新年を迎えてまだ1週間ほどだが、『iPad 2』および Verizon Wireless 版『iPhone』の発売日に関する噂が既に広まっている。噂は Apple が Apple Store の従業員に休暇の取得を禁じているという報道に基づくもので、これは通常、Apple が主要製品を発表する際の兆候を示すものだ。
Apple 関連情報サイト『AppleInsider』の Neil Hughes 氏と Kasper Jade 氏は次のように記している。「Apple の小売計画をよく知る人々によれば、Apple は3週間にわたる『(休暇取得) 禁止』期間を言い渡しており、その期間中、勤続年数の短い Apple Store 従業員は休暇を取得できないという。禁止期間は1月の最終週から始まり、2月前半まで続くとしている」
また、この記事では Apple が多忙なホリデー ショッピング シーズン中に採用した臨時スタッフの多くを現在も雇用し続けている点を挙げている。
Apple Store の全従業員が結集するこの3週間の間に、iPad 2 と新型『MacBook Pro』だけでなく、しきりに噂されている Verizon 向けの CDMA 版 iPhone が発売されるのではないか、という推測が Blog 界で再び浮上している。
スマートフォンの象徴とも言える iPhone は、現在 AT&T でのみ販売されているが、Verizon での取り扱いを望む声は数年前からあり、その実現に関する推測が Blog 界のみならず、最近では大手メディアでも取り上げられるようになっている。『Bloomberg』や『The Wall Street Journal』紙、『The New York Times』紙、『Fortune』誌などのメディアは、Verizon による iPhone の取り扱いが「2011年前半」に実現すると報じている。
Apple が新たに発売するモバイル機器としてもっと現実性が高いのは、おそらく『iPad』の後継機だろう。台湾の技術系業界ニュースサイト『DIGITIMES』が11月に報じた記事によると、TPK Touch Solutions、WinTek、Cando、Chimei Innolux など、タッチパネルや強化ガラスを手がける複数のサプライヤが、間近に迫る iPad 2 のリリースを見越して増産体制に入っているという。