ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

和歌が好きコミュの平安期の歌に何故惹かれるのか。

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
定家の明月記冒頭は、確か、次のような言葉で
始められている。
「紅旗征戎、我事に非ず」
平安末期、武士の台頭や僧兵の横暴が都を脅かしだし、
都中、屍の匂いが立ち込めていたであろう時代に
ありながら、定家はひたすら歌の道に励むことを
宣言しているのである。
そんな背景を感受しながらも、私はこの時代までの歌に
惹かれるのは何故だろうかと、この定家の言葉を思い
返す度に自分に問うのである。
単に言の葉は言霊とかだけでは、割り切れない。
定家ほどの歌に対する姿勢などは全くなくとも、
この異常さにはある意味で、不思議を感じざるを得ない。
定家にも、今の時代に生きる私自身にも。
古今がそれ以降の日本的なるもの、和様の根源になったもの
と評することは容易いが、そうした感性がいつの間にか、
刷り込まれているのが、そも、不思議に思うのである。
心映えというものが表れているからだろうかと
思ってみる。
心の奥底から、人の思いが木の根のように生えだしている
ように感じるからだろうか。
一歩外に出れば、阿鼻叫喚の世界が存在する中で、
ここまで言い切れる定家とは何者なのか。
そうして、また、今、こうして定家に至るまでの歌に
心が通じてしまう自分とは、果たして、
如何なるものなのかと問うてみたくなる衝動に駆られる。
歌は、一部貴族社会で構築されたものとは言え、
斯くも我々現代日本人の感性に深く組み込まれている。
実に、不思議。益々、私は混迷の中に埋没しつつも、
また、一葉の頁をめくるごとに、我が心に響いてくる歌に
惹かれていくのである。
この私が歌に無意識に惹かれてしまうことに、
一言では言い切れない不思議を感じてしまうのである。
言霊に感応する何かがあるからだろうか。。。
おそらく、これはずっと続く謎深い命題になるように思う。
あなたは、何故、平安期の歌に惹かれるのでしょうか。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

和歌が好き 更新情報

和歌が好きのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング