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どんよりした曇り空でもコミュの26/11/23(月祝)@ネオンホール / 花田裕之(※私はベースを弾きます)

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木之俣ククルのスーサイド・コラム

「キャッチャー・イン・ザ・ライ」

1ヶ月ぐらい前に、ライブの予定が入ってなかった週末、ある高校の文化祭でステージ音響の仕事があるというのでそれを3日ばかり手伝って来た。私は権堂のカルトや吉祥寺のオンゴーイングなどに簡易な音響設備を持ち込んで自分でもライブを企画することがあるし、まあ勉強も兼ねて、プロの現場に紛れ込んでノウハウを吸収してやろうというわけである。

ステージの出し物はダンスとかいろいろあったけどやはり軽音部のバンド演奏がメインで、出演するバンドの数も異様に多い。バンドブームなのか。男女比はほぼ5:5か女子が少し多めだろうか。リハーサルをやりながら各バンドのメンバー構成や音の傾向を頭に入れて、本番ではステージの転換をスムーズに済ませるのが私の役目だ。嵐のようなタイムテーブルの中で、ケーブルのねじれは断線の原因になるからまっすぐに直した方がいいよ、などと話をするうちに3日間で彼らとの間にちょっとした信頼関係を築くことができた。最終日に、トリを務めるバンドのボーカルの彼が、ステージの脇で出番を待ちながら「カポをつけると5,6弦のチューニングが狂うんですけど、どうしたらいいですか」などと私に言う。もちろんギターのオクターブ調整をする時間はない。私が「曲の始まる前に、いったん他のメンバーにMCでつないでもらって、その時間をうまくチューニングに使うといいよ」と話したら、実際に彼らは本番のステージでそのようにしていた。彼らはとても理解が早いし、彼らがそうやってものごとを吸収して成長するスピードにも驚かされた。

文化祭が終わってからも私はしばらくボーッとしていた。なんというか、ずっと前から自分がその仕事をやっていたみたいな気持ちだったし、自分が居るべき場所をようやく見つけたような気がしたので。

実際、私はこれを仕事にしたいとしばらく考えてみたのだが、考えてみると基本的にこういうイベントは土日だし、そうなってくると自分のライブを平日限定にして活動するか、あるいは木之俣ククルとしての音楽活動を休止せざるを得ない。いやはや。

ようするに私のやりたいことと言ったらライ麦畑におけるキャッチャー、ただの阿呆なのだろうと思う。高校の文化祭でステージがうまく行くように彼らを見守るなんて、まるでライ麦畑で遊んでいる子供たちを、崖から落ちることがないように見張って居たいと言っているようなものじゃないか。私が知る限りそんな職業は世の中に存在しないし、そんな話をしたらみんな私をバカだと思うだろう。いや実際にバカなんだ。年だけとって存在しない仕事にあこがれるなんてまったくイヤになる。

ネオンホールが今でもそういう、ライ麦畑みたいな場所だったらどんなに素敵だろうと思う。実際にはどういうわけだかそうではなくなってしまったけど、「地名として」かつての名残が存在するその場所へ機会があれば出かけて行って、私は年に数回なんとも言えない気分になることにする。

私は未だに自分がそこから居なくなるべき理由を理解できずに居る。
だけど、ライ麦畑のことを考えるなんてもう辞めにした方が良いんだろう。


RESPECTABLE HANADA ‘26
〜a tribute to Hiroyuki Hanada
Day2
2026年11月23日(月祝)
長野:NEONHALL

17:00 open / 17:30 start
前売 4500円 / 当日 5000円

出演
花田裕之 with NEON OLD BOYZ:
花田裕之(vo,g)/TERRY(g)/木之俣ククル a.k.a. The End(b)/井地俊介(ds)

Double Brothers Band featuring 花田裕之

【ご予約】
下記予約フォームよりご予約ください。
◯◯
長野市大字鶴賀権堂町2344
https://neonhall.com/

QQL・K

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