どんよりした曇り空でもコミュの24/09/29(日)＠喫茶si ra fu w/正垣祐樹(大阪)、Kamippa(紙芝居)

『ホーリー・グレイル part.2』
～ Watching The River Flow、ゆく河の流れは絶えずして～

・2024/9/29(日)@喫茶Si ra fu
・開場 13:30 / 開演 14:00
・ご予約 2,000円 / 当日 2,500円（＋1ドリンクオーダー）
　連絡先 080-1075-2863（鴨林）

(出演)
・正垣祐樹(from 大阪)
・木之俣ククル a.k.a. The End
・Kamippa(紙芝居)

～　木之俣ククルのスーサイド・コラム　～

「聖杯（ホーリー・グレイル）」

歴史上、奇跡にまつわる聖杯伝説は世界にいくつも存在する。その器の価値や権利をめぐって、人は争うことすら辞さないが、考えてみたら、その器に価値を与えたものが特別な出来事（奇跡）である以上、器の価値が特別な出来事（奇跡）のそれを上回ることはない。ないはずである。

ただし、その聖なる道具を用いることで、誰でも奇跡を起こせるならば話は別である。例えば、現在大谷翔平さんの使用しているバットを使えば誰でもホームランを打てるという事実が発覚した場合、バットの価値は大谷翔平さんご自身をも上回るのかもしれない。という話である。

それって、いかがなものだろうか。

私はかつて、ある集団に属してしたことがある。私も目撃した何度かの特別な出来事（奇跡）を経て、やがてその集団は大きくなり、ある象徴的な道具（器）の扱いをめぐって意見は様々に分かれるようになった。気がついた時には私は切り離されたロケットの一部のように空中に放り出され、集団の一部ではなくなっていた。

まあ、そういうものなのだろう。「属していた」というのは単なる私の個人的な思い込みで、実際にはそんな事実はなかった、という可能性も大いにあるのだから。

彼らの行為の妥当性はともかく、そのおかげもあって、私は数年間荒野をさまよいながら、聖なる道具の存在とは無関係に、ある一定の条件のもとで何か特別な出来事（奇跡）が起きる法則性を理解した。くれぐれも皆さんに勘違いしないで欲しいのは、私が魔法を使えるようになったということではなく、どちらかと言えば天気予報のコツが掴めたというニュアンスに近い話である。もしこの罰当たりな考えが正しければ、例の集団が何らかの目的で保存しようと躍起になっている道具（器）は、もはやコレクターズ・アイテムとしての古いコーラ瓶ほどの価値しか持たないことになる。アーメン。

空っぽの古いコーラ瓶を所有して心が満たされる人も居れば、いまだ名前のない河の流れを見つめて心を踊らせる人も居るという。

何に価値を見いだすのか、それは人それぞれであり、それが世界をユニークなものたらしめているようだ。

やれやれ、である。

（このコラムはフィクションです。）

The End / QQL・K

コメント(4)

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[1] mixiユーザー 09月05日 20:05

kamippaながはり先生にフライヤー描いていただきました。

スゲー！

[2] mixiユーザー 09月20日 21:41

この日はククル・サウンド・システムを持ち込んで私が音響もやります。

ちなみに定員15人だそうです。

とりあえず予約しとけ！

The End / QQL・K

[3] mixiユーザー 09月26日 08:25

私はホーリー・グレイルを探し求めて
旅を続けています。

旅をしながら気がついたのは、

探し求める宝物が、
人により異なるという事実です。

異なる道を行くことになっても
私たちはそれぞれのホーリー・グレイルを
追い求めるべきなのでしょう。

いつまでも一緒に居られないからこそ、
そのときの仲間って大切だと思いますけど。

The End / QQL・K

[4] mixiユーザー 09月30日 01:17

ありがとうございました！

福島県からアリアハンに戻ってもHPが回復しないという謎のバグが発生したまま、二日間暴走しました。

寝ます。

The End /QQL・K

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