自分探しの就活しませんか??コミュの日本電産株式会社

◆会社概要　1973年設立。精密小型モーターの世界トップメーカー。売上高は6885億3000万円（2011年3月期、連結）。連結従業員数13万2023人（2011年3月末、単体では1848人）。本社は京都市。

◆採用計画　2011年4月の採用数（高卒含む）は技術系と事務系で計156人（グループでは計363人）。12年春の採用予定数は未定。今夏まで順次、説明会を開き、エントリーを受け付ける。適性検査、3回の面接を実施。

主力商品であるパソコンのハードディスク駆動装置用モーターは、世界シェア（市場占有率）で約75％を占めています。これを含め、グループ全体で世界ナンバーワンのシェアを誇る製品は38個あります。

今後は車載用や家電用、産業用などのモーターの売り上げを拡大するのが目標で、2015年度にはグループで売上高2兆円を目指します。その一環としてＭ＆Ａ（企業の合併・買収）も積極的に進めていきます。

これからの競合相手は新興国のメーカー。彼らの仕事のスピードは圧倒的に速い。対抗するには、ものすごい速い時間で新製品を開発し、業務上の決断も素早く下さねばなりません。

そこで必要なのが、「すぐやる、必ずやる、出来るまでやる」人材です。情熱と熱意を持って自ら速やかに行動を起こし、執念を持って仕事をやり遂げられる――。技術系、事務系ともに、そのような人材を採用し、育てていきたいと思っています。

最近、「学生時代にやっておいた方がいいことはありますか」という質問をよく受けます。それに対しては「今やっていることを最後まできちんとやっておいて下さい」と答えています。

学生時代のことであっても情熱や熱意、執念を持って出来るまでやることが必要で、面接ではそういう点を知りたいのです。書いてきた内容を読み上げるような学生がいますが、それではいけません。人となりをそのまま見せてください。

なお、当社は国内に製造現場を有していません。すべて海外です。ですから、技術系も事務系も入社後、早ければ2年で海外に赴任する場合があります。当社で活躍するには、外国語、特に英語が必須です。学生の皆さんには、語学の素養もぜひ高めておいてほしいですね。

2011年5月17日、読売新聞より抜粋、一部加筆訂正