ＥＱ　こころの知能指数コミュの親切心は人間のＤＮＡに組み込まれている

<span class="large"><span style="color:#0000ff">■利他主義は人間のＤＮＡに「組み込まれて」いる　 </span></span>
（Altruism 'in-built' in humans：3月6日英語版配信分）

ドイツの研究者達は、生後18ヶ月に満たない幼い子供達が、人間が生まれながらにして親切な傾向を持っている、という事を示唆する「親切なふるまい」を示している、という事を発見しました「Science」誌で発表された実験によると、幼児達は見知らぬ人々が本を積み重ねるという類の課題を完成させる事を助けます。

Warneken博士と同僚であるMichael・Tomasello教授は、まだ社会的な規範を学んでいない非常に幼い子供達が、見知らぬ人を助けても構わないと思っているかどうかを明らかにしたい、と考えました。

実験者達は、ロープに衣類を干している時に洗濯ばさみを届かない所に落とすとか、本の山を積み損なうなどのような、簡単な課題を実行しました。実験に参加していた18ヶ月の年齢のグループ24人の子供達のほとんどすべてが、洗濯ばさみを拾い上げたり本を拾い上げたりする事によって、実験者達を助けました。それは通常、実験の最初の10秒の間に起こったのです。

研究者達が、その課題を完了する為にその物を必要としている、と子供達が感じている場合にだけ、彼らはそのような行動をとりました。それが故意に地面に投げられた場合には、彼らはそれを拾い上げなかったのです。

「これらの結果は驚くべきものでした。実験に参加していた子供達はとても幼かったのです。彼らはまだおしめをつけていましたし、ほとんど言葉もしゃべれなかったのですから。それでも、彼等は既に他人を助けるという振る舞いを示していたのです」、とFelix・Warnekenは語っています。

人間の性悪説を否定する科学的発見がなされることに大きな希望を感じます。
人間が生まれながらにして「善」であるということは、「悪」であることは病気の状態と言えます。
実際に、犯罪を犯す暴力的な人の脳は、ニューロンが収縮して「穴が開いている」状態になっています。この「病気の脳」の映像は、１８日に行われるセミナーでご紹介する予定です。人間の心身が健康な状態であればあるほど、ＤＮＡに書き込まれている能力は上手に発揮されます。ですから、脳が健康であればあるほど、私達は「親切」で「思いやり」「愛」がある存在になれるはずです。