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映画レビューアーフォーラムコミュの【ネタバレアリ】『バイオハザードV リトリビューション』[2012年9月14日公開]

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●Introduction
 日本発の大人気ゲーム「バイオハザード」、実写映画化第5弾。もちろん主演・監督は ミラ・ジョヴォヴィッチがアクション・ヒロインを務める大ヒットゲームの映画化シリーズ第5弾。ポール・W・S・アンダーソン監督とは夫婦コンビ。
 世界中を舞台にしたアンデッドとのサバイバルが繰り広げられる中、ヒロインの驚くべき過去や今まで明かされたことのない衝撃の新事実が明らかになる。1作目の特殊部隊員役のミシェル・ロドリゲスやジル・バレンタイン役のシエンナ・ギロリー、カルロスを演じたオデッド・フェールらの登場は、ファンにはうれしいところだろう。
第5作目にして再登場を果たし、前作に登場した歌手の中島美嘉がミラとバトルシーンを見せるなど、アクション、話題性共に見どころが満載だ。

 アンブレラ社の空挺部隊との戦闘で海に落ち、意識を失ったアリス。彼女が目を覚ますと、そこはアンブレラ社の要塞のような巨大施設のなかだった。現在では敵となったジルに拷問のような尋問を受けていると、エイダ・ウォンというスパイが現れた。彼女はアリスの宿敵・ウェスカーの部下だが、彼女を救いに訪れたと言う。アリスはエイダと彼女の仲間たちと共に、東京やモスクワを模した巨大施設の中を通り抜け、施設からの脱出を図る。
[2012年9月14日公開]

コメント(1)

 やっと次でファイナルを迎えることになったためか、以前登場した主要キャラを再登場させてシリーズのファンを楽しませてくれるいくつかの趣向が凝らされていました。前作でT−ウイルスによって超能力者となったアリスは、何でもあり状態で無敵すぎました。前作ラストで宿敵ウェスカーによってT−ウイルスの効果を抑止されたしまった今回は、ジルとの対決シーンなど肉弾戦が多くなり、アクションシーンではリアルティーのある闘いが表現されていて良かったと思います。
 それでも無理に連作を重ねていった結果として、突っ込みどころ満載となってしまった脚本に付き合うたびに、早く終わらせればいいのにと思うばかり。なんといってもこのシリーズは、夫婦コンビならではの問題点をはらんでいると思います。『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』の時も感じましたがアンダーソン監督は観客よりも愛妻のミラばかり見つめているのですね。彼女が歓びそうな派手な立ち回りなど、いかに愛妻を喜ばすかということに没頭して演出しているとしか思えないのです。ふたりの愛の結晶が本シリーズといっても過言ではないでしょう。
 だから、本作でも見せる裸体のシーンも、アンダーソン監督が夫として妻の肉体美を誇示しているのではないかとさえ穿ってみてしまいました。

 もう一つ大きな矛盾点として、ウェスカーの豹変ぶり。人類滅亡の危機なることぐらい予想つきそうなのに、どうにもならなくなってレッド・クイーンに反旗を翻しても時は遅すぎです。前作で生存者のジェノサイドを指揮したのがウェスカー側だとしたら、白々しく語る人類生存への危機感と矛盾してしまいます。そもそもどんなに殺しても、打ち落としても絶対に生き返るウェスカーの存在自体が本作の矛盾そのものでしょう。さらに加えて「東京」で繰り広げられた大バトルも実は箱庭の世界のなかのことであったと続編でこじつけられると、あのバトルは何だったのかと白けてしまいます。
 『バイオハザード』のファンでない限り、何でもアリアリというご都合のいい脚本は、続編を作っていく上で仕方がなかった選択なのでしょうか。まぁ、さすがに次回完結する第6作への布石はばっちりな終わり方ではありましたが(^^ゞ

 物語は、前作のラストシーンとなった巨大タンカーにとらわれていた生存者たちを救ったアリス。それに襲い掛かるアンブレラ社の空挺(くうてい)部隊から始まります。今作では、映像を逆回転させたオープニングに始まり、アリスがこれまでの経緯をナレーションで語るるという、観客への徹底したサービス精神なんですね。

 さらに続く冒頭のシーンでは、強くない“主婦”アリスを登場させ、彼女が娘を連れアンデッドの群れから逃げる場面を作ることで、ホラーとして原点回帰し、恐ろしさを増幅させたシーンを見せてくれました。このとき第1作で死んだはずの女性特殊部隊員レインも再登場します。前作では物足りなかったアンデッドたちとの死闘シーンも盛り込み、アンデッドファン(?)も満足させくれます。特にウェスカーにより派遣されたアリス救出チームと後から合流するアリスと無数のアンテッドや、ジル率いる攻撃部隊との激しい銃撃戦は見応えありました。アンテッドにも前作まで登場したボスキャラ格の強者が登場し、アリス救出チームは多数の犠牲者を出してしまいます。こちらは2作目を彷彿させるシーンでした。

 さらに、戦いの舞台は東京、ニューヨーク、モスクワなど広範囲に及ぶのも特色。各都市のディテールが精巧に再現されていました。(但し、広範囲ながら、意外と箱庭みたいにこじんまりと繋がっていたなんて…。)東京の場面では“第一感染者”として歌手の中島美嘉さんが再登場し、アリスと壮絶バトルを繰り広げるところも日本の観客なら見どころの一つですね。

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