ネット恋愛は風の色コミュの独白 〜ネット恋愛を続けてきて〜

本当は日記に書くべきことなのかもしれませんが、なにぶんリアル知り合いがマイミクに多いので、ここにトピを立てさせて頂く事にしました。僕が今までネット恋愛を通じて何を感じ、何を考えてきたか。ある種の覚書かも知れませんが、読んで頂ければ幸いです。

僕には今大切な人が居ます。某MMOで知り合った年上のヒト。ネット恋愛に当たり前のように付きまとう「遠距離」の壁もあり、そして僕が学生で彼女が社会人という「立場」の壁もあって、出会ってから半年になる今も、まだお互いに直接触れ合うことが出来ていません。

少しでも早く彼女の傍に行けたら、少しでも長く一緒にいられたら。焦っても仕方が無いことは頭でわかっていても、気持ちは急いてしまう。このままいつまでも会えなかったら、またダメになってしまう。そんな強迫観念が、僕を捕らえています。

過去、僕はネットで３人の女性と「好き」の気持ちを交わしながら、いずれも成就しませんでした。そのうち２人の方は、ご自身の抱えるものの重さ・大きさゆえに実際に出会って恋愛することへの恐怖感が消えず、結局僕から別れを告げるまで顔を合わせる事はありませんでした。それはある意味いい経験でした。僕にとって何が大切なのか。例え別れが辛くても、未練が山ほど残っても、新しい出会いへ進むことが自分のためになる場合もあると、痛いほど感じた瞬間でした。

今になって考えてみれば至極当然のことなのでしょうが、延々と男ばかりの社会で生活してきて、女性への接し方やお付き合いの仕方を全くと言っていいほど経験することのなかった僕には全てが新鮮で大切なことだったし、それは今でもあまり変わっていないのです。相変わらず、誰かを好きになると新鮮なことばかりです。

☆☆☆☆☆☆

３人目は積極的な子でした。メッセだけの日々がいつしか毎日電話で話すようになり、やがてお互いの気持ちが溢れそうになって･･･僕は彼女の元へ逢いに行きました。遠く離れてるがゆえにたった２日間の逢瀬。でも僕はその２日間が、今までの人生の中で指折りできるくらいの幸せな時間だったと思っています。

　〜幸せな時間は　すぐセピア色になる〜

再会を約束した２人が逢うことは、多分もうありません。あまりにも離れていた２人の距離。それは物理的な距離をお互いの立場や金銭的な壁が増幅してしまったから。そして、お互いに恋愛を続けるための何かが欠けていたから。

多忙で２週ほど連絡を絶っていた彼女が戻ってきた時、彼女の心の中の僕の居場所は半分くらいになっていました。「ホントにあんたのことを好きなのかわからなくなっちゃった。」僕は、彼女の心の中の自分の存在がどうしたら元通りになるのか、その術を知りませんでした。今まで通りじゃだめだとわかっていても、簡単に自分を変えることは出来ず、かといって相手の心を捉えるような小細工なんて不器用な自分に出来るはずも無く。

ただ彼女によく言われてた「もっと自分に自信を持ってよ。私あんたの彼女なんだよ。」という言葉が、僕に足りないものを全て示しているような気がして･･･。

結局、その子とは３ヶ月で自然消滅しました。同じMMOにいながらしばらく口を聞くこともありませんでしたが、最近相手から話しかけてきたことがきっかけで、少しずつほぐれてきている気がします。ゲーム友達として仲良くやっていくこと以上に、今僕が望むことはありません。

☆☆☆☆☆☆☆

そして、大切な人との出会い。「好きなのかどうかわからない」という言葉を突きつけられ、不安でさらに自信を無くしていた僕を支えてくれた人。「もうだめかもしれない」という僕に「貴方ほど優しい人はいないんだから」と声をかけてくれた人。

いつしか、僕を愛していてくれた人。そして、僕の愛する人。

僕は彼女を信じています。彼女も僕を信じてくれています。
だけど、時間は無限じゃないから。人は不老不死じゃないから。皆、自分の幸せを求めてる。だから、時には別れを選ぶ。

でも僕は、彼女と幸せになりたい。別れたくない。

来年の今頃、社会人１年生の僕の隣に、笑顔の彼女が居てくれることを願って、精一杯自分に出来ることをしていこうと思います。

必ず近いうちに会いに行くから、待っててね。Yさん。約束だよ。