行方不明者、未解決、不思議コミュの未解決、　２００１年６月３日夜､宮崎早紀ちゃん（兵庫県）

兵庫県神戸市北区唐櫃台に住む主婦（３８歳）の次女で､小学校３年生の宮崎早紀ちゃん（８歳）が行方不明となり､７日朝､自宅から北に３ｷﾛ離れた川で遺体となって発見された｡
　早紀ちゃんは母親と中学校１年の姉（１３歳）と３人家族｡３日は午後１０時頃､姉に｢仕事から帰ってくるお母さんを迎えに行く｣と言い残して外出した｡
　午後１１時３０分頃､自宅から約５００ﾒｰﾄﾙ離れた神戸電鉄唐櫃台駅（無人駅）の改札口で､時刻表を見ている早紀ちゃんを近所の主婦が目撃している｡
　さらに日付が変わった４日午前０時３０分頃､終電を利用した乗客が､改札口にいる早紀ちゃんを目撃していた｡その後の足取りはわかっていない｡
　行方不明になった日は､母親はﾊﾟｰﾄ先から知人の車で帰宅しており､電車を利用しなかった｡４日午後２時に家族が警察に届けた｡
　行方不明から４日たった､７日午前７時５５分頃､自宅から北に３ｷﾛ離れた北区有野町の神戸電鉄三田線の鉄橋下を流れる有野川の岸辺でうつぶせに倒れ､死んでいる早紀ちゃんを電車の乗客が発見した｡川岸に打ち上げられていた様子で､行方不明になった時と同じ黄色のﾜﾝﾋﾟｰｽを着ていたが､眼鏡､上着の緑色のｼﾞｬﾝﾊﾟｰと靴がなかった｡川は雑木林に囲まれ､近くを走る県道からは見えない｡水深約３０ｾﾝﾁで､流れも緩やかだが､行方不明になった後の数日は雨で水深が約５０ｾﾝﾁに増水していたという｡司法解剖の結果､死因は脳挫傷で､車に跳ねられたように平らな面のある硬いもので強打された傷があり､頭蓋骨を骨折していた｡警察では当初､ひき逃げ死体遺棄事件として捜査｡時効後に殺人に切り替えた｡
　遺体発見現場の２５０ﾒｰﾄﾙ上流にある橋の近くの木に早紀ちゃんのものと見られる髪の毛数１０本が引っかかっていた｡この橋から投げ込まれた可能性が高いと見られている｡