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映画レビューアーフォーラムコミュの【ネタバレアリ】『コドモ警察』 [2013年3月20日公開]

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●Introduction
 鈴木福、本田望結といった人気子役が終結し、大人顔負けのハードボイルド刑事を演じたドラマ「コドモ警察」が映画化された。鈴木福が演じるのは、三つ揃いのスーツを着こなし、サングラスやマシンガンもお似合いの50歳の“デカ長”こと大沼茂。舌ったらずなくせに、ドラマ「太陽にほえろ!」で石原裕次郎が演じたデカ長を思わせるニヒルな言動がポイントだ。ナベさん、イノさん、エナメル、ブルといったあだ名で呼ばれる他のコドモ刑事も、可愛らしくもカッコいい。“コドモが刑事になる”というありえない設定を大真面目に映画化した本作。多少の矛盾点などは気にせずに楽しむのが正解と言えるだろう。監督・脚本は『大洗の星はふるなり』の福田雄一。

 神奈川県警大黒署特殊捜査課のエリート刑事たちは、横浜を拠点に様々な犯罪を仲介する悪の組織レッドヴィーナスによって特殊ガスを吸わされ、全員子供になってしまう。だがレッドヴィーナス逮捕に向け、デカ長(鈴木福)をはじめとする刑事たちは本庁の命令で、コドモの姿のまま捜査を続けていた。そんな中、来日するカゾキスタン大統領の暗殺予告がレッドヴィーナスから届く。しかし、本庁は特殊捜査課は大統領警備から外してしまい、コドモ刑事たちはそれを受け入れた弱腰のデカ長に反発し捜査を放棄する。
 その頃、エナメル(相澤侑我)は、大人だった頃の恋人・絵里子(北乃きい)に再会、あの頃のトキメキに心を躍らせつつもコドモの自分に葛藤を抱えていた。そん中、プレイボーイのエナメル刑事は、昔の恋人だった絵里子に再会し、コドモになってしまった秘密を打ち明ける…。
 果たして特殊捜査課の刑事たちは、レッドヴィーナスの大統領暗殺を阻止し、彼らを逮捕できるのか。そしてコドモ刑事たちは大人に戻ることが出来るのか……。
[2013年3月20日公開]

コメント(1)

 悪の組織の放った特殊ガスによって子供にされてしまった神奈川県警特殊捜査課のメンバーたちの活躍を描いたTVドラマの劇場版。
 ポイントは、鈴木福をはじめ、子役たちがどんな演技をしているのか楽しみに劇場へ足を運びました。しかし、コドモ警察らしさを狙ってか、敢えて子供らしさを誇張した演出のため子役らはの台詞回しが滑舌が廻らず、舌ったらずなんです。
 そのため大人の俳優たちの演技レベルとのキャップを余計に感じてしまって、まるで学芸会のように見えてしまいました。
 鈴木福が一生懸命に「太陽にほえろ!」のボス役の故・石原裕次郎さんを思わせるニヒルなせりふを語るほどに、モノマネ芸人の全く似ていないモノマネ芸を見せられているようで、違和感が募ります。やっぱり、こういうぶっ飛んだ設定の筋書きのものは、徹底して、本物に似せるこだわりを持たせないと、余計に嘘くさく感じるだけです。
 小手先で、大型のマシンガンを肩に担がせたり、三つ揃いのスーツやサングラスで衣装を似せたり、はたまた恋人とグラスを傾けるシーンでは、バックに『ブランデーグラス』を流したり、必死にそれぽっさを出そうとしているのですが、所詮は小手先のこと。
 著名俳優のモノマネと子供っぽさの強調が真逆で、しっくりこなかったというのが、この作品の根本的な消化不良ポイントでしょうね。
 他には、“アラサー”の女性刑事・マイコ役の本田望結ちゃんは結構頑張って、『あぶない刑事』の浅野温子らしさを出してはいました。またおしゃれでプレーボーイのエナメル役の相澤侑我くんは、オリラジの藤森らしさに挑戦して、チャラ男ぶりを発揮してはいたのですけどね。
 加えて、警察庁のエリート刑事・間聖四郎役としてアイドルグループ「Sexy Zone」のマリウス葉も主要な役どころとして登場するのですが、はっきり言って芝居が下手。子供たちに負けないくらいの台詞の棒読みを披露してくれました。

 あと気になるのは、ベタな物語のつなぎ方。メンバー全員の日常は、大人であることが隠蔽されて、それぞれ正体を隠すため県警より委託された一家の子供として、生活を送っているのです。それはいいとして、頭脳派のスマートが過ごしている武藤の日常の描き方がかなりベタなのです。疑似の母を務めている千種は、スマートの正体を知っているのにもかかわらず、子役タレントとして売り込もうと奮闘します。でも、このストーリーで、わが子でもない刑事を、任務を妨害してまで売り込むなんてあり得ない話でしょう。
 さらに、強引にオーデションに連れたいった先には、 佐藤二朗が演じるドラマのプロデューサーが待ち構えていて、『幼獣マメシバ』風に、ナンセンスさを大爆発させるからたまったものではありませんでした(^^ゞ

 さらにストーリー展開も、突っ込みたくなるところが沢山。敢えて言えば、犯罪組織・レッドヴィーナスのボス役が、後出しジャンケンのように次から次へエンドレスのように登場してしまうのはうんざりです。
 最後に登場するボスは、絶対にあり得ない意外な人物。なんで、と突っ込みを入れようと思ったら、この意外なボスの登場も、やっぱり下っ端だったりして、これじゃあ、いつになったら特殊捜査課とレッドヴィーナスのボスの直接対決が見られるのやらわかりません。子役のファンの方以外は、なかなかお勧めしがたい作品です。今のTBSの勢いを象徴しているかのような作品でしたね(^^ゞ

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