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和歌が好きコミュの子を想う心に寄せて詠んだ歌…

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毎日、色んな事件が続いて、世の中荒んでいるように
感じることが多い。
ましてや、子供にとって、こんな世の中を生きていくのは、
さぞやとさえ思うこと、しばしばである。
ちょっとでも子や弱きものへの心があるならば、
人と言うものの有り様も変わるのだろうにとも…

子を想う心に寄せて詠んだ歌…そんな歌を
思い出してしまった。時節に関係なく…

 ちぶさ吸ふ まだいとけなき 緑子と
  ともに泣きぬる 年の暮かな  (右大臣実朝)

 うなゐ子が すさみにならす 麦笛の
  こゑにおどろく 夏のひるぶし  (西行)

 置くと見し 露もありけり はかなくて 
  消えにし人を 何にたとへむ

 留め置きて 誰をあはれと 思ひけむ
  子はまさるらむ 子はまさりけり (和泉式部二首)

子のあるなしはともかくも子を通して詠われた和歌は、
切ないほどに心に染み入るものがあるのは、
いつの世も同じであるからだろうか。
それとも、少なくともそうあって欲しいと思うからだろうか。


 

コメント(2)

唐衣 裾に取り付き泣く子らを
置きてぞ来のや 母なしにして

万葉集だったでしょうか。
実は教科書で習ったのではないかと思うのです。
当該の時代背景が想像できないと、共感が難しく
学生時代は何が何だか、と授業を受けましたが
これっばかりは
取りすがってくる子を宥めて別れる情景が浮かんで
あっという間に覚えたのでした。

飾らない言葉ゆえに、かえって胸を揺さぶるのでしょうか。
みーよんさん>
死別はある程度予想がつくことですが、
性別ほどつらい別れはありませんよね。
お互いにどこかにいることは分かっていても、
思うようにならない背景があると思うと
胸が締め付けられる思いがします。
和泉式部の歌は、小式部が先立ち、
その子を残していった、いわば、わが子との死別と
その小式部の子への思いを詠ったものですが、
愛する親王との死別を二度も経験した彼女の想いが
いかばかりだったか想像に難くない気がします。

ご紹介の万葉集からの歌も、親と子との切ないほどの
心の有り様が伝わってくるようです。
本心からの飾らない歌って、胸を掻きむしるような
悲しさに溢れていますね。しんみりしてしまいました。
変わるものは時代に応じてありますが、
変わらないものもあるのは、こんな歌なのかなと
想いました。

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