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EQ こころの知能指数コミュの 女性はPTSDと診断されることが多い

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女性はPTSDと診断されることが多い

男性の方が心的外傷をもたらす出来事を多く経験しているにもかかわらず、心的外傷後ストレス障害(PTSD)であると診断される比率は、男性よりも女性で高いという知見が、米国心理学会(APA)発行の「Psychological Bulletin」11月号に掲載された。

 PTSDとは、性的暴力、事故、戦争体験や他の暴力行為の目撃や被害といった出来事によって生じる不安障害で、追体験、感情の麻痺(まひ)、対人関係での困難、睡眠困難などの症状がある。米Institute of Living(コネチカット州)不安障害センターのDavid Tolin氏によると、男性と女性とでは心的外傷に対する反応が大きく異なり、現行の診断方法では、女性の症状の方が認められやすいという。ただし、PTSDの診断については検討が重ねられており、DMS(精神疾患の診断と統計の基準)でも版ごとに改定されている。

 今回の研究では、Tolin氏らはPTSDに関する25年分の研究での男女差の有無を調べた。1980〜2005年に実施された290研究のメタ分析を行った結果、女性がPTSDであると診断されるリスクは男性の2倍であった。さらに、心的外傷の原因となる体験をする確率は男性の方が23%高いことや、体験内容にも男女差があり、女性は性的暴行や幼少期に性的虐待を受けることが多く、男性は大きな事故や暴行、傷害や殺人の目撃などを多く経験していることもわかった。

 しかし、女性のPTSDの比率が高いのは、この体験内容の違いによるものではなく、同じ出来事を経験しても、やはり男性よりも女性にPTSDが多くみられるとTolin氏は述べている。心的ストレスの専門家Anie Kalayjian氏は、心的外傷によりストレスを負う比率は男女間に差はないが、その表し方や解消法が異なると指摘している。交通事故に遭ったある夫婦を例にすると、夫の方は友人が「酒でも飲んで忘れよう」と誘い、スポーツ観戦をして大騒ぎしたが、妻の方は友人を呼び出し、事故について話し合ったという。

 Tolin氏によると、性別にかかわらず、ほとんどの場合PTSDの症状は時間とともに解消されるという。なかには症状が長引く人もいるが、この場合にも有効な治療法があるとのこと。





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