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通訳者ご用達サイトコミュの通訳ガイド試験2006年度英語第1次試験問題の分析と2007年度受験の指針!

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2006年度通訳案内士試験は、国土交通省より試験のガイドラインが発表されてから初めての試験だったので、その内容が大いに注目されました。
本日は、2006年度の英語第1次試験問題をガイドラインに基づいて分析し、2007年度受験を目指す方々に明確な指針を示します。
本日の内容は非常に重要ですから、ワードなどにコピー&ペイストして、今後何度もご参照いただきたいと存じます。

●2006年度英語第1次筆記試験の分析
【1】ガイドライン
(1) 試験時間は120分とする。

(2) 極端な難問とされるような問題を避け、通常、通訳ガイドとして最低限求められる、読解力、説明力、語彙力等、口述以外の総合的な語学能力を問うものとする。

(3) 出題は概ね、外国語文の読解問題2題(配点35点程度)、外国語文和訳問題1題(15点程度)、和文外国語訳問題1題(15点程度)、外国語による説明(あるテーマ、用語について外国語で説明する、あるいは、日本語の文章を外国語で要約する)問題1題(20点程度)、単語外国語訳問題1題(15点程度)を基準とする。

(4) 読解問題は、長文かつ高度な内容のものとしない。

(5) 和文外国語問題では、難解な日本語(ことわざ等)は避ける。

(6) 単語外国語訳問題では、発音やアクセントについては質問しない。

【2】2006年度の問題分析
上記ガイドライン(3)で示された配点と実際の配点とを比較対照すると、下記のようになります。実際の問題を参照しながらお読みください。
2006年度の問題は下記サイトにてご覧いただけます。
http://www.hello.ac/dataroom/

(1)外国語文の読解問題2題(35点程度)
大問1(Newsweek 2006年2月13日号からの読解問題)(15点)と大問3(家庭画報 International Edition 2005年 Autumn Issue からの読解問題)(15点)で計30点。ここで生じたマイナス5点は、大問5の文法、語法問題(5点)によって埋め合わされた。

(2)外国語文和訳問題1題(15点程度)
大問4(THE NEW YORK TIMES 2006年3月9日号。英文を日本語に要約する問題)(15点)  

(3)和文外国語訳問題1題(15点程度)
大問7(音楽ホールに関する英作文問題)(15点)

(4)外国語による説明(あるテーマ、用語について外国語で説明する、あるいは、日本語の文章を外国語で要約する)問題1題(20点程度)
大問2(富士山について英語で説明する問題)(20点)

(5)単語外国語訳問題1題(15点程度)
大問6(単語英訳問題)(15点)

(6)ガイドラインにない問題
大問5(文法、語法問題)(5点)

(7)まとめ
2005年と比較して、英文読解問題と文法・語法・熟語問題がそれぞれ3点、単語英訳問題が5点少なくなり、その分、和文英訳問題と英語による説明(日本的事象英文説明)問題の配点が多くなった。
英文和訳問題を含めた英文読解問題(大問1、3、4)は合計45点と、例年と同じく一番配点が高く、英文読解問題できちんと得点できることが、合格へのカギと言える。
大問3で、larder(食料貯蔵室)という単語がkey wordになる設問があったが、ガイドラインの「最低限求められる語彙力」からは逸脱している。

【3】2007年度受験の指針
(1) 英文読解問題は、2007年度も全体の約50%は必ず出題されるだろう。近年、下線部和訳問題は、分詞構文、倒置構文、比較構文、関係代名詞構文などがよく出題されているので、これらの構文の読解力を高めておくことが肝要である。

(2) 2006年度大問3の英文読解問題は、合致するものはT、合致しないものはFを記す内容真偽問題という形式で出題されたが、この出題形式は新傾向として注目される。2007年度も同形式の出題が大いに予想される。

(3) 英文を日本語に要約する問題は、2005年、2006年と2年連続して出題されており、2007年度も大いに出題が予想される。2007年度は、日本文を英語に要約する問題の出題も想定して準備しておくとよい。

(4) 和文英訳問題は、近年(2004年、2005年、2006年)、外国と日本の文化、生活習慣の比較という観点から出題されているので、そのような観点から記述してある英文書を読んでおくことが望ましい。
(例:「英語で話す日本Q&A」、「日本タテヨコ」など)

(5) 英語による説明問題は、近年、日本独特の習慣、観光関連などで出題されている(2004年ペットブーム、2005年単身赴任、2006年富士山)。「フジヤマ、ゲイシャ、サクラ」ではないが、2007年度の予想として、「芸者」と「桜」は想定しておいてもよい。

(6) 文法・語法問題は、近年、必ず出題されるようになったので既出問題をよく見ておくこと。2007年度も確実に出るだろう。

(7) 単語英訳問題の出題分野は、通訳ガイド用語、時事用語、日常用語などだが、特に通訳ガイド用語は要注意である(2004年宮内庁、日帰り旅行、2005年人間国宝)。

以上 
  

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