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ニランジャナセワサンガ コミュのおかず君ニランジャナ滞在日記4/17

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●おかず君ニランジャナ滞在日記!2009年4月14日


こんにちは、おかずです。皆様いかがお過ごしですか。新年度になって、二週間が経過しましたね。お忙しくお過ごしでしょうか。

こちらはどのような状況かと言いますと、日本では、ニュースになっているでしょうか、今首相選の真っ只中です。16日、明後日が投票日です。投票日が近づくにつれて、色々な制限がでてきました。まず、今日から三日間は選挙用車両、緊急車両以外は使うことが出来ません。また、全てのお店、機関が閉められます。学校も休みです。10人以上で集まって話をしてはいけません。などなど、他にも制限がつけられます。選挙の妨害を防ぐためとのことです。

投票は、1000人以上が住む地区に投票所が設けられ、ボタンを押して投票する、電子式のもので行われます。一人ひとり列に並び、ボタンを押して投票するのだそうです。18歳以上の全ての人間が投票に参加することが出来ます。投票率は、地区によって異なりますが、ガヤの一部の地域では70%を越えるそうです。スジャータ村では、40〜45%ということです。日本と同じように、新聞、テレビ上では選挙一色です。住民の関心は比較的高いと言うことです。しかし、政治に期待をしていない人が多くいるのも事実です。政治家はマニフェストを掲げ選挙戦に望みますが、それが実現されることがほとんどないから、というのが理由だそうです。

前評判は、昨年の多数に渡るテロの影響もあり、現在の首相が属しているコングレスではなく、別の党に票が流れるのではないかということです。しかし、日本のように二大政党があるわけではなく、他にも多数の党があり、票がかなり分散されるだろうということです。なので、結果がどうなるかはまったく分からないと言うことです。

選挙当日は、厳重な警備がしかれるそうです。昨日ガヤに行ってきたのですが、見かける車にはほとんど警官が乗っており、軍の車両も多く出ていました。一つの投票所に警官5名、選挙委員(公務員が勤める)が5名、車が一台当てられます。この日は警官が絶対的な力を持っていて、怪しがられて話に応じない場合は、つかまるか、最悪銃で撃たれるということです。

そのようなわけで、ニランジャナスクールも今日が半日、明日からは金曜まで学校は休みです。

?学校について
ニランジャナスクールには10日まで、日本からのスタディツアーの方々がいらっしゃいっていました。スタディツアーといっても、章代さんが主催しているものではなく、別の団体が彼女達のツアーの一環としてニランジャナを訪れたのです。この団体の名前は、「チームピースチャレンジャー(以下T・P・C)」といいます。中心は3名の女性で、バングラデシュやインドのバンガロールでも活動なさっています。詳しくは、http://peace3hse.exblog.jpに載っています。
そのような彼女達が8人の日本人を連れて訪れてくださいました。彼女達の活動の中で集めた文房具(鉛筆、色鉛筆、定規、クレヨン、絵の具、など多種)を大量に寄付してくださいました。そして、「ミサンガ」の作り方を教えてくださいました。みなさんには、「なんのためのミサンガなのか」と言う疑問がわくと思います。それはずばり、「給食のため」です。今、ニランジャナスクールには給食を作るための調理室はありますが、給食の材料費やコックの給料を負担できないために給食は出せていません。そのため子ども達は、お昼休みに家に帰って食べるか、家からお弁当を持ってくるか、学校の前にやってくる軽食屋台で買って食べるか、食べません。お弁当といっても、ほとんどの子が人前で食べるのを恥ずかしがって(問題は中身)食べません。日本での「お弁当」のイメージとは違います。ご飯とおかずがつめられたお弁当箱ではなく、チャパティに漬け物、といったものです。 皆さん、子どもにとって食事が以下に大切かはご存知と思います。家での食事も満足でない子どもに、せめて給食の一食だけでも栄養のついたものを食べさせたい。健康な発達のために、給食を出したい、と言う想いがニランジャナにはあります。ということで、ニランジャナスクールにとって給食を出すことが大きな目標なのです。

T・P・Cの三人は一年前にニランジャナを訪れており、その際の経験からニランジャナのために自分達のできることは何か、ということを考えてくださいました。同時に、お金を集めて寄付するのではなく、子ども達が何かをしてニランジャナのために動き、自分達も自分の学校のために出来ることがあるんだと自信を持って欲しい、という想いがありました。「あげる」のではなく「買う」という発想です。そこで思いついたものが、子ども達がミサンガを作り、それをT・P・Cが買い取り、日本で販売し、買い取ったお金をニランジャナ側が得られる、それを給食費に当てる、という計画です。今回はスタディツアーに参加した皆さんにも手伝っていただき、クラス6と7で授業が開かれました。ドミトリーの子を中心として器用に作れる子も多く、やりがいがありそうな手ごたえでした。

給食のためとは言っても、本来のカリキュラムを阻害しないように、今まで音楽や絵を書く時間として当てられていた土曜日を使うことになりました。今週の土曜からまずクラス6、7を対象としてミサンガ教室を開きます。もう一つ、T・P・Cが計画しているのがあります。ミサンガだけではなくショールも同じように製作し、給食費にあてようというものです。説明するまでも無いと思いますが、ショールと言うのは肩にかけて纏う、薄手の生地で作られたものです。この計画のポイントは生地です。使うものが「カディ・コットン」という、軽く、柔らかな、肌触りの良いものです。デザインなどはせずに、生地をいかしシンプルに作ります。と言うことで、子どもにも作れるのです。こちらも土曜日をうまく使いやっていく予定です。
ドミトリーの子や、裁縫教室に通うニランジャナの卒業生にも先生役を買ってもらって、この計画は進んでいく予定です。出来たものの写真や、教室の様子は次回送ります。

?ドミトリーについていつもながら、子ども達は皆元気です。しかし、その元気の源のご飯を作ってくれる、ニランジャナのマスコットキャラクター、ラム=クマルが病気になってしまいました。お医者さんによると、A型肝炎ということです。病名だけを見ると、非常に心配になりますが、はやめにお医者さんに見てもらい、治療を受けているので今のところは元気で、心配はないです。ドミトリーでゆっくり休んでいます。
なので、今ご飯を作っているのはパプーさんとドミトリーの子です。子ども達は頻繁にラムの手伝いをしていて、大きな子(ラクシュミーやカムレス)がチャパティの生地を作り、真ん中くらいの子(ラジやアジェイなど)が焼きいています。なれたもので上手です。この子達は、家庭科で習う実技を毎日やっているようなものです。ラムは、マサラ(辛目の香辛料)の効いたものは食べられないので、塩で味付けした野菜サブジー(昨日のものは7種類の野菜が入っていました。)の毎日です。ドミトリーでは毎日ベジタリアンの健康的な食事ですが、ラムのものは輪をかけて健康的なものになっています。おかげで、62kgだった体重が70kgに増えたそうです。

?クリニックについてクリニックの患者さんは2200人を超えました。そんな中で、ヘルスエジュケーターとして、ジッテンドラさんが加わりました。彼は、毎日、ニランジャナスクール周辺の村々に出向き、村人に健康に関する教育をしているということです。僕はまだ見たことがないので、今度ついていこうと思います。またお知らせします。

?裁縫教室について前回の滞在時からお伝えしていた裁縫プロジェクトですが、現在村の女性を集め教室が開かれています。場所はドミトリーの二階、階段を上って右側にある部屋です。月曜から土曜まで、朝9時から12時30分まで開かれています。先生は2人おり、生徒は32人います。一年計画で、裁縫とデザインを習います。まだ始まったばかりなので、皆さん今がんばっています。こちらについてもおって連絡します。

?村について前述しましたように、現在選挙戦が行われているために、色々な制限があるというのは前述したとおりですが、その一つに交通の規制があります。数日前から、選挙用にジープのような大きい車がかき集められていて、同じような大きさの輸送に使われる車も集められています。そのため、野菜の価格が上昇してしまっています。輸送費の上昇や、供給量の現象が原因です。例えば、ジャガイモは6-8Rs/kgですが、今は12Rs/kgになってしまっているそうです。この野菜価格高騰の原因は他にもあるとのことですが、一時的とはいえ、選挙がその一因になっていることは確かです。

では、今回はこのあたりで報告を終わります。他にも何か知りたいことがあれば、僕のほうまで連絡をください。牛の名前も募集しています。ちなみに子牛はオスです。
では読んでくださってありがとうございました。お元気でお過ごしください。
おかず

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