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映画レビューアーフォーラムコミュの【ネタバレアリ】『ボクたちの交換日記』 [2013年3月23日公開]

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●Introduction
 放送作家、鈴木おさむ原作の「芸人交換日記〜イエローハーツの物語〜」を映画化。監督は、『ピーナッツ』以来、2作目となるウッチャンナンチャンの内村光良。高校時代、水泳部の仲間だった田中と甲本は、お笑い芸人を目指して、夢一杯の日々を送ってきたつもりだったが、結果の出ない毎日に、どこかで疑問を感じていた。自分たちはどう生きるべきなのか。「諦める」事は「負ける」事なのか。出演は、伊藤淳史、小出恵介、長澤まさみ、木村文乃、佐々木蔵之介ほか。内村光良は、前作でも「夢とは何か」と問いかけている。カンニング竹山ら、「夢を叶えた」芸能人らが友情出演しているところからも、本作のテーマの深さが伺える。

 雑誌『クイックジャパン』に連載されていた当時から話題を集めた放送作家の鈴木おさむによる青春小説『芸人交換日記〜イエローハーツの物語〜』(太田出版・刊)を、内村光良が「ピーナッツ」以来7年ぶりにメガホンを取り映画化。結成12年目を迎えながらもいまだに売れる気配のないお笑いコンビが、交換日記を使ってお互いの本音を出し合いなんとかして停滞した状況を変えようとする。30歳という節目のときを迎えるコンビを「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」「フィッシュストーリー」の伊藤淳史と「スイッチを押すとき」「風が強く吹いている」の小出恵介が演じるほか、「モテキ」の長澤まさみ、「間宮兄弟」の佐々木蔵之介らが出演している。

 お笑いコンビ・房総スイマーズは結成12年を迎えながらもいまだに売れる気配がない。高校卒業後にお笑いの世界を目指して走りはじめた田中(伊藤淳史)と甲本(小出恵介)も、気がつけば30歳を目前に控えていた。コンビの将来について真剣に話すことをなんとなく避けてきた二人は、もう後がない自分たちをなんとかするために、交換日記を始める。次第に真剣に互いの本音をぶつけ合う二人。再び夢に向かい始めた二人は、お笑いコンテストにすべてを賭けるが……。
[2013年3月23日公開]

コメント(1)

 同じ漫才映画としては品川ヒロシ監督の『漫才ギャング』に比べて勢いが平凡。漫才映画なのに、あまり笑わせてくれないのです。参加者もまばらな試写会場では余計に強く感じます。致命的なのは、なぜ交換日記をしなければならないのか、あまり日の必要性を感じさせてくれません。現代ならばメールで済ませるものを、なんでわざわざ交換日記につけなければならないのか。劇中の田中がノートに明確に拒否のコメントをつけるのがたいていの人の予想されるリアクションだけに、それを覆すだけの勢いのあるエピソードをぶつけて欲しかったです。
 交換日記のネタも、最初に田中が拒絶していたところだけが笑いを取っていましたが、あとは次第に日常のやり取りに変わってしまいました。

 また、コンビを解散してからの部分が、ここで終わってしまってあとは蛇足のように続いて見える点もマイナスです。人によっては、この唐突なコンビ解散が伏線となって、ラストのドンデン返しを評価する向きもあるとは思います。しかし、ラストの持っていき方が、いかにもよくあるお涙頂戴パターンになっていただけません。あの終わり方を狙うなら、映画のルックを徹底的に韓国映画のような涙腺攻撃で、これでもかというぐらい悲劇タッチにするべきでした。

 テーマの「夢とは何か」という問いかけも印象が弱いと思いました。カンニング竹山ら、「夢を叶えた」芸能人らが本人役で出演して口々に、劇中の甲本にアドバイスするものの、ネタっぽい言い回しでなにが夢を叶えることなのか、いまいちよく解りません。品川ヒロシが劇中に゜訴っえたたとえ獄中からでも『人は変われる』という強烈なテーマの発信に比べて、何とも内村監督の伝え方は、パッションがなさ過ぎました。

 ただ伊藤淳史と小出恵介の主役コンビは、息もぴったりで、本職の漫才師のお株を奪うほどでした。だから問題は、内村監督の何かを伝えようとする情熱。それは新人芸人が舞台に立ったとき、必死でネタをアピールしようとする姿に重なります。なんか内村監督は、本職の監督ではないだけに、映画に関われるだけですっかり満足しているような気がします。もっとハングリー精神で、新人芸人のようにがっつり映画に関わって欲しいものです。

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