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君の名残をコミュの義仲の故郷へ

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「四日間の奇蹟」を読んで浅倉卓弥さんの小説がもっと読みたくなって「君の名残を」を手に取りました。しかし私は歴史について無知であるため、義仲を題材にした別の時代小説を読みつつ、2回ほど読んで流れがなんとか頭に入ってきた感じです。。。お恥ずかしいあせあせ(飛び散る汗)
歴史は変えられないってわかってるけど、やはり友恵には「義仲を守れるといいね!がんばれ〜!」という感じで応援しまくっていました(笑)

歴史を知らない私が言うのもおこがましいですが、身内で殺しあう源氏と、一族の繁栄のために結束している平家とでは後者の方が人間らしいのかもって思ってしまうところもあります。人を斬り合う戦において何が善で何が悪なのかわからない。壇ノ浦で自害した知盛ですらその最期はカッコよく感じてしまいました。「もののふ」って潔い所がイイ。(行家のような卑怯なヤツもいたけど)
もちろん私は木曽軍のファンですが、野心がないから敗れちまったのか?って思わなくもないです。清く真っ直ぐなものが生き残れない、そんな時代だったのかな。

途中、えっどうして?ってところもありました。
泥濘にはまって身動きのとれない義仲を義経が矢で射ったり、壇ノ浦では船の舵取りまでも殺してしまうしで。。。あれじゃ、まるで卑怯者では?
それから、平泉で最後まで味方して夜襲を企てる藤原泰衡から必死で殿である義経を逃がそうとしてくれる人を武蔵が斬っちまうなんて〜!!武蔵がそんなことするんかい?
・・・時がそうさせたのでしょう。うん。

それはさておき、

2006年の秋に一人旅で名古屋へ行った際、名古屋から足をのばして長野県木曽郡木曽町(旧日義村)へ行ってみました。その時の旅行記が残っていたので掲載します。
なにぶん、素人の記録なので多少の間違い等はご勘弁ください。

◇◇◇

2006年11月16日
本当は香嵐渓に紅葉を見に行くつもりで今回の名古屋旅行を計画していたのだが・・・
毎年中旬にはピークを迎えるはずの紅葉もまだ色づいてもいない程度。
・・・という訳で、急遽長野方面へ方向転換することに。
題して「木曽義仲遺跡めぐり&紅葉の旅」

JR名古屋駅発長野行き 特急ワイドビューしなの1号乗車
名古屋駅から木曽福島駅まで特急、木曽福島駅から宮ノ越駅までは普通列車に乗り換え。
途中の車窓より山々の紅葉が見え始める。木曽福島から宮ノ越までは2駅。乗る前には予想もしていなかったのだが、JRなのにワンマン列車!ドアは乗り降りする人がボタンを押して開閉する。バスのように整理券を取って乗車し、降りる時に車内で精算するのだ。

宮ノ越駅は無人ではないのだが、いわゆる駅員さんの格好をした人がおらず、作業着のようなものを着た人がいて、顔が合うとあいさつをしてくれる。
ワンマン列車区間なので切符売り場はもちろんない閑散とした駅で、だいぶ不安になる。
駅を出てすぐ案内板を発見。ここからは、日義村HPにあった遺跡めぐりコースの地図のとおりに行ける。

ここは、父が殺害され母とともに逃れた駒王丸が中原兼遠の養育を受け、元服・旗挙げするまでを過ごした地である。
まずは、悲劇の武将木曽義仲の生涯を勉強することができる「義仲館」へ。
館の入り口には義仲とよりそう巴の像がドーンと待ち構えている。
館内には実物大の人形があり、登場人物が美形揃いであったことがうかがえる。特に巴御前は美しい。人形があまりにもリアルなので、ミシっと何かが軋む音が何度かしてビクっとしてしまったが、後から中年のご夫婦が入ってきたのだった。スタッフに聞いてみると、館内は写真撮影オッケーとのこと。人形はガラスケースの中に入っているので、照明のせいで光ってうまく撮るのは難しい。「平家追討の令旨」のシーンも再現されていた。絵画やら展示物をしばし鑑賞。

その後、義仲の母の小枝御前を葬り後に一族の菩提寺となった徳音寺へ。
個人的に寺社仏閣は苦手なので、サクッと周ることにする。
境内の墓所には右から今井四郎兼平、小枝御前、木曽義仲、巴御前、樋口次郎兼光の順に仲良く並んでいる。お墓の下に植えられたもみじの葉が紅葉してきれいだった。

ここに来てから観光客はもちろんのこと、村民すらあまり見かけない。時折、農作業のお年寄りとすれ違うくらいだ。平日だからなのか? 村人は観光客にやさしく、やはり顔が合うと「こんにちは」とあいさつをしてくれる人もいる。
木曽川を挟んで山々の木々の色づき、田畑がどこまでも続き、ゆっくりとした時間が流れるなんとものどかな風景が広がっていた。

旗挙八幡宮→義仲元服の大ケヤキ→南宮神社→山吹橋→巴ヶ淵→巴橋(これより徳音寺、義仲館、宮ノ越駅へと道は続く)

巴ヶ淵の紅葉が見事!
誰かに教えたい〜と思ってこうやって書き込んでしまったのだけど、その美しさを持ちつつ、人知れずひっそりとしているのが木曽らしい。「君の名残を」の映画化は私も望んではいるけど、ここが観光客でごった返す姿は似合わないと思うのだ。

写真を撮りながらのんびり歩いたら、3時間でひととおり周れた。食事をとる余裕はなかったので、食事をとる場合は周るペースを早くするか、時間に余裕をもって行くといいと思う。
食事処は義仲館脇の食堂か、旗挙八幡宮付近の国道沿いにある蕎麦屋の2軒しかなさそう。
持参のお弁当を食べるなら巴ヶ淵の休憩所か、義仲館脇の公園が良いだろう。

中央本線でここへ行く注意点は、本数が少なく1時間に1本あるかないかであること。
木曽福島駅、中津川駅から特急や快速に乗り継げるかどうか等、時刻を事前に調べておく必要がある。

宮ノ越から中津川までワンマン列車、中津川から快速で千種、千種から地下鉄で栄へ。
名古屋方面へ戻る列車の車窓からは木曽川と山々の紅葉がどこまでも続き、長い列車の旅も退屈知らず。地元の乗客の話す聞きなれないイントネーションも加わり、遠くへきたんだなーという感じがした。

◇◇◇

詳しく歴史的背景を勉強してから行けばさらに楽しめたのかもしれないっていう後悔が残りましたが、楽しかったです。

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