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Scott Rockenfieldコミュのスコットインタビュー(Live from music city) part 1

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スコットの最新インタビューが出ていましたので訳しました。長いので2部に分けてアップします。

バンドの現在の状況が良く分かる、いいインタビューだと思います。

リンク http://livefrommusiccity.wordpress.com/2013/02/11/live-from-music-city-with-scott-rockenfield-of-queensryche/


Dave(以下 Dと略)今日のゲストはQRのドラマー、スコット・ロッケンフィールドです。インタビューは今回で2度目ですね。楽しみにしています。スコット、今日はこうしてお話していただいてありがとうございます。

Scott(以下 Sと略)やあ、また話が出来てうれしいよ。2013年はいい年になるよ、本当に。すべて順調に進んでいるしね。

D:一年前にお話した時から、QRを取り巻く状況はかなり変わりましたよね。こうしてまたツアーが計画されていて、3月12日には、ここナッシュビルにも来るので、ファンが何を期待していいかもお聞きしたいし、他にもQR以外に手がけているあなたのサイドビジネスなどのこともお伺いしようと思っています。

さて、まずはQRのことからお聞きしましょう。さきほども少し話していたのですが、現在またバンドとしての活気が戻ってきたというか、ライブの動画などを見ていると、この新しいラインナップになってから、バンドが生き返ったという感じがするのですが、いかかでしょう?

S:いいコメントだと思うよ。そうだね、この一年はいろいろなことがあったけれど、バンドしての活気が戻ってきたのというのは確かだね。こういう状況の中で、僕達は楽しんでショウをしているし、これからもっとツアーに出るし、今年の予定は順調に進んでいる。ショウは素晴らしい反応をファンから受けていて、うれしい限りだよね。本当にファンからの弛まないサポートにはありがたく思っているよ。バンドとしての状況が変わったことに対しての対応や、新しいボーカルのトッドを快く受け入れてくれていることなんかは本当に素晴らしい限りだよ。そういう前向きな反応が僕たちの新作にも反映されていて、とてもエキサイティングな作品に仕上がりつつあるんだ。今まさにレコーディングの真っ最中で、ここ数ヶ月、あちこちのスタジオを飛び回っているんだけど、春には出せたらと思っているんだ。プロデューサーがあのジンボなんだよ。” Mindcrime” “Empire” “Promised Land”といったバンドの歴史的な作品を手がけたジェームス・バートンなんだ。本当に現在のところ、一切不満はないよ。本当にエキサイティングだし、ファンの皆もたのしみにしていてくれるんだ。だからこのまま続けていくのみだよ、ほんと。

D:こうしていろいろな事がバンド分裂に伴って起こったにも関わらず、あなた方は、とてもプロフェッショナルに応対し、ああだこうだと相手の言うことに対して言い返したりせず、ひたすら現在と未来の音楽に焦点を当てて進んでいったというのは、素晴らしいことだと思いました。ファンの反応もそうですけど、バンドの対応の仕方が私はとてもプロだと思ったんですよ。

S:ありがとう。本当にファンのサポートはありがたいと思っているよ。でもね、詰まるところは、QRとして音楽を作り続け、世界中を回ってショウをし続けるっていうのが、今までも、そしてこれからも僕たちがやっていきたいことだからね。ファンからのサポートはうれしいし、こうしていろんな事が起こっていて、とても忙しいけれど、心配してる暇なんてないよ。ただ前進するのみだからね。

D:ほんとうにそうですよね。さて、来月、ここナッシュビルでショウがありますが、ファンはそのショウでどんなことを期待できるか、良かったらお話していただけますか?

S:うん、素晴らしいロックショウになることは間違いないよ。ここ6ヶ月の間やってきたことは、今まで焦点を当てることの出来なかった古い曲をまた訪れなおすことだったんだ。新鮮だし、やっていて楽しいよ。それにファンも喜んでいると思う。EPからエンパイアまでの古い曲の数々をやってるからね。長いことやっていなかった曲や今まで一度もライブでプレイしなかった曲なんかを演奏してるよ。言ったように新鮮だし、僕らにしたらロックが戻ってきた!!って感じかな。僕たちのルーツはハードロック、メタルだったわけだからね。楽しいよ。昔の曲をまた覚えなおすのって(笑)長いことやってなかったから、新鮮で緊張感があっていいよ。深く掘り起こさないといけないし(笑)でもそうすることによって、自分たちがなぜそういった曲をやっていたのか、どうしてこういうことがやりたかったのかが改めて見えてくるんだ。若返るよね(笑)

D:そうですね(笑)あなたは例の鎖のついたドラムキットを復活させるのでしょうか?

S:あははは。いい質問だね!うん、実は鎖がね、僕のホームスタジオの床に転がってるよ(笑)実はいまデザインをしてるところで、まあそのうち出来るよ。うん。でも今からネタばらしちゃうとショウに来てからのお楽しみがなくなるから(笑)

D:確かに(笑)さて、今日FBでこのインタビューのことをポストしていたら、ドラマーからたくさん質問が来たのですが、その中から一つお聞きしますけど、長年の間、他にも多数のドラマーがいるこの音楽ビジネスの世界で、どのようにして自分の音楽を築き上げてきたのでしょうか。

S:僕はいろんな音楽から影響を受けてきたけど、あえて言うなら、僕はミュージカル的な要素の強いドラマーに惹かれてきたという感じかな。僕はラッシュの大ファンで、ニールの作品からはいつもインスピレーションを触発されたよ。そういう系統からまた広がっていって、アレックス・バン・ヘイレンとかアレン・ホワイト(イエス)とかもファンだった。違ったアプローチの仕方をしていたしね。バンドのケミストリーという点も大事だからね。僕はただ後ろに座って支えているだけの奴にはなりたくなかったから。僕にとっては、音楽を押し広げて作品のよさを引き出すということが大事なんだ。穴を出来るだけ埋めて、良い作品に仕上げるということなんだ。僕はそういうやり方が好きだったから、今手がけているような映画音楽のオーケストラとかにつながっがのかもしれない。昔はドラムのオーケストラを作っていたという感じだったのかな。そういうのが好きだったんだ。

D:マインドクライムは今でも歴史に残る作品で、プログレッシブな要素を継承した作品だと思うのですが、メインストリームなプログレバンド、ラッシュやイエスのようなバンドと違ってMTV世代のプログレ要素を含んだバンドという点で、プログレの伝統を引き継いだというような感じがします。この作品でのあなたのドラミングはおっしゃったように、ただ後ろに座って叩いているのではなく、各曲それぞれの大事な一部ですからね。その点で、音楽学校などから出てきたミュージシャンに少しも引けをとらないところがすごいと思いました

S:うん、ありがとう。これって僕がこうしてバンドの一部として、ケミストリーを大切にして出来る限り貢献しようと勤めていることの現われだと思うんだ。昔はみんなそうだったよ。マインドクライムは大きなプロジェクトで、よく練られた作品だった。皆一生懸命自分の限界にチャレンジし続けたというか。ミュージカル的な要素もあるしね。作品を創造するのが上手くても、それをいかに上手く曲として表現するかというのは別次元のことだからね。僕らがファンだったバンドはその二つが上手く出来るバンドだった。ただバックとして叩いているだけじゃなくて、集中してやらないとプレイできないからね。今でも本当にちゃんと集中しないとプレイできないよ。幸い僕は曲の構成を把握してるからできるけどね。でもなかなか難しいパートが随所随所に投げ込まれてるからね、あの作品は(笑)

D:マインドクライムは、コンセプトアルバムの中でも3本の指に入るトップ作品だと思うのですが、あなたの中では他にどのアルバムがトップに入りますか?

S:僕らの作品だけじゃなくて?だよね?たくさんあるけど、ラッシュの2112は大好きだな。Hemispheresもね。後ピンクフロイドの大ファンだよ。ほとんどの作品がコンセプトアルバムといえるだろうけど、The Wallは最高だよね。The Dark side of the Moonも。彼らからは影響を受けたよ。どういう風に音を作っていくのか、広げていくのか創造性という面でも本当に勉強になった。ニールの技術性の高さにもね。多大な影響を受けたよ。

D:たくさんのミュージシャンから影響を受けたと思うのですが、どのようなアプローチで学びましたか?曲を解体して部分部分で検証しましたか?それとも流れを聞いて、どうしてここにこういう物が入っているのかとか全体から見た曲の構造を分析しましたか?

S:うん、そうだね、どちらも当てはまると思うよ。情報として教えておくけど、僕は一度もドラムレッスンって受けたことがないんだ。12歳からプレイし始めたんだけど、ドラムに興味を持ったから、クリスマスに安いドラムキットを買ってもらったんだ。部屋に座ってヘッドフォーンで好きなバンドの曲を聴きながら勉強し始めたんだ。何でこういう風な曲になっていてるのか、どうやっているのかをね。スポンジのように吸収していったよ、当時は。学校から帰ってきて、何時間もそうやって練習し続けた。ヘッドフォーンつけて、ロックスターになったつもりでプレイし続けたんだよ。そうこうしてるうちに、曲の構成とか、どうしてこういう音になっているのかとか、分かり始めたんだよね。84年にアルバム、Warningのレコーディングで、僕達はロンドンでアパートを借りて数ヶ月過ごしたんだけど、僕のトラッキングは30日くらいで終わっちゃったんだよね。だから僕には2ヶ月も空いた時間が出来たんだ。で、アパートの床にヘッドフォンして座り込んで、イエスのと90125を聞いて、カーペットを叩きながら、全部の曲をマスターしたんだ。1ヶ月くらいかかって習得したよ。言いたいのはね、僕にとって大事なのは耳なんだよ。耳から吸収して、学ばなければならないことを習得していったんだよね。

D:そうですか。では、ここで1曲かけたいと思うのですが、The lady wore Blackについてはどんなことが言えますか?

S:この曲はバンド皆で揃って書いた始めての曲のひとつで、EPの頃だよね。バンドのケミストリーもあったしエキサイティングだった。クリス(デ・ガーモ)がアイデアを持ってきて、皆で座っていじくりながら仕上げていったんだよ。彼がアイデアを見せてくれた時に、どうしたらいいかすぐしっくりきて分かったんだ。素晴らしいよね。今でもファンからの支持も多いいい曲だと思うよ。

D:本当にそうですね。(曲が演奏される)

さて、ミュージシャンとして、あなたはもちろんこうしてQRを続けているのですが、他にも映画音楽やゲームのサントラなどいろいろ手がけていますよね。どのような経緯でこうしたことを始めるようになったのですか?

S:あはは、ほんと今思えば、何考えてたんだ?こんなにたくさんのことに手を出して!って感じなんだけどさ(笑)僕のやってることは、まるで“ロッケンフィールド・エンパイア(帝国)”みたいだろ?(笑)毎日僕の人生を作りあげているのさ。うん、いいことだと思ってるよ。僕は出来る限り多くのことをやりたいからね。僕は常にいろんなことを同時進行するタイプなんだよね。QRは機械みたいなもので、30年以上も続いてきて、いまだに衰えずに進み続けてる。僕はQRに何を期待して、どう進めていけばいいのか把握しているし、上手く運んでいっていると思う。だから他のことをいろいろやる時間もあるんだ。映画やゲームの音楽を書くのは楽しいし好きなんだよね。ずっとファンだったからね。84年にマイケル・ケイメンとWarningで一緒に仕事をした時に、彼がオーケストラの部分をやってくれて、友達になって、以来お互い連絡をし続けていたんだ。彼は年々仕事を広げていって、ビッグになっていって、僕も一緒にいくつかの仕事をしたんだ。彼は僕の偉大なインスピレーションとなり、映画音楽にものすごく興味を持つようになったんだ。僕は映画音楽が好きで今日も何枚も聞いたよ。幸運にもこうして仕事を依頼されるようになって、Call of Duty Black Opsとか他の映画音楽とかいろいろ手がけたんだ。今も今年の8月に出る予定のマット・デーモン主演の映画音楽に取り掛かってるところだよ。僕にとって、新たな音楽の道なんだ。結局は僕はミュージシャンで、それしか知らない。だから僕のすることは自然と音楽に関わるものになる。機材とかもね。ロッケンラップという僕のドラム装飾の会社があるんだけど、ドラムキットのデザインとか、カスタムメイドをたくさんしてるうちに、話が持ちこまれてきて始まった会社なんだ。ハリウッドループは僕のサウンドエフェクトの会社なんだけど、映画音楽のサウンドエフェクトの会社でハリウッドが主なんだけど、やっていて楽しいし、収入にもなるしね。いわばミニ・エンパイアみたいなもんだ(笑)

昨日もね、地元シアトルである企業家と会合だったんだけど、アップルで働いてる人で、彼と僕とで新たな会社を始めることにしたんだよ。まあいろいろやってるけどいいことだと思うよ、音楽は僕の趣味だし、まあ大きくなりすぎた趣味なんだけど(笑)、楽しんでやってるから。映画音楽も今2本オファーが来てて、近々、ロンドンで取り掛かることになると思うんだけど。まあこうして穴を埋めて仕事がぎっしりなんだ。それに加えて、オフでは僕には妻と子供がいるからね。(笑)



以下パート2へ続く。

コメント(2)

西やんさん、貴重なインタビューの翻訳ありがとうございます。
スコット、ほんま素晴らしいなあ。後半も楽しみにしてます^ ^
>>[1]

どういたしまして。読んでいただいてありがとうございます。
スコット、本当に前向きでいいですよね。新譜、楽しみにしてます。
パート2、今作業中ですので、いましばらくお待ちくださいませ。

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