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日本企業の動きコミュの131.韓国に再びボコボコにされるのか? 4Kテレビでも日本企業は“完敗”予想?!

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 経営再建中のパナソニック、シャープなどが「4Kテレビ」と呼ばれる高画質の次世代テレビ技術で“再起”を図ろうとしている。4Kテレビは価格を高めに設定できるため、収益改善につながると期待を寄せるが、消費者は今以上の高画質を本当に望んでいるのか。相変わらずのメーカー主導の商品戦略が現状を打開するとは思えず、韓国勢に再び完敗するとの見方も少なくない。

韓国には負けない

 「韓国メーカーに技術で負けていない」

 1月に米ラスベガスで開催された世界最大規模の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」。パナソニックの津賀一宏社長は、ソニーと共同開発したフルハイビジョンの4倍の解像度を持つ「4K」に対応した56型の有機EL(エレクトロルミネッセンス)テレビの発表会見の席上、満面の笑みでこう言い切った。

 CESでは、シャープも液晶テレビ「アクオス」の4Kテレビを披露するとともに、同16倍の解像度を誇る「8Kテレビ」を参考出展し、日本メーカーの“テレビ復権”を印象付けた。

 ある関係者は「4Kテレビは、コンテンツ(放送・ビデオ)が現状のままでは意味がない。高画質を楽しむには4K対応コンテンツが重要となる」と説明。これについては、総務省が来年7月から4Kを使った放送を始めるとの一部報道もあり、テレビの販売低迷が続く国内の家電メーカーにとって心強い後押しとなるのは間違いない。

http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/130218/wec13021809000000-n1.htm

 しかし、業界の一部からは「薄型テレビと同様に4Kテレビでも韓国勢には勝てない」(関係者)との厳しい声も聞こえてくる。

 というのも、今年のCESでは、韓国LG電子も65型と55型、サムスン電子も85型の液晶4Kテレビをそれぞれ出展し、脚光を浴びたためだ。日本勢が胸を張ることができるのは、4K対応の有機ELテレビをCESで発表したのがパナソニックとソニーのみというだけで、4Kで日本の家電メーカーが決して先行しているわけではない。

 「韓国勢が薄型テレビなどデジタル家電分野で世界を席巻したのは通貨安(ウォン安)だけが理由ではない」。前出の関係者はこう話した上で、「もちろんウォン安による低価格も大きなメリットだったが、世界中の消費者を納得させる性能、デザインがあったからこそ高い支持を得た」と解説する。

 4K放送が韓国よりも早く日本で始まり、仮にパナソニックやシャープがスタートダッシュを決めたとしても、韓国勢が日本をキャッチアップするのに時間はかからず、あっという間に追い抜いてしまう。そんな可能性は決して低くない。

再び勝負する理由

 そもそも業績不振の“元凶”であるテレビという土俵で、なぜ再び勝負するのか。パナソニック、シャープは価格下落と、テレビ用パネルへの過剰な設備投資で収益性を悪化させ、それが経営危機にまで発展した。その引き金をひいたのが、韓国勢の低価格化戦略だ。

 テレビはかつて家電メーカーの看板商品で、売り上げの大半を稼いでいた時期がある。別の関係者は「今もテレビの成功体験にとらわれている幹部がいるのだろう」と推測する。

 脱テレビこそ再生の第一歩であり、喫緊の課題は韓国勢に真似できない新たな稼ぎ頭を生み出すこと。それにもかかわらず、4Kテレビで韓国勢と真っ向勝負しようとするのは「今の経営危機が全く懲りていないのか。それとも学習能力がゼロなのか」(同)と手厳しい。

 ただ、関西の家電ウオッチャーは「パナソニックは脱テレビというよりも脱プラズマ。液晶テレビは低価格化が激しいため、今後の有力分野である有機ELテレビに照準を定め、収益の確保を狙っている」と説明する。

 また、テレビは長年にわたって家電メーカーの看板商品だっただけに、各社ともテレビに強いこだわりをもつ社員は多い。業績回復にむけ社内の方向性を1つにするためには、赤字の要因だからといって一気に切るわけにはいかない、という社内事情もある。

テレビの借りはテレビで返す?

 とはいえ、4Kとは平たく言えば「画質」の向上のことで、「地デジ化された今、どれだけの人が高画質という理由だけで買い替えるのか」(関係者)と疑問を呈す人は意外と多い。

 実際、今年のCESでパナソニックの4Kテレビを見た関西のある電機担当記者は「確かに色合いがきめ細かく、高精細という印象だった。しかし、サムスンやLGの有機ELテレビと見比べ画質の良さなど具体的な違いが正直分からなかった」と感想を漏らす。

 また、同様に米国ジャーナリストも「『米国の一般消費者にとって正直、サムスンやLGでも、パナソニックの4Kテレビでもどちらでもいいと思う。安くてデザインが良い方を購入するのは、誰の目から見ても明らか」と指摘する。

 テレビの借りはテレビで返す−。日本の家電各社はこんな心境だろう。しかし4Kが標準化する数年後には「韓国勢が低価格品を売り出し、またも世界を席巻しているのでは…」(関係者)。こんな予想がすでに大勢を占めている。

http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/130218/wec13021809000000-n4.htm

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