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日本企業の動きコミュの144.トヨタ、中国でハイブリッド車共同開発 現地大手2社と

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 【広州=菅原透】トヨタ自動車は中国第3位の第一汽車集団(吉林省)、同6位の広州汽車集団(広東省)とハイブリッド車(HV)を共同開発する。これまでトヨタは日本から基幹部品を輸出し、組み立てるだけにとどめてきた。今後は基幹部品や制御技術の開発・生産まで現地で手掛け、中国の「HV国産化」に協力する。出遅れていた世界最大市場で得意のHVを軸に巻き返す。

 広東省広州で21日に報道関係者向けに公開する「中国(広州)国際汽車展覧会(広州モーターショー)」で表明する。

 トヨタは第一汽車と「一汽トヨタ」、広州汽車と「広汽トヨタ」の2つの合弁会社を持つ。両社の研究開発部門と連携し、ガソリンエンジンとモーターを組み合わせて、燃費性能を高めるHV技術を共同開発する。現地の道路事情や中国の消費者が好む乗り心地に合わせた制御技術を盛り込み、中国専用のHVとする。2つの合弁会社の工場で生産、2015年に販売する。

 これまでトヨタは中国へのHV技術の流出懸念からバッテリーやモーターなど基幹部品を日本から輸出、現地の合弁会社で組み立てていた。このため「プリウス」の車両価格は20万元(約320万円)と、中国市場におけるガソリン車の普及価格帯の2倍に膨らんでおり販売低迷の原因になっていた。

 今回の提携強化によりHVの中核となる制御技術のノウハウを公開するほか、バッテリーも現地の民営電池メーカーと共同開発・生産する。上海市郊外にこのほど開設した研究開発拠点を核に合弁メーカーとの技術交流を一段と深め、安価な部品を調達し車両価格を引き下げる。

 深刻化する大気汚染やエネルギー問題を解決するため、中国政府は今年5月に20年までの新しい燃費規制を導入した。電気自動車(EV)や家庭で充電できるプラグインハイブリッド車(PHV)に補助金を付けて、20年までに500万台普及させる目標も打ち出している。

 しかし、充電施設の整備が遅れ、12年のEV、PHVの販売台数はそれぞれ1万台超、1500台程度にとどまっている。EVやHVなどエコカー分野で地場メーカーも育っていない。

 トヨタは、エコカーの普及の遅れや、自国の環境技術開発に悩む中国政府にアピールする形で現地化を推進する。これまで基幹技術の開発は社内にとどめてきたが、その方針を転換。世界最大の2000万台市場を本格開拓する。

 すでにトヨタは富士重工業やマツダといった国内勢にHV技術を供与している。他社との協業を広げることでHVシステムを量産し、車両価格の引き下げにつなげる戦略にかじを切った。環境技術の育成が課題になっている中国勢とも組むことで、HVの低コスト化を一段と進める。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD200OJ_Q3A121C1MM8000/

コメント(1)

現在のEVは、重たい充電池を運んでいるようなものだから、現実問題としてHVを重視するべきなのは明白だ。将来のEVは、道路上から非接触で電源供給を受けることができるようになるだろうから、それまではHVの活躍の場は揺るぎそうにない。

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