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■危機管理@放射能情報倉庫コミュの幼い子どものいるママたちへ 2

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Ackeyくん(京都大学原子核工学助教)の日記より
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1817431541&owner_id=8261539&comment_count=148
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■JUN2012年02月13日 15:06
>酋長さん
怖いですね、余震。
もうどれが余震でどれが本震だか判りませんが。
胡坐かいた時の自分の足の脈で「地震」とビビるほど今過敏です。

昨年のあの震災当時だったら情報に翻弄されてただろうと思います。
今は若干多角的にみられるような気がします。

「汚染地域の食品を食べよう」というのはどなたが仰っていたのか判りませんが、今の僕はしません。正しいかどうかは判りませんが、そういう判断をしました。(北海道産の牛乳を見て「これホントに北海道か?」とするとやはりきりがないのでそこは信じてますが。)

話は逸れてるかも知れませんが、個人的には汚染地域の作物は全て政府が買い取るべき。と考えてました。
作る。でもそれは流通させず政府が買う、と。
でもそんなこと出来ないらしいですね。それこそ道義的でない、と。

作ったものを買ってもらって、食べてもらって、喜んでもらって。
だから作るんだ。というのをテレビで見ました(テレビを鵜呑みに〜とあるかも知れませんがそこはご容赦を)。
僕は広告の映像制作の末席に居りますが、確かに「誰も見ないけど金払うから作って」と言われてはいそうですかとは思えません。

といって補償(保障?)はあっても働きもせず「ただ居る」って出来るものなんでしょうか。
土地を、故郷を捨てなければならないんでしょうか…。
(これはホントに高濃度汚染地域の話だと思いますが、どこで線引きをするのか…)
自分に答えがあるわけでもなく、話もずれてますね…。

本当に大変なことになってしまいました。

■Ackey2012年02月14日 02:23
ようやく片付きました。

とりあえず酋長さんの一個前のコメント 2012年2月12日 20:00
での「損傷したままの細胞分裂」が危険で・・・という考え方について。

これは放射線と生物の影響を少しでも勉強した人であれば皆さん周知の通りですね。

で、一つの細胞にとって見ると、長期間被曝しないと細胞分裂する周期に被曝しないことになりますが、
全身をまんべんなく見てみると、常にどこかの細胞が分裂しているわけで、
結局分裂する前の細胞が被曝してDNAに損傷を受けるかどうかは、
「線量」( くどいようですが、時々刻々の線量率を時間で積分した、トータルでの被曝線量のことです )に依存すると考えるのが妥当ではないでしょうか。

そのうえで、修復に時間をかけられる場合は、本来のダメージよりも影響を低く抑えられるため、
線量率効果が出てきて、「同じ線量」であった場合は、長時間かけて被曝した場合の方が
影響が小さくなると考えられます。
もちろん無限に低くなるわけではなく、時間をかけても治癒できない損傷に対しては線量率は無意味ですから、下限値は存在しますし、同様に上限値も存在するでしょう。

2012年2月12日 22:21 の酋長さんの
「かなりの高線量被曝の場合、DNAや細胞の修復、再生不可能な状態、あるいは生体の修復機能や再生機能そのものの損傷、または自爆細胞過多による生命維持困難な組織損傷に陥るために長期的な低線量被曝継続よりも危険だと考えられる。 」

は、無茶苦茶高線量の場合の、「確定的影響」まで行ってしまっていますね。
そこまでは行っていない領域の話ですが・・・
naka-take さん 2012年2月13日 02:21 にも答えなくてはならないのですが・・・
既に家に帰ってきてしまいました m_O_m
先日あった保健物理学会のセミナーで出た話だったんですが。
# 私は保健物理学会の会員ではありません

それから、
「「ヨーロッパの追加の外部被曝」とはチェルノブイリの人工放射能のことかな?天然由来であれば先に述べたとおり天然放射線の地域格差、線量とは関係ない「核種の適応」だから答える必要は無いだろうが、人工被曝であればその具体的な由来と線量を提示してくれ。」

ですが、これは日本と比べて、ヨーロッパではラドン娘核種・・・というか、石が建材に多用されておりウラン系列、トリウム系列の核種がうじゃうじゃ周りにいるために外部被曝の時点で相当高くなっています。
外部被曝に関しては、γ線の影響ですから、天然も自然もへったくれもなくて、エネルギーと本数だけで線量が求まります。で、線量率が同じで24時間365日ずっと被曝し続けるのであればどんな核種由来であれ影響は同じと考えられますが、いかがでしょうか。

それから・・・未だにマスコミでは Cs-134 の寄与についてきちんと報道していません。
こちらの日記
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1766834025&owner_id=8261539
を参考に頂ければ分かりますが、

昨年の6月の時点で、Cs-134 / Cs-137 で 0.74 程度 Cs-134 か存在しています。
Cs-137 の半減期が 30年なのに対して、
Cs-134 の半減期は 2.07年なので、全く流出がなかったとして 134,137 合計で
2年後には現在の 77% 程度、
4年後には現在の 64% 程度、
10年後には現在の 47% 程度、
30年後には現在の 29% 程度の放射能となります。

これらが一カ所にあり、それから 1m 離れたところでの実効線量率は
2年後には現在の 66% 程度、
4年後には現在の 48% 程度、
10年後には現在の 29% 程度、
30年後には現在の 17% 程度の線量率となります。

かなり早く減衰することが分かりますね。
・・・実際はどうなんでしょう。最近データ追ってませんし、雪で遮蔽されたりしてますからねぇ。
ちなみに1年で線量率は80%程度になるはずです。


■酋長2012年02月14日 05:34 削除
>JUNさん
レスありがとうございます。

全国的に活発化している余震に老朽化原発、本当に日本国民は危険に晒されていると思います。今回の震災や原発事故を、ここの荒らしどものように「学びとしての経験値」と出来ない政府、省庁、行政、企業、国民なら、正に日本人はイエローモンキーでしょう。


>「汚染地域の食品を食べよう」というのはどなたが仰っていたのか判りませんが、今の僕はしません。正しいかどうかは判りませんが、そういう判断をしました。(北海道産の牛乳を見て「これホントに北海道か?」とするとやはりきりがないのでそこは信じてますが。)

>話は逸れてるかも知れませんが、個人的には汚染地域の作物は全て政府が買い取るべき。と考えてました。作る。でもそれは流通させず政府が買う、と。でもそんなこと出来ないらしいですね。それこそ道義的でない、と。


正しい判断だと思います。

原子力は基本的に政策として政府責任において推進してきたのですから、良識ある政府なら「汚染作物は放射性廃棄物として買い取る」「被害を受けた生産者全てに対して補償」「避難に伴う代替の住居と収入保証、相応の田畑の提供」という対応が常識的な道義的責任の取り方となります。

しかし現実は、

政策としての原発推進の裏の真実、活断層や過去の地震データを無視した国の指導による原発の安全基準設定と監視責任無視、事故後の国民に対する情報の隠蔽と捏造と裏での報道規制、及び人命無視の基準値引き上げ、汚染を拡大させる復興の音頭取り、など何もかもが道義に反しています。

「責任回避と税収確保のためには非道も平気な人間性皆無の腐れ官僚ども」には何を言っても無駄でしょうが、国民はそういう官僚どもとそういう官僚に操られるバカどもと闘っていかなくてはなりません。


■酋長2012年02月14日 06:48 削除
>Ackeyくん

>日本と比べて、ヨーロッパではラドン娘核種・・・というか、石が建材に多用されておりウラン系列、トリウム系列の核種がうじゃうじゃ周りにいるために外部被曝の時点で相当高くなっています。外部被曝に関しては、γ線の影響ですから、天然も自然もへったくれもなくて、エネルギーと本数だけで線量が求まります。で、線量率が同じで24時間365日ずっと被曝し続けるのであればどんな核種由来であれ影響は同じと考えられますが、いかがでしょうか。


ローマやギリシャの自然放射線は日本よりかなり高いんだったね。日本と欧州の自然放射線量の差は「ローマ、ギリシャに代表される古くからのこの石材建築文化が大きく影響している」という情報を以前どこかで読んだことがあるが、これについては線量と核種の危険性については君の言う通りなんだろうが、「自然放射線量と天然の核種」ということであまり調べていないからまず調べてみる。


>それから・・・未だにマスコミでは Cs-134 の寄与についてきちんと報道していません。


そうなんだよね。
みんな「半減期の長い137がやっかいだ」と考えているようだが、134の方が細胞に与える影響は大きいし、ヨウ素は影響が大きくても3ヶ月程度で崩壊はなくなるから短期的影響と言えるが、134は人間にとっては「長期的影響を及ぼす核種」に入るから137よりもかなり生体に与える影響は大きいだろう。

原子炉からの供給が再開されればもっと危なくなるしね。


■酋長2012年02月14日 07:03 削除
続き


>「損傷したままの細胞分裂」が危険で・・・という考え方について。これは放射線と生物の影響を少しでも勉強した人であれば皆さん周知の通りですね。

>で、一つの細胞にとって見ると、長期間被曝しないと細胞分裂する周期に被曝しないことになりますが、全身をまんべんなく見てみると、常にどこかの細胞が分裂しているわけで、結局分裂する前の細胞が被曝してDNAに損傷を受けるかどうかは、「線量」( くどいようですが、時々刻々の線量率を時間で積分した、トータルでの被曝線量のことです )に依存すると考えるのが妥当ではないでしょうか。

>そのうえで、修復に時間をかけられる場合は、本来のダメージよりも影響を低く抑えられるため、線量率効果が出てきて、「同じ線量」であった場合は、長時間かけて被曝した場合の方が影響が小さくなると考えられます。もちろん無限に低くなるわけではなく、時間をかけても治癒できない損傷に対しては線量率は無意味ですから、下限値は存在しますし、同様に上限値も存在するでしょう。


素人のオレでも「原子力の観点から見ている君の見解に大きな間違いはない」と思われるが、何度も主張しているように「生体の個々の個性や能力差」を考慮した場合、また「有事におけるアドバイス」としてはその有効性に大きな疑問が持たれる。

まず「確定的影響に及ばない線量」に関してが現在の問題点だが、前にも述べたように、細胞は致命的なダメージを受けない限り修復能力や再生能力を有する。従って確定的な影響線量以下の線量においては、多少の高線量下でも短期的な被曝には耐性を発揮すると考えられるが、低線量であってもそれが継続的な影響である環境下で乳幼児が生活する場合においては、DNAやミトコンドリアが修復能力を完全に発揮できないまま、ダメージを受けたままに再生という細胞分裂を繰り返す危険性がある。

また線量率効果に関しても、

アトピー性皮膚炎を例に挙げると、この皮膚炎はドライスキンと湿疹を伴う慢性疾患であり、この症状は要因は諸説あっても、何らかの要因による表皮細胞及び皮下組織の代謝不良が原因と考えられる。いわゆる極度に皮膚の代謝が悪いために新しい細胞に入れ替わらない古い細胞が硬質化し、また入れ替わった新しい細胞は極端に細胞膜や組織結合が弱いために傷つき易く、細菌にも感染し易くなる。

「有事における被曝の危険性」という観点で人にアドバイスをするならば、上記のような個々の細胞の耐性差、同一個体における部位別の細胞の耐性差も考慮した上で、耐性の高い個体や部位を基準に考えるのではなく、原子力の専門的知識に加えて「耐性の低い個体」や、「どの個体にも存在する耐性の低い部位への被曝の影響」も考慮してアドバイスをしなければならないし、そういう知識に乏しくて不明なのであれば「不明=危険」という認識において判断しなければならない。

それが科学者、研究者の良心であり、その良心を失くして「己の専門性のみ」をアピールしたいならば、「それは専門家だけでやってくれ」ということだ。

前述した通り、オレは基本的に原子力は素人だから「放射線が及ぼす細胞やDNAのへの影響」については君のコメントにもあるように「原子力の専門家が放射線量や線量率を基準に割り出した結果」については、「それを全てとして有事における判断基準や行動アドバイス」としない限り全く異論は無い。放射線の影響を受ける生体の個々の個性や能力差を無視しても、それが平時であるならば「学術的データ」としては非常に有効だと思ってるからね。

そういう意味において、君の原子力の知識や専門家としての見解は素人のオレが口を挟めるようなことではないと自覚もしているが、現在のような有事においてはその専門性は「偏った判断の元」となる可能性もある。従って荒らしも含めて「その専門性のみに偏った見解での判断、生体個々の個性や特性も知らないままのアドバイス、乳幼児を抱える親御さんたちに向ける危険性」には徹底的に対応させてもらう。

科学者、研究者であるならば、「専門性は常に偏った判断の原因となり、特に有事における科学者の専門性は一般人へのアドバイスとして向けた場合には時には危険性を高めるだけの偏り、専門性となる」ということを自覚することが大事だと思うよ。

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