名も無き者たちからのメッセージコミュのあなたのメロディー

あなたのメロディー

聞こえてくる

しゃららん

しゃららん

すずらんのような可愛らしい聖なる楽器

聖なる巫女鈴の音色のような

あなただけのメロディー

神秘的なその音色

あなたにも聞こえるかしら

ああ　これは　あなたの魂の震えなのね

もっと聞かせて　そのメロディーを

あなたのその震えと共鳴して広げたいんだ　遠く遠くまで

夢みるように愛して愛されて

完全なる調和した世界を

うたかたのまぼろしを共に見たい

いっしょに見る人が増えれば

そうすれば現実になるでしょう？

いつだって言葉に出来ないようなことが一番大切で

それをうまく伝えられずにもどかしいね

いつだって一番大事なことは果てしなく澄んで透明すぎるから

つかみどころがないし　上手に説明できないものだよね

その　しなやかな透明を護りつづけてくれてありがとう

誰に傷つけられても　必死に抱きしめ大事にしてくれてありがとう

あなたの透明は護られた

あなたの透明は育まれた

さあ　その透明を誰にみせようか

ぼくは沢山の人々に見せたくてしょうがないよ

自慢したくてしょうがないよ

その果てしなき透明な聖なる震えを

その美しき光と闇を織り成す調べを

もう　いいんだよ

心配しなくてもいいんだよ

あの人のことを思い出さなくなっても

愛してるということがあるんだよ

あの人のことを忘れてしまっていっても

愛し続けてるということがあるんだよ

会ったことがなくても

共鳴することがあるんだよ

たとえ死んでしまっても

愛し愛された人と関係が変わることもないんだ

だったら

何を恐れることがあるだろう

だったら

何を迷うことがあるのだろう

直接　謝ることができなくても

あの時はごめんなさいって思うだけで

伝わる何かがあるんだよ

ほんとうにあるんだよ

だから突然　人が優しくなったりするんだよ

人が変わったりできるんだよ

だから

誰かがあなたのことを思い出さなくても

忘れてしまっても愛されてることがあるんだよ

あなたを傷つけたあの人もごめんねって思ってくれることがあるんだよ

たくさん　たくさん　あるんだよ

ねえ　何をしに来たの

ここに何をしに来たの

出来るだけいい人になって人に好かれるために生きて来たの？

そんな訳ないじゃない？

そんなちっぽけな目的な訳がないじゃない？

あなたはそんなにちっぽけな器じゃないことは

あなた自身が一番知っていること

周りのみんなだって知っていること

その豊かな感受性を

その溢れる表現力を

繊細な誇り高さを

傷つきやすいことだけに使うなんてバカげてるわ

誇りにこそすれ　生かしこそすれ　もう守りすぎずともいいのですよ

だって　あなたは願ったのに

深く傷ついてもいいから　心を閉ざしたくはないと

あんなにも強く願って生まれてきたのに

誰かに何を言われようがしたいことがあるでしょう

伝えてみたいことが　表現してみたいことがあるでしょう

思い煩うことなかれ　心優しき人よ

人々のすることを

神々のすることを

もっと信頼していいんだよ

流れはすさまじく

加速度は増し

怖くなる時もあるけれど

あなたは台風の目になればいい

中心は驚くほど静かだわ

その真ん中に堂々と立ち笑ってればいい

柳のごとき　しなやかな強さを持ち

龍に乗り　微笑むあなたは観音のごとく

透明なまなざしで地上を見下ろす

しゃららん

しゃららん

あなたのメロディー

聞こえてくる

広く

遠く

響かせて

果ての果てまで

隅という隅まで

そして

誰かの

目が覚める