あれはたしか1998年フランス大会の年であった。当時わりと大きな書店で働いていた私は(おそらく従業員の中で私より洋楽に詳しい人が居ないからという理由で)書店内のCD売り場で扱う輸入盤CDやレコードの仕入れを任されていた。職場に私より詳しい人が居ないというのは恐ろしいことで、つまり、私は売れる見込みの無さそうなCDも平気でどんどん仕入れて店頭に並べていたということである。例えばその時期でいうとワールドカップに出場するイングランド代表チームの公式応援曲(たしかイアン・マカロックとスパイス・ガールズが歌っていた)の(もちろんイギリス盤の)CDシングルや、同じくスコットランド代表チームを応援する曲(たしか『Don't Come Home Too Soon』というタイトルだった気がする)のCDシングルなども店頭に並べていた。