創大Seeds of Peaceコミュの想像力

現在お世話になっているある方から教えていただいた話です。

「人間はイメージが乏しい、そんなことをいまの猪口大臣がいったことがあります。以前日本の国連の軍縮大使を勤めた方です。いまは日本で確か少子化問題対策大臣、みたいなことをされていると思います。彼女がある新聞で述べたことです。

————
　軍縮を実施する国連議長を務めて、初めは私の言葉で各国の悲劇の実状を訴えたのですが、その時は分かった気持ちになってくれても、みんなすぐに忘れる（笑）。しかし被害者の声を一度聞いてご覧なさい。これはぜったい忘れない。世の中でただ一人だけ、教師も議長も、おそらく宗教指導者も政治家にもできないことを可能にするのは被害者なのです。人のイマジンする力の壁を突破させてくれます。

　被害者たちの、国連への不信感には強いものがありました。今までに一度だって、われわれのために役立ったことはないじゃないか、と。議場にいる各国の外交官は恵まれた人ばかりですから、被害者の痛みを想像できない。私はなんとしてもそこを突き抜けたかったのです。
　
　この時NGOが非常に大きな働きをしてくれました。被害者の声を私の国連会議にたくさん届けてくれたので、議場は深い思いに包まれていったのです。やはり被害者の声は限りなく尊い。その痛みに心を巡らせることができて、初めて人も国も動くのです。この壁が取り払われていけば、日本の核被害についても深い理解を得られると、私は意を強くしていきました。
------------

そうです、人間のイメージする力って意外と乏しいものなんです。そうした乏しいイメージを払拭してくれるのが、被害者の生の声です。もうこれは強烈ですね。直接被爆者からお話をお聞きになった経験をぜひ生かしていただきたいものです。

　もうひとつ、人はよく忘れます。感動したことでも月日が経つと、心のなかで色あせていくことも多々あります。たまに、あるいは、思い立ったときに、初めてお話を聞いたときの気持ちに帰ってみることです。」

以上です。

シーズで学んだこと、直接被爆体験を伺ったこと、いっぱい心動かされることがあったのに、日々の生活の中で忘れてしまう…。
他人の気持ちや痛みをイマジンすることって、ほんまに大事やなと思った。これは何もヒバクシャに限ったことじゃなく、家族や友達や恋人や、自分の周りにいる大勢の人に対しても一緒やんね。

平和を求める思いを受け継ぐってどういうことなんやろうね？
被爆体験を聞いて覚えてただ人に広めるだけじゃ不十分な気がする。それも大切なことやって思うけど。

相手の痛みを感じようとする、分かりたいって思う、その気持ちを養うことも、ある意味平和運動なんじゃないかなと思う今日この頃。ワタクシ、もっと人の心に敏感な人間になりたいと思いました…。

日常生活で相手を思いやること、できてますか？

コメント(5)

最初
全て
最新の40件

[2] mixiユーザー 04月15日 09:27

あらら！伴内さん、初めまして！こちらこそよろしくお願いします。
そして、早速のコメントありがとうございます。
伴内さんのおっしゃる通り、楽観主義に裏打ちされた強い意志は絶対に必要やと思います。シーズ一同、日々の生活の中で平和への道をコツコツ築いていきましょう！！

[4] mixiユーザー 05月27日 23:00

Minasan iroiro kangaeteite watashi niha atama ga ippai ni narimasu.
watashi no baai, shoudai surutokini souzouryoku wo tsukaimasu.
shoudai surutokini hitori hitori no kao wo omoiukabete sonohito no BUSSHOU ni todoku youni inorimasu. sonohito no kotowo omoete sonohitono iitokoroga mietekite kansha dekimasu. Tada ageteruto daradara de owarimasu.
Souiu tokini Souzouryoku no Daijisa wo kanjimasu.
Zuretetara suimasen.

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ