１４」のラウンジに行けということなのだろう。
そしてなぜか、ラウンジのどれかにはカギが置いてあり、１４番ラウンジに行ってもそのカギを持っていなければ目的を達成したことにならないことも直観した。
ラウンジからラウンジに移ることができるのは10回までで、10回移動してもなお、カギを持って１４番ラウンジに到達していなければ、その時いるラウンジから出ることはできず、肉体が消えてしまうということも。
メモを持っていて、移動したラウンジの番号をメモするのに使える。（パラグラフ番号のメモは、プレイヤーのあなたにも是非行なっていただきたい）
忘れずにメモすれば何回移動したかも分かる。
一番多くて、１番の次に10個の番号が並ぶことになるだろう。
そうしてもなおカギを持って１４番ラウンジに達していなければ終りだ。
パラグラフの選択肢は、ある1つの扉から「時計回りの順番に」書いてある文字を写し取って上から順に並べている。
ラウンジどうしを結ぶ道はすべて直線になっている。
そのことがヒントになるといいが……。

　　→1

1
どの扉を開けて進む？

　　→23

　　→8

　　→15

　　→18

　　→6

　　→5

2

　　→4

　　→18

　　→15

3

　　→14

　　→17

　　→12

　　→24

　　→21

　　→19

4
床にカギが落ちている。
カギを拾い上げてポケットに入れた。
すでにこのパラグラフに来たことがある場合はカギは落ちていない。

　　→10

　　→2

　　→15

　　→13

5

　　→6

　　→16

　　→23

　　→1

6

　　→1

　　→18

　　→5

7

　　→10

　　→20

　　→11

8

　　→1

　　→23

　　→12

　　→17

　　→13

　　→15

9

　　→12

　　→23

　　→16

　　→24

10

　　→20

　　→7

　　→4

　　→13

11

　　→7

　　→20

　　→14

　　→22

12

　　→17

　　→8

　　→23

　　→9

　　→24

　　→3

13

　　→8

　　→17

　　→20

　　→10

　　→4

　　→15

14
このラウンジの一方のカベ寄りには、大型の掃除機のような形のものがあり、その胴体の部分に鍵穴らしい穴がある。

カギを持っているなら　→25

ないならカギを求めてラウンジを出よ

　　→19

　　→22

　　→11

　　→20

　　→17

　　→3

15

　　→2

　　→18

　　→1

　　→8

　　→13

　　→4

16

　　→9

　　→23

　　→5

17

　　→3

　　→14

　　→20

　　→13

　　→8

　　→12

18

　　→15

　　→2

　　→6

　　→1

19

　　→14

　　→3

　　→21

　　→22

20

　　→7

　　→10

　　→13

　　→17

　　→14

　　→11

21

　　→24

　　→19

　　→3

22

　　→19

　　→11

　　→14

23

　　→1

　　→5

　　→16

　　→9

　　→12

　　→8

24

　　→12

　　→9

　　→21

　　→3

25
カギを胴体の鍵穴に挿し込むと、上部にあるコンソール？部分に、赤色LEDらしき光が2つ点った。
「……サンデスネ？　デンゴンヲアズカッテオリマス」
大型掃除機の本体？から音声がした。
するとこれはロボットで、赤い2つの光は2つの目であるようだ……。

　　→26

26
ゴール！
ロボットの音声によると、これで任務？は達成されたらしいがまたすぐ次の試練が待っている。
するとロボットの腹に挿したカギは、次の冒険への扉を開くカギであったということか……。

　　　to be continued...