PTSDとは、性的暴力、事故、戦争体験や他の暴力行為の目撃や被害といった出来事によって生じる不安障害で、追体験、感情の麻痺(まひ)、対人関係での困難、睡眠困難などの症状がある。米Institute of Living(コネチカット州)不安障害センターのDavid Tolin氏によると、男性と女性とでは心的外傷に対する反応が大きく異なり、現行の診断方法では、女性の症状の方が認められやすいという。ただし、PTSDの診断については検討が重ねられており、DMS(精神疾患の診断と統計の基準)でも版ごとに改定されている。