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日本企業の動きコミュの143.日本企業 稼ぐ力急回復 市場が評価、株高支え 日経平均1万5000円回復

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 国際的にみた日本企業の収益力が急回復している。2013年7〜9月期決算を海外のライバル企業と比較すると、鉄鋼では新日鉄住金が韓国ポスコを利益で逆転。トヨタ自動車はより強くなり、独フォルクスワーゲン(VW)との差を広げている。15日に日経平均株価が約半年ぶりに1万5000円台を回復。復活する日本企業に対して市場の評価が高まり、株高を支えている。

 製造業の復活を象徴するのは新日鉄住金だ。昨年10月の経営統合で、規模の面で韓国ポスコと並んだだけではない。それ以上に利益率を高め、営業利益は前年同期の2.7倍(合併前の旧2社の単純合計比)、832億円に急増した。ポスコの1.5倍近くで、製鉄業界では世界トップだ。

 国内需要の回復と懸命の合理化努力が、収益力の復活を支える。自動車向けは値上げも実現した。合併で合理化余地が生まれ、造船向けの厚板は韓国向けを旧住友金属工業の鹿島に、西日本向けを旧新日本製鉄の大分の製鉄所に集約した。

 一方でポスコは苦戦。需要不振と同国内の販売競争で営業利益は4割減った。日本勢の優位を時価総額も映している。

 快走を続けるのが自動車だ。トヨタは7〜9月期の営業利益が74%増の5920億円と断トツの利益を上げ、米欧のライバル勢を寄せ付けない。

 部品の共通化をはじめ、お家芸の原価改善が増益要因になった。そこに円安の追い風が吹いて一気に利益が出ている。売上高はVWと同規模だが、利益率で大きく勝る。世界に広く展開。商品力が高く、北米では「値上げも検討できる状況」(同社幹部)といい、大幅な値引きに頼る必要がないのも強さだ。

 通信では米スプリントを買収したソフトバンクが、米AT&Tの5割の規模となり、挑戦する舞台に上る。「今後2年間で1兆6000億円を投資してAT&Tに追いつく」(孫正義社長)

 粘り腰を見せたのが建機のコマツだ。営業利益が半減した米キャタピラーに対し、2%増の565億円を確保した。在庫を絞った身軽な経営を重視、鉱山機械の需要急減の影響を抑えた。

 全産業でも3月決算会社の総計で今期の純利益は6割増を見込む。「固定費を下げ、売上高が伸びれば利益が大きく出る体質になっている」(みずほ投信投資顧問の柏原延行執行役員)。利益が上振れしており、日経平均が高値を付けた5月時点に比べ、投資指標で割高感はみられない。

 もちろん、海外勢との差が大きい業界もある。日立製作所は営業利益が米ゼネラル・エレクトリック(GE)の3分の1だ。コスト構造改革を進めているが、道半ばだ。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASGD14073_V11C13A1EA2000/

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