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ジョジョの奇妙な冒険の哲学コミュの人間的な、あまりに人間的な

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しばらく五部に限って少しずつまとめていきましょう。

まずはブチャラティチームの確認から。

確認したいことは、ブチャラティチームの構造を、
人間の性質がそれぞれのメンバーに割り振られたものとして考えることが出来ることです。



まずはその名前の分析から行きましょう

・ブチャラティはイタリア語でブルーベリーのことです。花言葉は知性

・ナランチャはイタリア語でオレンジのことです。花言葉は純真

・フーゴはイタリア語で苺のこと。花言葉は先見、謙遜
また、フーゴはフーガを連想させる。フーガは言うまでもなく旋律が逃げていく構造を持つ。

・アバッキオはイタリア語で子羊のことです。

・ミスタはイタリア語でミックスしたもの、という意味です。

・ジョルノは言うまでもなく日、太陽のことです。

以上のことを踏まえて、各キャラが割り当てられた性格を短く一言でまとめてみます。

知性(ブチャ)、純粋さ(ナラ)、慎重さ(フーゴ)、弱さ(アバ)、感覚(ミスタ)、希望(ジョルノ)、
これらの言葉の持つ意味射程がそれぞれの人物に重ねられていることがわかります。

多少難しかったのはフーゴで、
フーゴに関しては、苺の花言葉と、作中の彼の性格を考慮して考えました。

苺には先見、謙遜、尊敬と愛、などの花言葉があります。
他に、イタリア語の語感としては、フーガを連想させるため、フーガ起源説を取りたいとも思いましたが、
あえて以下の理由で苺の花言葉の方で解釈します。

フーゴは非常に頭がよく、「先見性」があって、
「ボスと戦えば必ず死ぬ」ことを予感したために逃げたと考えられます。
このような彼の見通す力は、慎重さや謙遜、そして逃げ出すような臆病さとして劇中で現れています。
そのため先見性を、慎重さ、ないしは臆病さとして解釈出来ると思いました。これが理由の一つです。
けれども、ではなぜフーゴは「ボスと戦えば必ず死ぬ」のでしょうか。
ここに花言葉を解釈としてとりたいもうひとつの理由があります。

アバッキオは子羊=いけにえと言う設定のため、ボスに最初から殺される運命にあります。
彼はボスでなくとも、他の敵でも、ひとりでは殺されていたでしょう。
彼は羊のように集団でないと生きていけない人間の弱さの象徴だからです。
だから彼は権力に従うことに安心を見出すのです。

他方、ブチャラティとナランチャは、悪魔(ディアボロ)と戦って負けることになります。
知性と純真が悪魔の前では無力だった、というように解釈できます。

ブチャラティとナランチャの共通点は花言葉が起源であることです。
「花」というとたやすく死んだ者へのたむけとして連想できますね。

そう考えてみると、フーゴはディアボロと戦っていたら、その花言葉特性から負けたことは確実で、
そのことをフーゴは先見性によって感知して逃げた、と考えると設定につじつまが合いそうです。

ちなみに、ミスタは、彼の楽しんで生きるという心情の通り、五感の総合体(ミックス)として
描かれています。
見ること、聞くこと、触ること、などなど、彼は感覚の赴くままに享受して味わい、楽しみ、生きているものとして描かれています。
だからこそ、彼はあまり考えない。
彼は花言葉特性からしても生きています。彼が生きているのも興味深いですね。
彼がなぜ生きているのかは、また今度分析してみましょう。


なかなかまとまりがつきませんでしたが、以上で見たように、
ブチャラティチームをひとつの人間的な要素のかたまりと考えることができます。

そこから引き出すことがきることとして、ブチャラティ(知性)がリーダーと言うのは非常に興味深いことです。
言い換えれば、「知性」がもっとも人間的なもの、という意味がブチャラティに託されていると言っていいでしょう。
そして彼が死人になりながらも支えているのは、悲しいまでの人間的な優しさです。
ではそのブチャラティとディアボロの戦いはどのように解釈できるでしょうか。
ディアボロの持つ意味とはなんでしょうか。

今日はここまでにして、次はブチャラティとジョルノ、そしてディアボロのことを分析してみましょう。

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