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機器分析コミュのHPLCの移動相について教えてください

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どうも、はじめまして。
研究室ではHPLCでアミノ酸の分析をしてます

質問したいのは移動相に添加する有機溶媒の入れるタイミングです。

水系の移動相に腐るのを防ぐのに有機溶媒を入れています
書籍にはよく
「移動相に有機溶媒を入れると、pHが安定しないため、pH調整後に有機溶媒を添加するのが望ましい」
と書いているのですが
有機溶媒を添加すると、pHが上昇するので、目的のpHにあわせることができません。

そのため、私は有機溶媒を添加してから、pHを調整しています。
pHがぶれないので、書籍に従う必要はないだろう、と思っていたのですが
水系の移動相を新しく調整するたびに近いピーク同士がくっついたり、リテンションタイムがずれたりします。

やはり有機溶媒を添加するのはpH調整の後がよいのでしょうか?
また、pH調整後に有機溶媒を添加すると、pHは調整した値とはずれると思うのですが
文献に書いてあるような移動相の調整法に書かれている、pHの値は有機溶媒の添加を考慮した値なのでしょうか?


だらだらと長く、わかりにくい文章になってすいませんが、どうか回答よろしくお願い致します。

コメント(14)

回答ありがとうございます

確かに有機溶媒はピペットで吸ってもけっこうばらつくみたいですしね。
正確じゃない値が安定している、っていうのにはすごく納得できました。

あと、一応溶媒はいつも自分が作っていて、自分でまとめたプロトコールに従ってやってます。
温度はpHメーターに出ていて、有機溶媒を添加しても特に変化はしていないと思います。
有機溶媒は微生物の発生を防ぐために入れてて、HPLC自体はグラジエントでやってます。それと、添加量は水1Lに対して有機溶媒1mlくらいです。
http://www.waters.co.jp/service/technical/hplc/trouble_qa35.html

こんなページがありました。
もしよろしければ参考にしてみてください。

上のページにも書いてありますが、pHメーターは水溶液中での測定用なので、
有機溶媒存在下での測定結果は当てにならないような気がします。
もっとも、1Lに対して1ml程度の添加量では大きな影響は無いかもしれませんが。。
ちなみに、加えている有機溶媒はメタノールとかアセニトとか、中性の有機溶媒ですよね?

再現性に難があるのであれば、面倒でしょうが有機溶媒無しの用時調製にしたほうが
いいのかもしれませんね・・・。
LCの移動相では非常に痛い目にあってきました。
特に不特定多数の人間・チームにその作業をさせると、
記載内容のその考えられうる幅で色々と解釈してくれるのでこちらも鍛えられました(苦笑

さて、対象・カラム種類・移動相組成・その他諸々わからない状態で語れることだけ並べてみます。

>目的のpHにあわせることができません
目的のpHといくらぐらいズレるのでしょうか?
その「目的のpH」とはどのような根拠で設定されたものなのでしょうか?
ズレたpHの移動相ではニーズを満たす分析系を組むことはできないのでしょうか?
pHとは溶液中の水素イオン活量(モル濃度ではないところに注意)の逆数の対数ですから、
リンクにもある通り有機溶媒によりガラス電極で見ているパラメータが変化するかもしれません。
また、バッファー系の平衡状態如何でも決まってきます。
同じpHを示していても化学種のモル分率が違う場合があるということで、
見かけ上同じpHを指していても緩衝能が異なっている可能性もあります。
従って、有機溶媒を添加した状態で調整したpHの信憑性は?定義は?という話になります。

宮さんが仰っている手順というのは私も賛同するところで、
経験上移動相調製の「キモ」はその組成の妥当性より寧ろ再現性にあると思っているためです。
標準液と未知試料、検討Aをやるときと検討Bをやるとき・・・
再現性がなければ何をやってるかさっぱりわからなくなってしまいます。

防腐剤として有機溶媒を添加するのはよく聞く手ですよね。
私は冷却水循環装置の水にトルエン加えたりしてるし、
ノンサプのイオンクロマトでメタノールを添加するスキームを採用しているラボもあります。
その例だと冷蔵で使用期限一週間だったのが1ヶ月に延びたみたいなんで、確かに効果覿面。

先ずは
「pH調整⇒溶媒添加の移動相で試して分析系が上手くいかなかったのか?
 その場合再現性はどうだったか?」
が一番気になるところですね。
私はpH調整後に有機溶媒を添加してます。
分析する部屋の温度も一定ならリテンションタイムもそんなにずれないです。

最近watersのセミナー受けたんですが、移動相のpHが違うとピークの出る順番が逆転したり全く違う時間に出たりすることを知りましたあせあせ

にしお さん

わざわざリンクの貼りつけありがとうございます。
やっぱり、有機溶媒添加してからのpH調整はやめたほうがよさそうですね。。。
用事調整も考慮してみます。

添加している有機溶媒はトリエチルアミンなんで塩基性です。



QAsh1800 さん

長文の回答ありがとうございます

pHを調整してから有機溶媒を測定したことがないので、どれくらいpHがずれるかがわかりません。。。。すいません。
次に移動相作るときに、pH調整⇒溶媒添加の順でやってみます。




シロ さん

回答ありがとうございます。

少量の添加ならリテンションタイムにも影響しないのですかね。
温度はカラムオーブンがあるので大丈夫そうです。
次回はpH調整後に溶媒を添加するようにします。
>添加している有機溶媒はトリエチルアミンなんで塩基性です。

トリエチルアミンは強塩基性なので、少量とはいえpHが大きくずれてしまう気がします。
さらにトリエチルアミンはイオンペア作用を示すので(逆相系の場合)、リテンションタイムに与える影響は大きいのではないでしょうか?

何か特別な理由があるのでなければ、防腐剤としてトリエチルアミンを加えるのは止めたほうがいいと思います。
詳しいHPLC条件が分からないので、もしかしたら的外れな回答かもしれませんが・・・。
たびたびすみません。

もしかして保持やピーク形状を良くするためにあえてトリエチルアミンを加えていましたか??
それならば上の回答は完全に的外れでしたね。。
>にしおさん

現時点の情報だとなんとも言えないので、気になさることはないと思いますよ。

こちらでも紹介されてますねあせあせ
http://www.waters.co.jp/service/technical/hplc/trouble_qa47.html
pkaを見る限り、目的pHによっては邪魔になりそうな・・・。

確かに防腐目的のためだけではない気配がプンプンしますが、
ここはトピ主さんから「なぜトリエチルアミンを選定したのか」の情報を待ちましょう。
QAsh1800 さん
にしお さん

トリエチを入れてるのは、論文に書いていたんで入れています。
担当教員は、リテンションタイムはほとんど変わらないから大丈夫、と言っていて、実際に入れてもRTはほとんど変わりませんでした。
ピークがシャープになったわけでもないですし、分離が良くなったわけでもありません。
ちなみに参考にしている論文の中では、一般的には酢酸Na140mM、トリエチ17mM、pH5.05、と書いています。

あと、私はアミノ酸を蛍光検出で分析しています。
まずはその論文に調製方法が記載されていないかが気になります。

次に推察していきますが、
酢酸Naというのを「酢酸系緩衝液」と読み替えて進めます。
pKa=4.8の酢酸系でpH5.05とした場合酢酸のモル分率は28.5%より、
140mMでpH5.05の緩衝液に17mMの塩基を添加するとpHは5.64となります。
また、仮に1:1系140mMの酢酸系緩衝液(pH4.8)に17mMの塩基を添加するとpHは
4.86となります。
(基本的な酸解離平衡の式より演算。間違ってたら誰か指摘願います(汗))
無論活量係数が1であると仮定した計算ですし、諸条件により実際と合致する保証はありませんが。

この計算結果からすると、論文の記載がどの時点のpHを定義しているのか特定できないですね(´・ω・`)
もしもトリエチルアミンを入れている理由が「文献に書いてあるから」であるならば、
一度トリエチルアミン無しで移動相を作ってみてはいかがでしょう?
防腐剤なら代わりに中性の有機溶媒、例えばメタノールやアセニトを加えてみればいいのではないでしょうか。

僕がトリエチルアミンをやめたほうがいいんじゃないかと思う理由は、
?pH調整後、溶媒添加:トリエチルアミンによってpHが大きく変わってしまう。
?溶媒添加後、pH調製:有機溶媒存在下では正しいpHが測定できない。
と、どちらの方法で調製しても、自分が合わせたいと思うpHに正確に合わすことができないからです。
もちろん、毎回寸分違わずに同じ調製法を行えれば良いのでしょうが、
例えばトリエチルアミンを毎回1mlきっちり計り取るのは困難なのではないでしょうか?


>水系の移動相を新しく調整するたびに近いピーク同士がくっついたり、リテンションタイムがずれたりします。
とのことなので、トリエチルアミン添加によるpH変化の影響を受けている可能性は、
現時点で否定できない気がします。
トリエチルアミンの他に移動相のpHを大きく変化させるような要因は無さそうですし。


・・・と、話が大本の質問からずれてきてしまっていて申し訳ありません。
「移動相に添加する有機溶媒の入れるタイミング」に関しては、
僕も移動相調製後に有機溶媒添加で良いと思います。
中性の有機溶媒を少量添加するのであればpHにはほとんど影響与えないでしょうから。
QAsh1800 さん

な、なんかすごいですね。
計算できるんですね、pHって。
論文には作り方までは書いてなかったと思います。
入れる順番が書いてればよかったんですけど・・・



にしお さん

少し前までトリエチは入れてなかったんですが、論文に従おう、というわけで入れているんですが
アセトニトリルはもうひとつの移動相に使っていて、メタノールは圧力が少し怖くて。。。
やっぱり、添加のタイミングはpH調整後が良いみたいですね。今後参考にさせていただきます。
HPLCの移動相について、トップの話題ではないのですが…

うちは溶媒にメタノールやアセトニトリルを使っています。
通常、装置に管でつなぎっぱなしで、
未開封の予備瓶を装置の下に1つ置いています。

で、質問は毒劇物の管理について。
メタノールもアセトニトリルも医薬外用劇物なのですが、
鍵付の試薬棚管理が必要でしょうか?
HPLCにつないでいる瓶を毎回毎回外すor装置全体を
鍵付のケースで囲ってしまわなければ法令違反でしょうか?

使用している方々、実際その辺いかがでしょう?

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