これまでにThe ERECTiONSは2003年に1stデモCDR、2004年には2ndデモCDR、そして同年POGO77からのストリート・パンク・コンピレーション『Punks And Skins Are Fuckin' Walking Down The Street!』で音源を残している。正式単独音源に関しては、なんでもっと早くに出さなかったんだ?という突っ込みはこの際ナシ(笑)!音源リリースに間が空いたのはケンタローの環境の変化もあるだろうが、恐らく現在がメンバーも安定し、バンドとして絶好調という証!なのだろう。彼ら3人の、まるでコンピ『Punk&Disorderly』のジャケから飛び出して来たようなor 90年代のアメリカ東海岸辺りにウロウロしてそうな鋲ジャン×カラフル・モヒカンという強烈なルックス通り、良い意味で期待を裏切らないコテコテ・バリバリのOi!ポゴ・パンク・ロックである今作の5曲を聴けば、その充実っぷりはヒシヒシと伝わってくる。
個人的には、まるで15年以上前に初めてDISCOCKSを見たときの衝動、いや、初めてThe EJECTEDの"Have You Got 10P?"やThe WALLの"Uniforms”を聴いたときの衝撃と同列のエネルギーを思い出した。ライヴでもおなじみの“Oi!'s Alive”や“Noise For The Boys”は言わずもがなのストレート・ナンバー。そしてとくに印象的だったのが、ナカチンがメインVoを務め、サビでのTAKA-44の高音シャウトも冴えた、ラストの“Turn On Tune In Drop Out”。この辺りからは、EJE-Oi!系(The EJECTED直系Oi!の総称)金太郎飴サウンドよりも一歩進化したThe ERECTiONSサウンドが見て取れるだろう。
7/30(土)には、ホームである早稲田Zone-Bにて、彼らの自主企画第6弾にして、レコ発となるライヴ『Noise for the Boys!Vol.6 』が開催予定!事前にEPをGETするもよし、当日買ってメンバーに何か特典をおねだりするもよし!とにかくこのEPを聴いて7/30(土)はZone-Bに集合だ!