S:僕らの作品だけじゃなくて?だよね?たくさんあるけど、ラッシュの2112は大好きだな。Hemispheresもね。後ピンクフロイドの大ファンだよ。ほとんどの作品がコンセプトアルバムといえるだろうけど、The Wallは最高だよね。The Dark side of the Moonも。彼らからは影響を受けたよ。どういう風に音を作っていくのか、広げていくのか創造性という面でも本当に勉強になった。ニールの技術性の高さにもね。多大な影響を受けたよ。
S:あはは、ほんと今思えば、何考えてたんだ?こんなにたくさんのことに手を出して!って感じなんだけどさ(笑)僕のやってることは、まるで“ロッケンフィールド・エンパイア(帝国)”みたいだろ?(笑)毎日僕の人生を作りあげているのさ。うん、いいことだと思ってるよ。僕は出来る限り多くのことをやりたいからね。僕は常にいろんなことを同時進行するタイプなんだよね。QRは機械みたいなもので、30年以上も続いてきて、いまだに衰えずに進み続けてる。僕はQRに何を期待して、どう進めていけばいいのか把握しているし、上手く運んでいっていると思う。だから他のことをいろいろやる時間もあるんだ。映画やゲームの音楽を書くのは楽しいし好きなんだよね。ずっとファンだったからね。84年にマイケル・ケイメンとWarningで一緒に仕事をした時に、彼がオーケストラの部分をやってくれて、友達になって、以来お互い連絡をし続けていたんだ。彼は年々仕事を広げていって、ビッグになっていって、僕も一緒にいくつかの仕事をしたんだ。彼は僕の偉大なインスピレーションとなり、映画音楽にものすごく興味を持つようになったんだ。僕は映画音楽が好きで今日も何枚も聞いたよ。幸運にもこうして仕事を依頼されるようになって、Call of Duty Black Opsとか他の映画音楽とかいろいろ手がけたんだ。今も今年の8月に出る予定のマット・デーモン主演の映画音楽に取り掛かってるところだよ。僕にとって、新たな音楽の道なんだ。結局は僕はミュージシャンで、それしか知らない。だから僕のすることは自然と音楽に関わるものになる。機材とかもね。ロッケンラップという僕のドラム装飾の会社があるんだけど、ドラムキットのデザインとか、カスタムメイドをたくさんしてるうちに、話が持ちこまれてきて始まった会社なんだ。ハリウッドループは僕のサウンドエフェクトの会社なんだけど、映画音楽のサウンドエフェクトの会社でハリウッドが主なんだけど、やっていて楽しいし、収入にもなるしね。いわばミニ・エンパイアみたいなもんだ(笑)