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映画レビューアーフォーラムコミュの【ネタバレ有り】『王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件』[ 2012年5月5日公開 ]

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●Introduction
紀元689年、唐王朝の時代。皇宮のある洛陽の都では、天にも届く巨大な仏塔<通天仏>の建立が着々と進んでいた。弥勒菩薩像をかたどった<通天仏>は、則天武后の顔を模しており、それが完成する日、彼女は中国史上初の女帝の座に就く。つまり、<通天仏>は最高権力者の象徴であった。しかし、そんな記念すべき日を前に、武后の権威を脅かす不可解な殺人事件が頻発。それは突然、人体が炎を発し、真っ黒な灰と骸骨だけを残して焼き尽くされるというもの。犠牲者はすべて政権に関わる重要人物であった。その謎を解明するため、一人の男が牢獄から呼び戻された。男の名は、判事ディー・レンチェ。類まれな知性の持ち主で、武術の達人でもあるディーは、8年前、皇帝の死を機に権力を握った武后を非難して投獄されていた。

国内外で絶賛されたアクション満載のミステリー・エンターテインメント。不可解な難事件に挑む、主人公・判事ディーを演じるのは、『新少林寺』『LOVERS』など、アジアを代表するトップスター、アンディ・ラウ。また、則天武后役を『2046』『インファナル・アフェア/無間序曲』のカリーナ・ラウが怪演するほか、『1911』『バイオハザードVリトリビューション』などで国際的に活躍するリー・ビンビン、『孫文の義士団』『エレクション』のレオン・カーフェイなど、香港・中国映画界を代表する豪華キャストが顔を揃えている。監督は『男たちの挽歌』『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』シリーズなどのヒット作をプロデュースし、“香港のスピルバーグ”と称されるツイ・ハーク。さらに、香港アクションを支え続けるサモ・ハン指導による華麗なアクション・シーンが融合し、前代未聞のスペクタクル・ミステリーに仕上がっている。(作品資料より)
[ 2012年5月5日公開 ]

コメント(2)

マスコミ試写会で見ました。凄く面白い作品でした。弥勒菩薩像をかたどった巨大な<通天仏>の内部は
本物のスケールで作り上げたスタジオセットというから驚きです。人が黒煙を上げて焼死するという事件の怪奇性も興味深く、真犯人を巡って、ストーリーは二転三転します。

そして香港映画のお家芸と言えるワイヤーアクションやカンフーバトルもふんだんに。
ただ主演のアンディ・ラウの魅力は単にアクションだけではありません。『新少林寺』では、篤い仏教徒としての悟りの深さを披露しただけに、演じる判事ディーに人格者の風格を感じました。
ラストに則天武后に徳治政治を説く判事ディーの志の高さにきっと、感動されることでしょう。
マスコミ試写会で見ましたが再度お勧めするために、レビューアップし直します。
 切れのいいアクションの連続とスペクタクル感で、最後まで飽きさせない。ハリウッド顔負けの大活劇。凄く面白い作品でした。
 触れ込みは、和製シャーロック・ホームズということで、本家に負けないくらいの国家を揺るがす陰謀が、うごめき出します。
 舞台は、唐王朝の洛陽。当時、中国初の女帝則天武后の即位を控え、巨大な仏塔が完成しようとしていました。そんな折、不可解な人体発火事件が続発。武后は推理力と武芸に秀でた判事ディーを獄中から呼び寄せ、真相究明を命じたのです。

 判事ディーをアンディ・ラウが演じているくらいですから、アクションだってロバート・ダウニー・Jrに負けていません。香港映画のお家芸とも言えるワイアーアクションを交えたカンフーアクションを、判事ディーの捜査を妨害する闇の勢力と間で見せ付けてくれました。
 原作はロバート・ファン・ヒューリックの探偵小説シリーズ。火炎虫なる毒虫や化身の術などの奇想天外なギミックを満載した映像世界は、冒険、怪奇、謎解き、活劇の興趣に満ちあふれ、主要登場人物が相次いで思わぬ運命をたどる物語から目が離せない、スピーディーな展開なのです。

 さらにディーの相棒として一緒に捜査する男装の麗人は、演じているリー・ビンビンの凜々しさにも見ほれるほかありません。しかも脱いだら凄いのよとばかり、ディーとの濡れ場まで用意されているサービスぶり。本当になぜこれが全国拡大公開されないのかと文句をつけたくなるほどの充実ぶりなんです!
 これぞ最高級の娯楽映画だと断言せずにいられません。

 さらに主演の最近のアンディ・ラウの魅力にも注目して欲しいのです。
 アンディ・ラウの魅力は、単にアクションだけではないと思います。役者として、そして真摯な仏教徒とて円熟味が出てきています。最近公開された『新少林寺』でも、篤い仏教徒としての悟りの深さを披露したばかりです。
 本作の判事ディーのキャラも実に魅力的。たとえ政治犯として牢につながれても、決して権力に屈せず、筋を通そうとする信念の人なんですね。まるで杉下右京のように法と仁徳いうものが、ディーを突き動かす源泉だったのです。
 しかも所学に通じる当代唯一の博識家。則天武后に対しても全く臆せず言いたいことをズケズケ言い放つ。そんな一見変人に見えて、優秀な官吏ぶりを見せるところがディーの痛快な持ち味といっていいでしょう。ラストに則天武后に徳治政治を説く判事ディーの志の高さにきっと、感動されることことうけあいます。演じる判事ディーにアンディ・ラウの人格者としての風格をたっぷり感じました。

 また、本作の別の主役は巨大な仏塔。女帝則天武后の権勢のシンボルとして建立されようとしているこの像は、恐らく東京スカイツリーも凌ぐほどの世界最大の仏像建築といっていいほどの巨大さでした。さすがに全体像を描くときはCGが使われています。ちょっとしょぼい仕上がりはご愛嬌。
 でもそこは中国映画。弥勒菩薩像をかたどった巨大な『通天仏』の内部は、本物のスケールで作り上げたスタジオセットというから驚きです。天まで突き抜けそうな心柱をバックに、人が黒煙を上げて焼死し、その謎をディーが解いていくとき、バックの背景が実スケールの巨大セットだと否が応でもリアルティーが増してきました。

 この『通天仏』は、ラストにあっと驚くことが起こります。そのダイナミックなアクシデントには、さすが香港映画だな、考える規模がでかいと驚かされたものです。

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