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mixi合気道部コミュのご参考「トリコフィトン・トンズランス(感染症、皮膚疾患)」

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皆様はトンズランスをいう皮膚疾患(感染症)をご存知でしょうか。
僕は合気道と並行して柔道を習っています。
最近、柔道の指導者講習会でこの話題が出ました。
恥ずかしながら、僕は初めて聞く話でした。
お子さんが柔道部所属、僕の様に柔道の稽古もされている方、柔道クラブと稽古場を共有している場合等、感染経路の面から合気道家も無関係ではないと思いましたので、紹介させてください↓


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「トンズランス」という感染症があります。へんてこな名前ですね(笑)。※正確には「トリコフィトン・トンズランス」
水虫やたむしと同じ類の皮膚疾患の一つになります。
柔道やレスリング選手の間で、ここ15年ぐらいで急速に広まっているそうです。
顔や頭皮に円形でピンク色の発疹ができてかゆみを伴います。
ひどくなると脱毛にもつながります。
しかも、一度かかると治りにくいです。

もともとは南米の土着菌だったのが北米を通じてヨーロッパに広がり、そこに遠征していた日本のレスリングの選手等が感染して日本に持ち帰ってしまったのが始まりだそうです。

感染力が強く、皮膚同士の接触により感染します。
柔道、レスリング、相撲等、体同士のコンタクトを伴う競技で感染が広がっているのはこのためです。
稽古前後の感染状況を調べたデータを見せてもらったのですが、たった1回の稽古で感染者が増えていたという結果でした。

また、菌が体内に侵入する速度が速く、体表面の場合で1日、切断面(擦り傷等)があった場合は半日程度とのことです。
生命力も強く、しぶといことに、人から抜け落ちた頭髪中で6ヶ月程度も生存します。

予防方法は道場等を清潔に保つこと、掃除機で落ちている毛髪などを吸い取ってしまう方が良いです。
それと、練習直後にシャワーを浴びること(※菌の侵入速度が速い為)。
タオル、道着などの共有はもってのほかです。

万が一、感染してしまった場合は専門医(皮膚科)への受診が必要です。
その時に重要なのが、自分がやっている競技を医師に伝えること。トンズランスかも知れないと伝えても良いと思います。
なぜ、このようなことを医師に伝える必要があるかというと、誤診を防ぐためです。
皮膚疾患の治療に広く使用されるステロイドは、トンズランスの場合逆効果で重症化させてしまう恐れがあります。

治療方法は塗り薬または飲み薬になります。
塗り薬ですが、塗り始めて1週間程度で発疹は消失しますが、菌が死滅するまでは1ヶ月程度かかります。
なので、見た目がきれいになってきても、勝手に塗るのをやめてはいけません。根気よく治療を続けることが必要です。

ただ、残念ながら、感染したことを恥ずかしく思ったり、練習する時間欲しさ、感染したことによる試合出場停止が嫌で病院に行かなかったりする人が多いのが現状だそうです。
さらに悪いことに、指導者の中でも「自分たちだけ治療しても意味がない」ということで、治療に消極的な方がいるらしいです。

講習中に聞いた話が「この病気の為に泣いている人がいる。」ということでした。


トンズランスは競技者本人だけでなく、家族にも感染の恐れがあるということなので、「もしや」と思う人がいれば、受診を勧めてほしいと思います。


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長くなり失礼いたしました。
既にご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、紹介させていただきました。

ご参考になれば幸いに思います。

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