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陰陽師‐平安妖絵巻@式神大図鑑コミュの【イベント】朱刻む鬼草子〜中編〜:裏語り

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探索中に拾う絆の欠片を集めると、裏語りが解放されていく。
10個毎に1話解放。最大50個。

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位置情報 カイナと茨木童子


カイナ
「うぅ、さっきの変なおじさん追っかけて来てないよね?」

茨木童子
「ん?どうしたんだ、カイナ
何か心配なことでもあるのか」

カイナ
「茨木童子、さっきね
変なおじさんが話しかけてきたんだけど…」

茨木童子「何だと…!それは変質者かもしれない!」
「世の中には小さな子供が好きな変わった奴らも居ると聞く」
「カイナ、今から私と特訓だ
その変質者が追ってきた時お前自身の力で撃退するのだ」

カイナ「う、うん!
わかった…!
カイナ、負けない!!」

酒呑童子
「何やってんだ、あいつら
っていうか、何時の間にあんな仲良くなってんだ」

酒呑童子はやきもちを妬いているのか?

酒呑童子
「そ、そんなんじゃねぇ!!
馬鹿なこと言ってねぇでちったぁ集落の残骸集めくらい手伝えよ!!」

カイナ
「あ!お父さん!
カイナも手伝うよ!」

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位置情報 酒呑童子の部下


酒呑童子
「あの死神野郎…!
地獄の鬼共に認められてるからって良い気になりやがって!」

縊鬼は鬼でもないのに何故鬼達に認められているんだ?

酒呑童子
「あいつは死んだ奴の魂を集めては地獄に送り込む」
「それが地獄の鬼達にとっては称賛に価するんだよ」
「それに、いつきの野郎はどんな悪鬼でも鬼の魂は取らずに、むしろわざと逃がしてやがる」
「一方で罪のない魂を捕まえて無理やり地獄へ送る…そんな贔屓をする奴を俺達は認められるわけねぇよ」

星熊童子
「この通り、僕らの頭領は贔屓を嫌っててねぇ…
面倒くさい鬼だろう?」

虎熊童子
「豪快な癖に堅気なところがたまに読めないというか…
まぁそこが良いんだけどさ」

茨木童子
「あと、素直じゃないな
天邪鬼というかなんといか…
まぁ鬼だしな…」

酒呑童子
「おいてめぇら好き勝手言いやがって…!!
タダじゃ済まさねぇ!!」

面倒くさいと言いながらしゅてんに付いてくる童子達…
人間の自分から見たら鬼は皆怖いものだが
彼らにとっては大事な頭領、仲間なんだろう

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位置情報 相棒とお供


甘綿
「酒呑童子〜!
おんみょうじたんはすごいでしょ?」

酒呑童子
「…ふん、鬼に比べたらへなちょこじゃねぇか
筋肉だって全然ついてねぇし」

確かに、筋肉はそんなについてないかもしれない…
やはり鍛えた方が良いのか?

豆太
「ちょっとちょっと!
むきむきな旦那やだよ…
旦那は今のままでいいからね」

黒丸
「おらはどんな陰陽師さんでもついてくちゃ!」

豆太
「前から思ってたけど君そういうとこずるいよ!?」

黒丸
「ん?何怒ってるがんけ?
おら本心しか言っとらんちゃ」

酒呑童子
「あー、こいつらが居ると本当に喧しいな!」
「お前のほうがずっと静かでましだぜ」

甘綿
「あぁ〜!抜け駆けしないで!
おんみょうじたんの一番のお供は僕なんだからね!」

酒呑童子
「お供だぁ?
俺は従者じゃねぇっての!」

酒呑童子はお供というか、相棒という感じがする
酒呑童子は鬼の頭領だし
お互い守るべきものがたくさんあって、大変だと思うけど酒呑童子はそれが分かってる

酒呑童子
「そ、そうか相棒か
まぁ、悪かねぇけどな」

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位置情報 集落づくり〜童子〜


金熊童子
「熊童子がここにいりゃこういう大工仕事がもっと早くできるんだけどな」

…熊童子?
もしかして残り一人の四天王童子のことだろうか

金熊童子
「あぁ熊童子はな、俺達の中で一番力持ちでこういう仕事が得意なんだ」

虎熊童子
「その割に一番落ち着いててさ
…前鬼と後鬼との協定にはあいつを行かせた方が良かったんじゃない?」

金熊童子
「お、俺じゃ駄目だって言うのかよ!」

虎熊童子
「実際失敗してたじゃないか
あとで前鬼のとこに謝りにいかないといけないし」

金熊童子
「何だと!?
お前だって茨木童子追ってたのに凶暴化してたじゃねぇか」

喧嘩はやめてほしい
やめないなら酒呑童子と茨木童子を呼ぼうか

金熊童子
「なっ、何だよ…
脅したって怖くねぇからな!」

星熊童子
「陰陽師も随分鬼に慣れてきたなぁ…
鬼の集落の生活はどうたい?
自由で最高だろ〜」

金熊童子
「それにしたって何で陰陽師が俺達と一緒に居るんだよ」

星熊童子
「何でも鬼達の争いの原因の調査に来たらしいよ
原因はあの黒い勾玉だけど」
「凶暴化させられしまう僕らじゃ調べるのも危険だねぇ」
「陰陽師が居てくれた方が良いかもしれないよぉ?」

まだ何もつかめていないが、あの勾玉を放っておいたら鬼も人も酷い事になるだろう
鬼達の為にも、人間達の為にも、お互い協力しよう

虎熊童子
「ふん、都合良い事言っちゃってさ…
裏切ったらどうなるか分かってるだろうね!?」

星熊童子
「まぁまぁ、立ってるものは陰陽師でも使えって言うじゃないかぁ〜」

虎熊童子・金熊童子
「「言わねぇよ!!」」

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位置情報 集落づくり〜五鬼〜


酒呑童子
「悪ぃな、本当なら俺達がお前のとこに詫び入れなきゃなんねぇのによ」

前鬼
「いや、いいさ」
「お前達は集落を失ったのに、それを考慮せずに金熊童子の話を突っぱねた俺も配慮不足で悪かった」
「人手が足りないんだろう?
 今日は俺の子供達を連れてきたんだ」

義元
「こんにちは、酒呑童子さん
あたしたちも集落づくりのお手伝いしますよ」

義達
「力仕事なら任せろよ!」

義上
「あら、酒呑童子さんって結構お若いのね?
ふふ、頑張り甲斐ができたわ」

義継
「はしたないよ、義上
思っててももう少し隠してくれない?」

酒呑童子
「お、おう、よろしく頼む」

前鬼
「おや…
真義の奴は何処行ったんだ?」

義達
「あれっ、さっきまでそこに居たんだけどなぁ?」
「まぁそのうち出てくるって!
さぁ俺達も手伝おうぜ!」

前鬼の子供達のおかげで集落づくりも順調だ
ふと、木陰に誰か居ることに気付いた

真義
「なぁアンタ
人間の癖に鬼に肩入れしてるんだって?」

肩入れだなんて…ただお互いの為に協力してるだけ
と、言いたいところだけれど、酒呑童子達は悪い鬼に見えないし
彼らの一生懸命なところを見ていたら手伝わないわけにはいかなくなった

真義
「ふぅん…よくそんなので陰陽師やってこれたな
まぁ情けは人の為ならずって言うし」
「せいぜい鬼に恩を売っておくといいよ」
「もし悪事を働いても地獄の鬼が見逃してくれるかもしれないしね?」

そんなことの為に酒呑童子達の手伝いをしてるわけじゃない

真義
「口では何とでも言えるよ
でも鬼と人は相容れない
それだけは忘れないでよ」
「俺達とアンタ達とじゃ違いすぎるんだよ」

そうだろうか
皆で苦楽を共にして何かを成し遂げようとする
それは鬼も人間も同じだと思うのだが…
こうやって鬼達が争ったり協力する姿だって人間とそんなに変わらない

真義
「ふ、あはは…!
アンタは人間とあやかしのどっちの味方なんだ?」
「面白いよ、アンタ
からかって悪かったよ
俺もお手伝いするよ」
「じゃあまたね、陰陽師」

酒呑童子
「おい陰陽師、勝手に抜け出してんじゃねぇよ!」
「前鬼の子供達が飯作ってくれたんだぞ
お前もとっとと来い!」

鬼のつくるご飯ってまさか人の肉とかじゃ…

酒呑童子
「俺達はそんな悪食じゃねぇ
川魚とか山菜とか…とにかくお前でも食えるってよ」

カイナ
「あ!陰陽師、やっと来た!
カイナ、お腹ぺこぺこだよ
早く一緒にご飯食べよ!」

茨木童子
「前鬼の子供達は凄いぞ
彼らは皆、宿坊を営んでいて家事が得意なんだ」
前の集落よりも快適になりそうで楽しみだ
お前もそうだろう?」

もしかして鬼達は自分に気を遣ってくれてるのか?
そうだとしたら、嬉しい

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