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西郷隆盛(西郷吉之助)コミュの西郷隆盛が流された島で熟読し心を養った『言志四録』をともに学ぶ

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西郷隆盛を重用した薩摩藩主、島津斉彬が急逝すると、後を継いだ久光は西郷を退けて三度、島流しの刑に処した。
沖永良部島の二坪の牢居で西郷は、持参した佐藤一斎の『言志四録』を舐めるように読んだ。そしてその全1,133条のうち、特に西郷の心を打った101条に印をつけた。
それが後世の私たちへのかけがえのない贈り物となった『南洲手抄言志録』だ。

皆さんとともに学ばせていただけたら幸いです。

コメント(4)

『言志四録』とは佐藤一斎が著した『言志録』『言志後録』『言志晩録』『言志耋録』のことで、西郷は流刑の島でこれらを熟読し、そこに著された全1,133条の文章のうち、特に西郷の心を打った101条に印をつけ、それが今や後世の私たちの受け取る所になっている。

『言志録』第3条
「およそ事をなすには、すべからく天につかうるの心あるを要すべし。
人に示すの念あるを要せず。」

今日の日本の教育には失われてしまっている大切な養生が、大西郷を作る上でいくつもいくつも役立っていることを私たちはここに見出す。
日本がかつて生み出した人間教育の珠玉がここにある。
『言志録』第5条
「〈憤〉の一字はこれ進学の機関なり。
舜、何人ぞや、われ何人ぞやとは、まさにこれ憤なり。」

孔子の高弟の顔淵は「あの聖人の舜だって私と変わらない同じ人間ではないか!」と言って、大いに学ぶことに発憤したという。
憤こそが大事なのだ。
憤こそが学びの心を前進させ、人間を作る。
『言志録』第5条
「士は独立自信を貴ぶ。
熱により、炎につくの念、起こすべからず。」

立派な人士というものは独り立って自信を持つということを尊重する。
世間の人々が熱中しているからとか、みんなが燃え上がっているからという理由だけで安易に自分まで同じようにそれに従うのは間違いだ。
『言志録』第3条
およそ事をなすには、すべからく天につかうるの心あるを要すべし。人に示すの念あるを要せず。

およそ何かをしようとする時には、どんな時でも天につかえるという気持ちですることが大切なのだ。他人に見せてやろう、見せびらかそうという思いは不要だ。


心の錬成こそ大事だ。1度や3度、島流しに会うような逆境におちいっても、そこで心がくちるか、それともそれを自らの心をより輝かせるための好機ととらえるかで、人間は分かれ道に立つ。
しかしそのような心の錬成にはそれを導いてくれる光をたぐり寄せなければならない。この世にはそんな暗闇を照らし、迷える者の手を引いてやろうという先人の愛情が数々残されている。

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