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マムとボケの天才爺ちゃんコミュのボケの天才は 天に召された

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2月9日

私の相方
ボケの天才爺ちゃんは


ずっと
熱が 何日も下がらず
抗生物質も効かなくなり

点滴も
指すところがないくらい
血管がボロボロで

尿もでない
手足が むくむ
意識がない


私は 看護婦さんに聞いて

口腔ケア
ひげ剃り
顔拭き
ドライシャンプー
手足拭き


最後の最後まで
私の勝手な親孝行を
させてもらいました。


夜になると
けいれんが頻繁になり

けいれんをするたび
身体をさすってあげた

2月13日6時40分

ボケの天才爺ちゃんは

私と主人に見守られ
天に召された


息子が間に合わなかったら 爺ちゃんに伝えて欲しいと言った言葉

「虫かご ありがとう」

は まだ 息のある時に
私の口から 伝えた

ほんの少しの言葉なのに
声が 嗚咽に変わり なかなか出なかった


一度、家に帰り
納棺する

すごく綺麗な顔をしている

日通の帽子
爺ちゃんの家の写真
歴代のペットの写真
娘の手作りのバレンタインチョコ

を棺に入れた


息子は
通夜の時間にも 間に合わなかった

通夜の夜 爺ちゃんの側で 息子と主人が過ごした

なんの話を したのか…


爺ちゃんの棺の中には
煙草と
まんじゅうが
加えられていた


葬儀


慌てて 私は ハンカチを
持つのを 忘れる


娘が
「私、持ってるよ。これを使えばいいよ」


仕方ないが 娘 息子 私
三人で 一つのハンカチを使おうと話した


葬儀が始まるアナウンスが流れてきた


グシュン…


えっ?

もう?



隣で 息子が たった一枚のハンカチを 目にあてて
泣いている

おぃおぃ
これからだよぉー


グシュン…ジュルジュル



ゲッ ( ̄□ ̄;)!!


鼻水 拭いた


貴重な 貴重な
一枚のハンカチなのに…


お経が始まり

お焼香が終わり


娘が 爺ちゃんへの
手紙を読む

「爺ちゃんと過ごした毎日は 笑顔がいっぱいで楽しかったよ…」


息子…号泣


娘は あのハンカチで
涙を拭いている
(´□`)


葬儀も終わり
爺ちゃんの実兄が挨拶をする


「ずっと弟は、一人で暮らしてまして 皆様には ご心配とご迷惑をおかけしました。仕事が…働くことが好きな弟でしたが 晩年は 息子家族と生活ができ 幸せだったと思います…」



叔父さんの言葉が ありがたく 私も号泣



娘が
あのハンカチを
私に手渡してくれた




これ…



ですか…



…やっぱり(;´д⊂)



爺ちゃんの葬儀は

娘と息子と私の
涙と鼻水のたっぷり含まってる

一枚のハンカチに終わる



主人が
ポロッと

「火葬場で ボタン押せるかのぅ…」




爺ちゃんは

面倒をみてもらうことを
すごく 遠慮してました。

けど

「嫁の言うことを、聞けよ。」


と 爺ちゃんに言ってくれたのは



主人です



コメント(1)

もう、一年半経つのですね。


お墓参りに行かれましたか?

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