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村下孝蔵を暑苦しく語る会コミュのMC集 5(経田康さん)

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'99、亡くなった年。経田康さんへのインタビューから。

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えーと村下さんと初めて会ったのは広島、だったです。でまあ広島の、スタッフから、まギターの、うまい、デビュー前の奴が、いるっつって。それであのう、ま連れられて、行ったんですけども。まああるお店なんですけども、そこで、まあなんですか、白いモズライトを持って、得意満面で、ベンチャーズ弾いてましたねえ。ほんっとに、僕もちょっと酔ってたんですけど、その酔いがさめるぐらいに、あのー素晴らしい演奏でしたね。ベンチャーズよりベンチャーズっぽかった。

でまあ、非常に、あの家族を大切にしていた人で。あのー、今の、世の中、家族との絆っていうのをちょっと、薄くなってるようなきらいがあるんですけど、村下さんはあのう、すごく家族を大事にしてましたね。ですから、まあ空港に、行って、飛行機に乗る前に電話してたし、例えばですよ。あと、むこうの空港に着いてから、電話してたし。必ず、本番前には必ず、あのお子さん、奥さんに電話してましたね、「これから始めるよ」っていうんでね。それだけなんつうんですかねやっぱり、集中する作業に入るんですよねやっぱり、アーティスト、なもんで。その様子が非常に、家族が、基本にあるんだなって感じましたねえやっぱり。(ちょっと涙をこらえる)うん。

ただ一回ねえやっぱり、宴会とかってなると、それ相応にむこうの人がね、いろいろ接待で用意して頂いたりして、それ相応に、あのー豪華な食事なんか出るわけですよね。そうすると村下さんの独壇場だもんね。うんあのう、やっぱり食べることも趣味のひとつですからあの人はね、あのーおいしそうに頂くんですけど、「村下さん、いーね自分ばっかりうまいもん食って!」って(笑)、「奥さん子供、食わしてやりたいね!」「(食べるしぐさをしながら)うんうんうん、いやあ、申し訳なく思ってるよ、自分だけ食って」とかつってね(笑)、食ってましたよ。うーん。沖縄に行ったときなんかは、朝の、10時ごろから電話かかってきまして、「ジャッキー行こう」。ジャッキーってステーキ屋さんがあるわけですよ。そこはもう、ミュージシャンのかたとかよく、行くんです。あのー現地の人に連れられてね。んでステーキが好きなもんでね、その日はね、前の晩は、前の入りしてステーキ食べて、ジャッキーで昼食べて夜食べて、つごう3回連続して食べましたね。うーん。パワフルな、人でしたよねそういう部分では。うん。そのくせあのー、まあ健康には、気つかえ気つかえ、とかつったりしてね、んでラーメンは汁まで最後まで飲んだりしてね、なーんか言ってることとやってることと違うなあ、と思うんだけど、でも許せる、っていうのが村下さん、でしたよね。

んでそうですねえ、今年に入ってからはねえ、ちょっと、あのー、人生論とか、あまりそういうこと言う人じゃなかったですけど、人生論とか自分の生き方とか、そういうものを、深く、考えるように、なってましたね。うん。「あれなんでこんなこと言うんだろうな」とかっていうような、ことよく言いましたよいきなり。ええ。だからまあ、あのーある程度、自分の、なんてんすかなあ、自分がどうなっていくんだろうかっていうところをまるで予見してたような、そういう言動も、言ってましたね。うん。だから、まあ、今回の新しい「同窓会」っていうCD、に関しても思い入れはまあ、今までの、アルバムよりも強くてそれこそデビューして20年、それの集大成に仕上げるっていうような意気込みで、やってましたね。で僕自身も、CDの仕上がりを楽しみにしてる、一人だったんですけど、まあ聴いてみて、非常に納得できる、素晴らしいアルバムに仕上がってたんで、僕も毎日、聴いてますね、ええ。声がいいですよね、ほんとに。やっぱり、ギターうまい、何うまい、っていったってやっぱり、あの、声の良さには。僕は、あの人が何が好きかって、声が好きでしたね。うん。

であと、けっこうあの、冗談が好きなもんですからね、あのー、なんか変な、100円ショップで買ったようなあのー、メガネと鼻のついたような、ありますよねなんか。ああいうものを小道具持ってって、お客さんの前でかけて笑わしたり、うん。あと、「今日は鼻風邪をひいて、鼻水がずるずる出るんだ」と。で、水とか置いてる台がありまして、そこの上にティッシュ、置いてるわけです箱ごと。「それ村下さんどうするんだ」「いやあ、わし今日洟ずるずるしてるから、本番中かむかもしれん」てわけですよ(笑)。そしたらほんとに、かんでたですね。喋りながら洟を。「フーン」つってねえ。

日課として、あのー、8キロから10キロくらい、歩くんだそうです。毎日。んで僕もその言葉を信用してねえ、冬、歩いたんですよ。8キロぐらい。けっこうありますよお。やっぱり2時間弱、歩かないと、1万歩とかいきませんしね。で「よく村下さん、こんなあのー、寒い時に歩いてるな」と思ったんですよね。で村下さんに言ったんですよ。「いやこの頃最近、村下さん歩いてるって言うから僕も歩き始めたんだ。でもよくこんな寒い時にあのー、8キロも歩けるね」つったら、「今の時期歩かない」(笑)。「経田くん今の時期、歩けんよ、寒くて」。ちゃんちゃん、ですよね。

であの、僕らの世代、あのグリコの「一粒300メートル」って、あるじゃないですか。(しばらく笑う)グリコの「一粒300メートル」試してみたんですって。うん。だから300メーターってどれだけ、ほんとにもつのかどうかって。(笑)そしたらね、ほんとにもつんだって(笑)。「経田くん、一粒300メートルってほんとだった」って(笑)。

うん。ただね、歌に関してはほんとに真剣に歌ってて、あのー、あれでしたよ。お客さんが少ない時でも、当然多い時にはそうですけども、一切、ちからの加減、はしなかったですね。いつも目一杯、歌ってましたね。だからリハーサルの時もそうなんですよ。20日の、あのーちょっと体調が不良になった時も、リハーサルなのに、ほんとに本番のようにして歌ってましたよね、ええ。で言ったんですよその日も、「リハだから、久しぶりだからあの、ちょっと加減して歌っていいですよ」って。「やっぱり、自分自身の練習だから、あのーしっかり歌うんだ」つってね。ええ。歌ってましたねえ。だからそういう意味では、アコースティックで二人でずいぶんいろんなとこ行きましたけど、あのー今は満足感でいっぱいですね僕自身。で村下さんも、「やった」っていう、コンサートをやってきたっていう、満足感でいっぱい、と思いますええ。

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やっぱり経田さんの言葉はいいですね。本当に一緒にやってきた人の言葉ならでは、
ですね。それと聴いていて感じたのは、経田さんは北海道出身だけど、
イントネーションがちょっと、孝蔵ちゃんのことを思い出してるときは、
熊本弁っぽいかんじに、かすかになるんですよ。それがとっても、いいですね。
経田さんの中に、孝蔵ちゃんが生きている、ってかんじが伝わってきました。

コメント(15)

あっそれで、沖縄の「ジャッキーステーキハウス」、あたしも行ったよ孝蔵ちゃん!
安くておいしいんだよねえ。でも店に窓がなくて、最初すんごく入りづらい店構えなの。でも一歩入ると、中の雰囲気がアメリカっぽくて、かっこいいんだよなあ。
そいでなんでかしょっぱいポタージュが必ず一緒につくんだよね。うん。

でも連続3回はちょっとどうかと。沖縄には他にもうまいもの、いろいろあるのに。
あはは。
あとさ、グリコの一粒300メートルがほんとだった、ってどうほんとだったんだよ!
どう検証したのかわかんなーい!
20日のリハーサルで倒れる件を読むのは辛いね。
これを映像や音源で聴くのはもっと辛そうだね。
でも、村下孝蔵の気持ちが伝わってくるね。
素敵だね。本当に。


雅兄さんが「MC〜松山行フェリー」で書いていましたが、ほんの1m程前で歌われたらたまらないね。そんなに近くだから、こぢんまりとした所でやったんだと思うけど。それでも熱唱されたんだよね。弦が切れたらしいから。
つらいですけどね。その日のことを思うと。うん…。
でも、そこで「力を入れずに歌う」なんて、ありえなかったんでしょう。

最後まで、目一杯、エネルギー使いきって、逝かれたんじゃないでしょうか。
以前のインタビューでは、「声が出なくなるまで、指が動かなくなるまで
続けていきたい」って話してましたね、孝蔵ちゃん。
でも、声の出なくなった孝蔵ちゃんなんて、想像できますかね?
ギターの弾けない孝蔵ちゃん、なんて?

まるで、ギターの弦が切れるような最期。そんな気がしますね。

(ちょっとキレイすぎたか。山田くん、座布団没収。)


それにしても1メートルの距離。
ツバとか飛んできそうだ。
ニ…ニオイとかも(おいっ!)。
>まるで、ギターの弦が切れるような最期。そんな気がしますね。

(美しいね。山田くん、座布団3枚、凡子さんにあげて!)


>それにしても1メートルの距離。
>ツバとか飛んできそうだ。
>ニ…ニオイとかも(おいっ!)。

(山田くん、さっきの座布団取り消し。)


もっとキレイに言おうかしら。

「 村下孝蔵は、あたかも、
  世界中に一本しかない、
  素晴らしいギターのような人であった。

  自らの身を削りながら、
  人々に愛されるままに、
  望まれるままに、
  その強靭な弦がついに切れるまで、
  美しい音を奏で続けた。 」



(山田くん、ちょっとこの人、だいじょぶかい。)
素敵!!
(山田くん、十枚! 商品の氷枕をプレゼントして。)
あー、ありがたい、このヒンヤリ感。
うっ...変換間違えてた。「商品」→「賞品」... 恥(__*ゞ


(そんな瑣末なことより)
このインタビューはニュース映像?それとも特番かな?
いずれにしても、その当時を知らない者にとっては有り難い資料です。
本当にありがとうございます。


えーっと、ニュースじゃなくて追悼番組ですね。
えーっと、タイトルなんだっけ…
あんまりいろいろ見たんでタイトルが出てきません…
雅兄さん、お願いします〜。たはは、ごめん…
> 凡子さん
どもっ!
CSで、放送された「メモリアル・ライブ」ですね。
一時間半、放映されました。

日清パワーステーションで開催されました。

WOWOWやNHKでの放送は、かなりの方々はお持ちですが、CSでの放送なんで、なかなか観れないライブ映像です。

最後の「初恋」は、涙ものでした。
雅兄さん、凡子さん
ありがとうございます。

号泣しようで、私には観らそうにありません。お話だけで充分です。
>雅兄さん

そうでしたそうでした、メモリアルライブ。ありがとうございます。
パワステでやったライブをまとめたものですね。

>Lihavaさん

須藤さんや経田さんのインタビューが入り、なにしろ亡くなった年に作られた
番組なので、せつなさも相当ですが、ライブの様子は素晴らしいですよ。
アレンジがとても垢抜けていて(ギター一本での演奏も含めて、バンドも)、
孝蔵ちゃんがどういう方向を目指そうとしていたのか、感じられます。
いつか見てみてほしいですね。
> 凡子さん
どもっ!
「それぞれの同窓会」のDVDの内容も、必見ですよね。

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