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amazara信者コミュのamazarashi・歌詞紹介

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「秋田ひろむ」の歌詞(世界観)をご紹介致します。

コメント(17)

『夏を待っていました』

君はまだ覚えてるかな
あの暑い夏の冒険を
あの長くて真っ直ぐな路線を歩き続けて
いつの間にか僕らは離れて離れ
そして、僕は今日に流れ着いた

あの日、僕らは世界の果てにでも
辿り着けると思っていたし

映画の結末みたいな 本のエピローグみたいな
アニメのエンディングみたいな
感動的な最終回がいつかはやってくるもんだと思っていた

今の僕はだいたい何話目なのかな
分からないけれど
ここを最終回には出来ないよな
『無題』

はじめ、
僕の歌には名前がありませんでした

だって歌うのは僕一人だし
聴かせる人もいなかったし

初めて人前で歌う時に
名前が必要なんだ、って気が付きました

だから僕は
誰にも聴かせる予定が無くて
誰にも必要とされていない
この寂しい歌に、せめて
「無題」

と名付けました
『爆弾の作り方』

自意識の袋小路
悲鳴を上げた心象風景 窓ガラスに黒いゴミ袋
数か月分のアルバイト雑誌と丁度同じ高さに
積み上げたルサンチマン
「僕は特別だ」だけがよりどころの
その他大勢としての僕

一つの事から目を逸らし続けるのは
一つの事を見つめ続けるのと
同じくらい危険だ

僕は空っぽだから
戦う術がないから
皆を見返すにはこれしか方法がなかった

笑った奴らを
見下した奴らを
皆ぶっ殺してやる

bakudannotsukurikata.html

そんな僕の黒く淀んだ部分は
全部フォルダの中にしまってあって
誰にも見せられない
『隅田川』

とても大切だったはずの
僕らの特別は
まるで特別じゃないみたいに
いつも側にあったから

ずっと履いている
ボロボロのスニーカーみたいに
ジャケットが気に入っている
好きなバンドのCDみたいに
音が出なくなっても
何故か手放せないギターみたいに
当たり前に側にあったから

あの時、ずっと続くと思ってた事の殆どは 今じゃもう終わっている
じゃあ、
今、ずっと続くと思っている事の殆ども
いつかは終わってしまうのかな
信じられないけど
きっとそうなんだろうな


こんな馬鹿な僕に
ひとつだけ
文句が言えるのだとしたら
「忘れちゃいけない」は
もう忘れちゃいけない
   「カルマ」
 僕がどこかくしゃみをする事で
 どこかの誰かが傷ついたり

 僕が食事する事で
 どこかの誰かが飢え死んだり
  僕が舌打ちすることで
 どこかの誰かが憤ったり

そんな事を考えると
僕は何も出来なくなって
息を止めてみたりするけれど
 テレビの中の戦場では
相変わらず人が死んでいて
 それでも腹は減るから
飯の度に罪悪わ感じて

 ごめんなさい
僕は知らない誰かの命を救う為に
 餓死も出来ない人間です

 なんだか辻褄の合わない
訳のわからない気持ちが
 胸の中で内部紛争
動悸がうるさい

 僕がこんなことで頭を抱えて
 もうずっと眠れないのは
きっと地球の裏側で
 誰かがくしゃみをしたせいだ
「奇跡」

僕の奇跡は言い訳だ

どうしようも無い状況で

救いようも無くて

それでもまだ

どうにかしたいと願う力だけが残っているなら

全てが奇跡だと言い張るしかないじゃないか

些細な事で傷つく弱さも

すれ違いざま肩がぶつかった男の舌打ちも
どこか遠い国の戦争も

季節の変わり目に止まらない咳も

ふがない自分も

全てが奇跡だと言い張るしかないじゃないか

でも

全てが奇跡なら

奇跡なんか無いってのと同じだな

って、気が付いたのはつい最近

何にも変わらねぇな
って言いながら

何にも変わらねぇな
って言えている自分に驚いた
「クリスマス」

人は生きている間

毎秒罪を犯しているとして

一分で

六十の罪があるとして

一時間で

三千六百の罪があるとして

一日で

八万六千四百の罪があるとして

三百六十五日で

三千百五十三万六千の罪があるとして


それを洗い流すのが
年明け前に降る雪だとしたら

新年に皆が清久しい顔して笑っているのも
無理やり頷けない事も無いな

だから僕は

雪の降る街が好きなんだよ

罪悪だらけだもんな

「ポエジ-」

僕らは順応しない

僕らは反省しない

僕らは戦争したい

約束は出来るだけしない

百貨店の下着売り場は暗い

反政府ゲリラ組織に入りたい

無秩序の無こそ知りたい

僕らの溜池が礫になって校庭に落下する瞬間を見たい

あの子のスカートになりたい

過ぎた憂鬱は悲劇ではなく喜劇的であると主張したい

こんな寂しい幸福について君と語り合いたい

刃渡り15センチのそれで最終的な自己帰結を試みたい

ペガサスの羽音を聞いてみたい

初冬の空に出せなかった手紙を燃やしたい
それが夕日に照らされる頃に泣きたい

本家の桜の木をもう一度見たい 死にたい 死にたい

と言って死ねなかった僕らが生きる今日がこんなに白々しいものだと伝えたい

母親の胸にもう一度抱かれたい

僕は僕を愛したい
「光、再考」

絶望とは、暗闇ではなく
暗闇の中で、手を伸ばす事もない事

希望とは、手を伸ばす事ではなく
暗闇の中でも、触れたい何かがあるという事

触れたいものなど無い、と言うのなら
そもそも君が、絶望する事も無かっただろう
絶望なんて、手を伸ばした人だけに訪れる通り雨みたいなものだから


君の肩が濡れているのは
むしろ誇っていい
どうしようもない今日も
笑えなかった昨日も
君が何かを掴もうと、手を伸ばした証拠なんだ


一度も旅に出ようとしない、傷ひとつない船に
誰が乗りたがるだろうか
この先起こる嵐を乗り越える為に
痛みを知っている君でなければいけない


だから
「もし生まれ変わったら」なんて言わないで
「つじつま合わせに生まれた僕等」

始まりに意味が無いのなら
終わりに意味なんてあるはずが無い
生きていることに意味を見出そうというのは
とっても臆病なことかもしれない


日々、殺さなくては生きる事が出来ない
その重みに耐え切れず
対岸で吹き消される命を
眺めている事しか出来ない
その無常に耐え切れず
なすり付けられる優秀に
甘んじる事しか出来ない
その軽薄さに耐え切れず
誰も彼もが泣きじゃくる



結論とは、
肯定とは、
常に泣き言だ

だから
僕らは赤ん坊のように
「愛こそ全て」
と、泣きじゃくる

「初雪」

青森駅前に雪が降る

「遠くまで来たつもりで振り出しに戻っていた
いや、でも、
景色は同じでも
何か変わっているんのだ」などと

負け惜しみみたいに呟いて

青森駅前に雪が降る

「僕の足取が重いのは膝まで積もった雪のせいでしょうか
降り止まない感傷のせいでしょうか
なんにしても
今年も雪が降りました」などと

引き出しの奥に仕舞った手紙みたいに呟いて

青森駅前に降る


「あの日、この場所から始まっのは
片道一万五千三百五十円の向こう見ずな逃避行と
振り向いてはいけない人生」などと


古い流行歌みたいに呟いて

青森駅前に雪が降る とにもかくにも
流れ着いた今日を生きるのです
「よだかの星」

かぶとむしや、たくさんの弱虫が、毎晩僕に殺される。

そしてそのただ一つの僕がこんどは鷹に殺される。

それがこんなにつらいのだ。

僕はもう虫をたべないで餓えて死のう。
いやその前にもう鷹が僕を殺すだろう。
いや、その前に、僕は遠くの遠くの空の向こうに行ってしまおう。
僕らは孤独をおもちゃのようにもてあそんで
さもそれが、与えられた免罪符かのように
自慢げに見せ付けるけど


君の自由は誰かの自由ではないか

君の脳みそがインターネットではなく、
君の脳みそがワイドショーではなく、
君の脳みそが週刊誌ではなく、

家族や、友人や、恋人や、 君自身が愛するものであることを願う

「アノミー」
僕らは、望んだことの半分も成し遂げられないまま大人になった
それでも、まだ終わっていないよ
まだ息はしているし
走る事だって出来る
あれから学んだことも多いし
それが武器になる事だって知っている

必死になって転んだ時ほど
滑稽だって事も知っているし
笑われる事が、傷つくに値しない事も知っている

唯一
諦めたってだけじゃないか

いずれにしても立ち去らなければならない あるいは「旅立つ」に変えてもいいし、「逃げ出す」でも別に構わない
好きにしたらいいよ
君の都合が良いように

僕らに必要な言い訳を早く選んでここじゃないどこかへ行く為に
「さくら」

投げやりになって
何かをしでかしたいと思った
どうせ、のたれ死ぬだけの
くそったれの人生

結果なんてどうでも良くて
ただ、逆恨みと顕示欲だけの
どうしようもない情動

自分自身のせいなのか
世界のせいか
結果は大分違うだろう
どちらにしろ、醜いものだけれど

その境界線付近をうろつく
ろくでもない無垢な幼児性どもが
それでも幸福にすがりつく様を
無様と笑うかい

しくじったこの場所で終わるか
いずれ来るはずの、
満たされた幸福のうちに終わるか
ハッピーエンドってのは
僕らの墓石に刻む

日付ほどの価値しかない

だったら僕の終わりは
もう少し先でいい

「ピアノ泥棒」
過去の連なりのくるぶしに できた青痣を青春と名づけて

それをまるで仇のしるしみたいに 夜になる度撫でて

想いは晴れたか? もういいよ

何も憎まず 心に歌を

多くは望まず 心に歌を

そして 最後には頼りない祈りを

申し訳程度に宿した 種子を飛ばし

どこへ行こうが 花である

迷いにだけ咲く 花でである

場所を選ばぬ 花である

理想に根をはる 花である


雨上がりに咲くidal


「理想の花」
ぼくは泥棒 昔の話 話半分は酒の席のご愛嬌
真に受けるなよ 本気にするなよ 今となっては笑い話の類
僕は泥棒 中野のアーケード 雨宿りの振りしてして品定めの日曜

色とりどりの傘が開いて閉じて 心も躍る休日のパレード

二丁目の角の 新しい楽器店 でかいトラックが止まって何やら搬入中 もっと昔には ピアノ弾きでもあった いや 本気さライブだってよくやったもんさ
だからピンと来た スタンウェイのヴィンテージ ピアノ弾きなら誰もが憧れる名品
正直目がくらんだ あいつがあれば 僕は誰よりも上手く弾けるのに

あのピアノ盗んで 弾きたいな取って置きの 自慢のクラシックバラード
それを聴いたら 出て行ったあの娘も 落ちぶれちまった僕をきっと見直すはずさ
ピアノ盗んで やり直したいな僕の くそったれの人生

丁度 人目を避けてコソコソ生きるのに 嫌気が差してきたところなんだ

「 ピアノ泥棒」

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