私の見たこんな映画コミュの有頂天？

今、話題の『THE有頂天ホテル』を観てきました。
三谷幸喜が脚本、監督を務め、キャストは豪華な顔ぶれでどんな感じなのかと期待をして観ました。
同じ三谷作品の『ラジオの時間』、『笑いの大学』を観てないんですが、ドラマの方の『王様のレストラン』(山口智子、松本幸四郎他）や『古畑任三郎』(田村正和、”今泉君” 他）などで三谷作品を好きだったので観ちゃいました。

いやーよくこんな風に考えて作れるなぁー、と思うくらい複雑な人間関係をうまく表現しており、それぞれの役柄もなかなかよかったかな。
ただ、ちょっともったいないキャストではあったが…（出演者のみんなが主役はれるだけの人達ばかりだから）

その中で、やっぱり役所広司さんや戸田恵子さんは　”うまい”と思ったね。
なんというか、”間”　の作り方がいい。
ちょっと強引とも思える剛情っ張り？はどうかと思うが、全体としてすごく作り込んでいて、観ている方もハラハラどきどきさせる様子の描き方もGOOD.。

役所広司さんはいつも思うが、ホントにああいう役(中間管理職役というかサラリーマン役？）がハマっているなぁと。
あと佐藤浩市さんが扮する○藤田○利も佐藤さんのハマりだなーと、『亡国のイージス』でも事務方官僚をうまく演じてたし、ビシっとしたスーツは　”佐藤浩市”　というイメージが付いちゃうほどハマってた。

こんな豪華なキャスティングで思い出されるのが『オーシャンズ11、12』。
今回の『THE有頂天ホテル』もそうだけど、こんなに豪華な顔ぶれだと、なんか観ていてメリハリが無いというか、怒濤の押しで最後まで走りきっちゃっていて、そこがなんか残念な気がしてならない。
料理でもそうだと思うけど、メインデッシュばかりは食べられない訳で、そうした意味での脇役が欲しかったかなぁと思ったりしました。
唐沢寿明さんや西田敏行さん、それに津川雅彦さんなんかホント、チョイ役でしか出てこなっかったし。

しかし、観ていて楽しいドタバタ劇は、ある意味本当の『エンターテイメント』なんではと一緒に観ていた人の一言が印象深かった作品でした。

皆さんはどういった感想を持ちましたか？
よければ聞かせてください。
では、また。（次は「泣いちゃったPart2」かな？）