① 足部部分切断について正しいものはどれか。 a. 切断端部はできるだけ背側皮膚で覆われるのがよい。 答え( C ) b. ピロゴフ切断はボイド切断より望ましい断端を得る。 c. ショパール切断後、ギブス包帯で背屈位に保持する。 d. 中足骨切断では尖足変形は起こらない。 e. 内側縦(第一、第二)中足骨切断は、外側縦(第四、第五)中足骨より 歩行しやすい。
② 足部部分義足について正しいものはどれか。 a. 長時間歩行するリスフラン切断者にたいして、ロッカーバー付の 答え( A ) 下腿型義足を処方する。 b. 理髪師のショパール切断者に対して足袋式足根義足を処方する。 c. 中足骨切断者が通常の靴を履いていて支障はない。 d. ピロゴフ断端用義足にクッションヒールをつけ、健側下肢より5cm 長くする。
③ サイム切断の特徴で一つだけ間違いがある、どれか。 答え( C ) a. 断端長が長いため、正常に近い歩行能力をもつ。 b. 断端末端部の膨隆により、ソケットの懸垂が容易である。 c. 断端末で体重の負荷は不可能である。 d. 外観が不良である(女性には禁忌)。 e. 義足装着に問題がある。
④ 股義足歩行の周期について誤っているのはどれか。 答え( B ) a. 股義足における義足の振り出しの力源は腰椎の前彎の増減である。 b. 踵接地期では膝は完全に伸展し、股バンパはソケットに接触する。 c. 足底接地が完全に行われるためには踵バンパは柔らかいほうがよい。 d. 立脚期に初めて股バンドとソケットが接触する。
⑤ 股義足の適合判定で誤っているものはどれか。 答え( C ) a. 膝継ぎ手の高さはMTP+30㎜におく。 b. 股継ぎ手の位置は矢状面では、正常股関節軸より45度前下方に 取り付けられている。 c. 正常股関節軸からの垂線は、膝軸より後方にあり、膝の安定性が 保たれる。 d. 股継ぎ手中心より下ろした垂線はトウブレイクのやや後方に落ちる。
⑥ 膝継ぎ手について誤っているのはどれか。 答え( C ) a. 定摩擦膝は構造が簡単であり、耐久性も優れている。 b. 可変摩擦膝には歩速応答はない。 c. 油圧制御膝はゆっくりした歩行に適している。 d. 日本で開発されたインテリジェント義足は空圧制御である。
⑦ 大腿義足について誤っているのはどれか。 答え( E ) a. スカルパ三角に圧を加え、坐骨結節が滑り落ちるのを防ぐ。 b. 長内転筋は適合不良で痛みを生じやすい。 c. 外壁は坐骨受けより6cm程度、高くする。 d. 初期屈曲角度は5度が標準である。 e. インテリジェント膝継ぎ手は当初、油圧制御で開発された。
⑧ 下腿ソケットについて正しいのはどれか。 答え( CorE ) a. PTBソケットはバンドは使用せず、自己懸垂機能をもつ。 b. 古くからの在来式ソケットはTSB全面接触式ソケットである。 c. PTSソケットは側方安定性に優れている。 d. KBMソケットは膝蓋骨で懸垂する。 e. TSBソケットはシリコンライナーを使用することが多く、脱着が容易である。
⑨ PTB下腿義足のアライメントについて正しいのはどれか。 答え( C ) a. ソケットの中心軸と荷重線を一致させた。 b. 踏み切り期に膝の曲がりが遅れて、丘を乗り越える感じがする ので、足部を前に移動した。 c. 膝蓋腱のレベルでソケット外側の中央を通過する重垂線は、足部の 後縁とボールの2等分点に落ちるようにした。 d. 足部のトウアウトは進行線と足部の中心軸は平行になるようにした。